未来を描け。そして、走ろう。
成功をイメージして戦略を逆算する。
だから、ブレることはない。
何かを成し遂げるには、実現したい未来をイメージしながら、そこに向かってどう歩んでいくかを逆算しなければなりません。
スポーツであれ、政治であれ、ビジネスであれ、どんな分野の成功者も、必ずゴールを描きながらそのためのロードマップを用意し、マイルストーンを刻みながら歩みを進めることで成功を手にしてきました。
私自身、29歳で当社を起業したときも、目指すべきゴールは明確にあり、成功を確信していました。立ち上げ当初2年間こそ赤字続きで、周囲は誰一人成功すると思っていなかったようでしたが、私と仲間だけは必ず成功すると自信を持っていました。そこに迷いはありませんでした。
根拠は、サービスを比較検討するための流通はユーザーにとって絶対的なベネフィットをもたらすものであるにもかかわらず、未だ存在していなかったから。このサービス流通の仕組みを、インターネットを利用してサブスクリプション型のモデルで実現すれば、必ずユーザーとサービス供給者の両方から支持されることは自明の理でした。
現在、当社のユーザー数は約750万人ですが、中長期的に3000万人に達するとみています。
あらゆる商取引がものすごいスピードでインターネット経由に移行するなか、比較的遅れていたサービス業の分野でもこれから本格的にIT化が進み、飲食、美容、教育、医療などあらゆるサービスをインターネット経由で予約・購入することが当たり前になるでしょう。サブスクリプション型のビジネスモデルを確立して圧倒的なシェアを得ている当社は、マーケット自体が拡大することにより、多くのユーザーとサービス供給者にとってなくてはならない存在となります。その未来が、私には見えています。
30年前、携帯電話がこれほど普及すると予想した人はいなかったでしょう。それと同じことが、これから「サービス流通」という分野で起きていくのです。ベネフィット・ワンという社名が、サービスを利用するためのインフラに対する呼称として世界中で認知されるようになることを、私は確信しています。
何のために働くのか──。
その答えが変わってゆく。
私たちを取り巻く世界も大きく変化しようとしています。企業中心の社会から個人中心の社会へ、他者と競争する生き方から共存する生き方へ―。
ボットやAIといったテクノロジーの進化によって人は労働の呪縛から解放され、私たちは“生活するために働く”ことから“楽しむため”“学ぶため”に働くようになりつつあります。
これからの20年間で、企業のような組織に所属して働くスタイルから、個人が好きなプロジェクトごとに連携して働くスタイルへと変わっていくでしょう。
まさに地殻変動が始まっているのです。
ベネフィット・ワンではそうした変化をいち早くとらえ、自らの働き方を変えていきます。
具体的には、定型業務はクラウドによるアウトソーシング化を進め、社員はマネジメントやプランニングなどのコアとなる非定型業務を担うようにしていきます。
これから入社されるみなさんには、そうした激変の時代の先頭を走っていただきたいと考えています。
社会が変わっても
“正義感”という価値観は不変だ。
事業を通じて「サービスの流通創造」に挑むと同時に、私たち自身の働き方を変えることで企業や労働のあり方を変えていくことにも挑んでいきます。
それがこれからの20年の当社のテーマです。当然、必要とする人材像も変わり、リーダーシップを発揮しながら自ら壁を突破していく力を持った人材の採用に注力する考えです。
一方で、時代が変わっても当社にとって不変の価値観があります。
それは、“正義感”です。
ダーウィンは、環境の変化に適応できない生き物は必ず淘汰されるという“適者生存”を唱えました。企業もしかり。社会から必要とされなくなったら、その企業は滅びるしかありません。反対に社会に必要とされる価値を提供し続ければ、必ず生き延びていけるでしょう。その拠り所となるのが、社会にとって正しいことを貫こうとする意志なのです。これこそが私が思う“正義感”です。
当社が「サービスの流通創造」に挑み、労働の変革に挑もうとするのも、根底にあるのは同じ志です。
私たちが求めているのは、こうした本質を見極め、正しい判断ができる方、そして何事に対してもポジティブにとらえられる方です。もちろん人間ですから誤ることもありますし、悲観することもあるでしょう。
しかし、それでもなお自らを省みて判断力を磨き、前向きに立ち上がろうとする姿勢を大切にしてほしいと思います。
激変する時代の先を読み、将来のゴールにつながる道を描きながら、ぜひご自分にとって最適の会社選びをしてください。
あなたの未来を変えられるのは、あなた自身です。
代表取締役社長 白石 徳生
PERSONAL DATA
モットーは「日々努力、日々反省」。趣味は“鉄人競技”と呼ばれるトライアスロンで、最も長距離のコースであるアイアンマンも踏破した。最近は、学生時代に打ち込んだ競技スキーに再び取り組んでいる。