ゼロから価値を生み出す
亀井 諭Satoshi Kamei 株式会社パソナJOB HUB
プロフィール
2014年入社。パソナグループの地方創生事業の取り組みの一つ、京丹後の丹後王国「食のみやこ」のプロジェクトメンバーとして立ち上げから担当し、2015年4月のオープンから2年間で来場者100万人を達成。
現在はパソナJOB HUB で、西日本地域で働き方変革プラットフォーム「Job-Hub」の普及に取り組む。
丹後王国「食のみやこ」の立ち上げ
丹後王国「食のみやこ」は、地域産業の活性化、観光事業の促進、「食」に関わる地域人材育成の拠点として、2015年4月に誕生しました。丹後地域の食材にこだわった市場やレストラン、カフェを企画し、地元企業・生産者による“丹後の食"を提供しています。また丹後地域の観光の“ゲートウェイ機能"として、地元の様々な魅力を発信しており、2016年1月には国土交通省が選定する「重点道の駅」にも選ばれ、この3月に、来園者数が100万人を突破しました。
プロジェクトが決まり、2014年の秋から、パソナグループからの初めての常駐メンバーとして自分の父親よりも年齢が上の大先輩と二人で赴任しました。まずは、会社設立に向けて、地元企業や京都府との調整、公的機関への申請関連、スタッフの採用など行い、その後はオープンに向けて、テナント企業の店舗設計のサポート、自社直営ショップの立ち上げなど、あらゆることを行いました。園内で飼育する馬を購入するために、1人で北海道に馬の買い付けにも行きました。
入社一年目の自分にとっては初めてのことばかりでしたし、パソナグループにとっても前例のない事業で、正解が誰もわからない中、オープン日までずっとこのやり方でいいのか、、、と不安を抱えながら進んでいました。
ただ人任せにできない環境で様々な業務を遂行することは、非常に大きな経験となり、自信につながりました。
自ら仕事を創り出す
2015年に開催された ミラノ万博に丹後王国も出展
リニューアルオープン後、地元企業とコラボしたオリジナル商品の開発や大学生のインターンシップ、研修などの委託事業の運営やEC(通販)サイトの立上げ・運営など2年の間にさまざまな仕事を経験しました。
企画したオリジナル商品が店の人気商品になったり、またゼロから作り上げたEコマースが徐々にターゲット層に認知され購入され始めたりと、ダイレクトに成果が返ってくるのは新規事業ならではだと思います。
新規事業の立ち上げでは、自分で仕事を見つけて創り出す、提案すれば、年に関係なくどんどん仕事を任せてもらえる、大変な環境ではありましたが、得たものも大きかったと実感しています。
多様な働き方を実践したい
私は大分の田舎の出身で、家族や周囲の人たちの働き方をみて、地方での仕事の選択肢が少ないことを感じてきました。就職活動の際、南部代表が未来の働き方として、これからは個人に仕事が紐づく、人に仕事がやってくるようになるという話に共鳴し、自分も新たな働き方を創る、パソナグループで挑戦したいという想いを強くしました。
2017年4月から、働き方変革プラットフォーム「Job-hub」を普及させるべく、新たなチャレンジを行っています。今後、地方でのテレワークをはじめ、副業、兼業など様々な働き方が普及していくと言われています。「多様な働き方」を選択できる人を支援していく一方、自分自身も多様な働き方で活躍できる、ロールモデルになっていきたいと思っています。