高級牛肉。
何やら英語クラスだか、A5クラスと言う
ランクのお肉があります。
この牛肉は
サシが多く、その脂は甘みがあり
肉も柔らかく最高のお肉です。
こんな質問があると思います。
「どこで、そのA5クラスのお肉を食べたんですか?」
え・・・と・・・あ・・の・・・・
実は食べたことがありません。
でも、A5クラスの牛肉が美味しいという
お話はすることは出来ます。
しかし、その話は「聞いたことがある」
と言う所までです。
この牛肉の話でご理解いただけた通り、
心の剣についても同じような事が言えます。
例えば
「術や技の先にあるもの」
と言う話を出した際に、
「じゃあ、その「先にあるもの」を見せて下さい。」
これを見せられなければ、噂話でしかないという事です。
噂話で稽古を続けていくと、
これらを「探してみる(try)」が心の剣の目的となります。
これでは
「難しい言葉を言ったり/聞いたりして、
悦に入る自分。」
止まりとなります。
では、これを本当の事にするには?
1度でも良いからA5クラスの牛肉を食し、
それを体験/経験する以外に手はありません。
いくらA5クラスの牛肉に関する知識を以って、
膨大な資料を手にしても、食べた経験が無ければ
それは
「らしい」
と言う以上の意味を成すことはありません。
らしい…で止まるか
「そうだった。」
と言う経験を得るか。(冷暖自知)
これは本人の心に聞いて判断するのが良いでしょう。