>>   >> 

川崎市障害者施設の死亡事故 職員の添い寝は「不適切な身体拘束」

制作: tvk報道部

2016年、川崎市の障害者支援施設で9歳の男の子が就寝中に死亡した事故について、市の児童福祉審議会が事故当時の職員による添い寝は「不適切な身体拘束だった」と判断しました。

この事故は2016年12月、川崎市中原区にある障害者支援施設「市中央療育センター」に短期入所中だった当時9歳の清水正和くんが布団の中で意識不明の状態で見つかりその後死亡したものです。

市は、去年7月に有識者会議を設置し施設の対応などを検討、ことし3月には遺族側から職員が正和くんを布団ごと背後から抱え込む形で寝ていたなどの資料が提出され、それらが虐待にあたるかを市の児童福祉審議会に確認していました。

7月から開かれていた審議会では、職員が行っていた添い寝を「不適切な身体拘束で、児童福祉法上の身体的虐待にあたる」と判断し、11月29日に有識者会議へ口頭報告を行いました。

審議会は12月20日の有識者会議に正式な報告書を提出する予定で、有識者会議は今回の報告もふまえ今年度中をめどに、再発防止に向けた報告書をまとめていくということです。

最新の動画

原文