海南市の概要
海南市は、平成17年4月1日に旧海南市と旧下津町が合併して誕生した、人口約5万人の市です。
面積は101.06平方キロメートル。
和歌山県の北西部に位置し、北は和歌山市・紀の川市、東は紀美野町、南は有田市・有田川町に隣接し、西は紀伊水道に面しています。
「海南東」・「海南」・「下津」と、阪和自動車道に3つのインターチェンジを持ち、JR海南駅には特急くろしお号が全車停車するなど、京阪神方面や、関西国際空港からのアクセスが良好です
四季を通し温暖な気候に恵まれていることから、南部ではみかんやびわの栽培、東部では桃の栽培が盛んです。特にびわや本貯蔵みかんは下津町地区の名産品で、全国的に知られています。また、紀伊水道を臨む沿岸部では、シラスや鱧、ワカメなどの海の幸にも恵まれています。
黒江地区周辺は日本四大漆器の一つである「紀州漆器」の産地として知られ、経済産業大臣から伝統工芸品の指定を受けています。
また、家庭用品(特に水まわり製品)の出荷も全国的に高いシェアを誇ります。
熊野古道が南北に通り、古からの交通の要衝である海南は、万葉の昔から多くの都人が訪れています。熊野参詣の道中で遥拝、休息、宿泊した場所である「王子」の跡が9つ点在していることからも、当時の賑わいが偲ばれます。
現在も、都人によって詠まれた、景色を愛でる歌、恋する人を想う歌など14首の歌碑が建ち、王子跡や藤白峠付近にはハイカー達が多く訪れています。
文化財の宝庫といわれる下津町地区。和歌山県下の国宝建造物7つのうち、国宝「長保寺本堂」「善福院釈迦堂」など、実に4つがあるほか、県史跡の和歌山藩主徳川家墓所など、多くの文化財に恵まれています。
また「泣き相撲(山路王子神社奉納花相撲)」や、橘本神社の「菓子まつり」「塩津の鯔踊り」など、ユニークな祭りも多く、毎年県内外から多くの人で賑わいます。
「わんぱく公園」や「つり公園シモツピアーランド」などのレジャー施設も充実しています。
先端技術産業等を集積した「海南インテリジェントパーク」など、企業誘致にも積極的に取り組んでおり、豊かな自然や伝統文化に恵まれながらも利便性の高い、バランスの取れたまちづくりが行われています。
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更新日:2021年09月24日