新総合体育館 候補地は“本港区エリア”

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鹿児島 2021.11.26 19:40
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 県の新たな総合体育館を巡りようやく大きな一歩だ。26日、県の検討委員会が開かれ、候補地についてドルフィンポート跡地と住吉町15番街区を一体とした本港区エリアに絞るとの結論が出された。
 検討委員会では前回までに挙げられた5つの候補地から1か所に絞るべく意見が交わされた。5つの候補地はドルフィンポート跡地や住吉町15番街区、鴨池ニュータウン9・10号街区などいずれも鹿児島市内。
 委員会では、「アスリートファースト」「経済波及効果・収益性」「安心・安全」「実現可能性」の4つの観点で各候補地の評価が示された。最も評価が高かったのはドルフィンポート跡地。鹿児島中央駅や港からの交通利便性が高く、周辺に宿泊・商業施設が多く経済波及効果が高い点が評価された。
 これに対し委員からは様々な意見が。3時間近い議論の末、ドルフィンポート跡地と住吉町15番街区の2つの候補地を一体として考え、具体的に建てる場所は今後検討するという結論に至った。
 本港区エリアに総合体育館が作られる場合の経済効果について九州経済研究所の福留一郎氏は「ロケーションが非常にいい所なのでここに出来れば観光の1つの起爆剤になる」という。本港区エリアにはかつて商業施設などの大規模な集客施設を作る構想もあったが、「そうなると周辺の天文館地区に同じような形態の事業者もいるのでそことのバッティング、競合も心配された。今回はいわゆる総合体育館というスポーツ施設なので、機能のすみわけが出来るので他の近隣地区との相乗効果が発揮できて非常にいいと思う」と述べた。また鹿児島市が検討する本港区への市電の延伸計画も回遊性を高める鍵になると話した。
 総合体育館と気になるサッカースタジアムの行方。今後の本港区エリアについて担当記者が解説する。

エリアニュース

鹿児島市“観光に特化”独自のアプリ

国内で2例目のオミクロン株への感染者が見つかる中、1日から新型コロナワクチンの3回目の接種が始まった。そうした中、鹿児島市は観光に特化した独自のアプリをつくった。どんな狙いがあるのだろうか?  2日に開かれた鹿児島市の下鶴市長の定例会見。下鶴市長は年末年始を前に改めて、感染対策の徹底を呼びかけた。2日まで11日連続で新たな感染者が確認されていない県内。県も会食の人数の制限を撤廃するなど少しずつ経済を回す方向に力を入れている。下鶴市長は「みなさんの協力のおかげで感染状況は落ち着いている。ただ一方で感染状況によっては見直しも当然視野に入っている。その時々の感染状況、ステージに合わせた消費喚起策を行っていきたい」と話した。  鹿児島市が配信を始めた鹿児島市の公式観光アプリ「わくわく」。桜島や錦江湾エリアの観光情報、加盟店のお得な情報を発信している。利用者がどの場所を訪ね、どんなサービスを利用したかといった情報を蓄積し今後の施策に活用するという。観光アプリわくわくの先着3000人の利用者には加盟店舗で使える500円相当のクーポンが付与される。  また、鹿児島市は今月1日から鹿児島市内の宿泊施設で割引を受けられるクーポンの販売「まってるし鹿児島市」宿泊キャンペーンも始めている。

2021.12.02 20:23

新総合体育館 知事”大きな前進”

県の新たな総合体育館を巡り、検討委員会が鹿児島市の本港区エリアに候補地を絞ったことについて塩田知事は「大きな前進」との見解を示した。  県の新たな総合体育館の候補地を巡り、先月の検討委員会では5つの候補地のうち、ドルフィンポート跡地と住吉町15番街区を一体とした本港区エリアで検討を進めるとの結論が出された。  2日の県議会でそのことについて問われた塩田知事は「長年の課題である新たな総合体育館の整備について、一定の方向性をお示しいただいことは大きな前進であると受け止めている」と述べ、「最終的には現地を見た上で判断していきたい」と話した。  一方、気になるのは鹿児島市が掲げるサッカースタジアムの建設場所。候補地3か所の内、2つが総合体育館の候補地と重なった。   サッカースタジアムと総合体育館が同じエリアに並び立つ可能性について鹿児島市の下鶴市長は2日の会見で「県の施設規模による話だと思うが、本市も本港区エリアの3候補地を掲げているので県の方でこれから検討が進むと思うが、その可能性も含めて協議を進めてまいりたい」と述べた。  下鶴市長は「知事と市長、県と市の幹部を交えた場でも情報を交換している」などと話し、県と市がこの問題について緊密に連携していることを強調した。

2021.12.02 20:18

肥薩おれんじ鉄道 列車にはねられ高齢男性が死亡

薩摩川内市の肥薩おれんじ鉄道で2日昼過ぎ、線路を横断していた男性(73)が列車にはねられ死亡した。  事故があったのは、肥薩おれんじ鉄道の薩摩高城駅と草道駅の間の網津踏切から、約100m離れた線路内だ。  警察によると、2日午後0時45分ごろ、線路を歩いて横断していた川畑司さん(73)が、川内発八代行きの列車にはねられた。  川畑さんは、その場で死亡が確認された。  列車には、乗客と乗員計45人が乗っていたがケガはなかった。  運転士は「50mくらい手前で気づきブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているという。  現場は踏切ではなく、周辺の住民がよく線路を横断していた場所で「通行危険」の看板が出されていた。  川畑さんもよく通っていたということで、警察は買い物帰りだったとみて事故の原因を調べている。  この影響で、肥薩おれんじ鉄道では最大80分の遅れが発生するなど約130人に影響が出た。

2021.12.02 20:17