首長竜研究の第一人者として知られる佐藤たまき・東京学芸大学准教授の講演会が11月28日、福井県勝山市の福井県立恐竜博物館であった。首長竜など絶滅した海生爬虫類(はちゅうるい)の特徴や、自身の研究などについて来場者に分かりやすく説明した。
同館で開催中の特別展「海竜~恐竜時代の海の猛者たち~」の関連イベントで、「海生爬虫類の世界」をテーマに講演した。
佐藤准教授は、首長竜について「首の長さが全長の半分以上あった種もいる。一方で首が短いのもいた」などと説明。1968年に発見された首長竜「フタバスズキリュウ」の研究に携わり、38年後の2006年に新属新種と解明したことも紹介した。
また、恐竜と首長竜では、尾の腹側にある骨の形状が異なることなどを説明した。その違いから、北海道で見つかり首長竜と思われていた化石が、恐竜である可能性を指摘したエピソードを披露。その後、化石は「カムイサウルス」という新種の草食恐竜と認定され「恐竜を見つけるのにも(知識が)役に立った」と話した。