@chablis777
シャブリ

---------------------------

----K----022--------
----a-----------------------------
----m-----------------------
----u------------------------------
----k-a-m-u-e-v-u-r-i-b-a-d-e-i-----------------
-----------------------------------
---------------------------------------------------------------

♪~
(勇)金じゃ。この家を出て るいと2人で暮らすんじゃ。
義姉さんがるいと一緒にいよう思うたらここを出るしかねえ。
(安子)そねんこと…。
るいが おらんようになってしもうたらお義母様は…。
お義父様だって。そりゃあ 悲しむじゃろう。
しゃあけど このままでええわきゃあねえ。
母さんも もっと強うならんといけん。じゃけど。
あたあわしが なんとかする。
急げ。 朝一番の汽車で 岡山を出るんじゃ。
♪~
♪「君と私は仲良くなれるかな」
♪「この世界が終わるその前に」
♪「きっといつか儚く枯れる花」
♪「今、 私の出来うる全てを」
♪「笑って笑って」
♪「愛しい人」
♪「不穏な未来に」
♪「手を叩いて」
♪「君と君の大切な人が幸せである」
♪「そのために」
♪「祈りながら sing a song」
♪~
気ゅう付けてのお。
ありがとう。
勇ちゃんも元気で。おう。
あんこ。
どねえしても困ったら帰ってくりゃあええ。
そんときゃあわしが おめえをもろうてやらあ。
ハッ。
フフッ。(勇)フフッ。
♪~
♪「Grab your coat, grab your hat baby」
♪「Leave your worries on the doorstep」
 回想 (稔)「コートをつかんで 帽子を取って心配事は玄関に置いて」。
♪「Just direct your feet」
♪「On the sunny side of the street」
 回想 (稔)「ひなたの道へと歩きだそう」。
♪「Can’t you hearthat pitter-pat babe?」
 回想 (稔)「聞こえる? あの楽しげな音」。
♪「That happy tune is your step」
 回想 (稔)「あれは幸せな 君の足音」。
♪「Life can be so sweet」
♪「On the sunny side of the street」
 回想 (稔)「ひなたの道を歩けばきっと 人生は輝くよ」。
(くま)誰や?ああ!あんた もしかして鈴木君の奥さんか?
ええ? いや また間の悪いこっちゃなああんた。
あの…。鈴木君な 復員してきてからあんたの里へ ちょこちょこ ちょこちょこ捜しに行っとったんやがな。
そやけど 一向に見つからへんやろ?
そやから もう こら あかんわ言うてもう飲み屋へ入り浸ってしもてやなあ。
そこで知り合うたんが爪の赤い 性悪な女…。あの!
ご無沙汰しとります。 雉真です。
ここやけどな。 まあ 入り入り。
ここなあ 物置にしててんけどな。はい。
まあまあ 要らんもん放って 掃除したらどうにかこうにか住めるやろ。
水と火は使えますか?うん ガスは来てるらしいわ。
ほんで あの~ 水道はここ出たとこにあるさかいに。
はい。なっ。
せやけど まあどんな事情があったんかこの子と2人きりで大阪へ来て…まあ 訳は聞かへん。
せやけど 言うとくで。
今 みんなな 生きるだけで必死やねん。
だ~れも助けてくれへんで?
はい。 分かっとります。うん。
勝手なことをしてごめんなさい。しゃあけどこれが一番ええ思うたんじゃ。
(千吉)むちゃさせたもんじゃ。
お願いじゃ捜さんといてやってください。
義姉さんはああ見えて強え人じゃ。
るいを守るためじゃったらどねえなことも乗り越えるはずじゃ。
どけえ行くんなら。(美都里)決まっとるでしょう。 警察じゃ。
孫が さらわれたんじゃからねえ。
母さん。
もうやめてくれ。
母さんの そういう態度がみんなを追い詰めとることが分からんのんか?
(るい)あっ うっ う~。
おはよう るい。
よしよし よしよし…。
はい はい はい。 おはよう。
よし よし よし。
おしめ取り替えようね。
おはよう。
よう寝た? よう寝たなあ。
♪~
<安子は お菓子を作って売ることで生計を立てようと考えていました>
<しかし まだ米も 小豆も 砂糖も簡単には手に入らず売っていたとしても安子には手の届かない値段でした>
一つ3円ですか?小さいのがな。
大きいのは5円や。
全部買うから 安うしてちょうでえ!
<安子は さつまいもでアメを作ることにしました>
♪~
<おいしゅうなれ。 おいしゅうなれ。おいしゅうなれ>
よし。 るい。 ごはんにしようか。
♪~
どうぞ。
♪~
ん!
芋アメ いりませんか?
芋アメ どうですか?
あっ 芋アメ いりませんか?
おいしい甘え芋アメです。
ふ~ん。 ほな 一つもらおうか。
ありがとうございます。
どれ。
おおっ うまいな。
ほな ごちそうさん。
あの お代を!
何や 銭 取るんか。
わしは あんたが いりませんか言うさかい食うただけやで。
そんな…。 払うて! 払うてちょうでえ!
う~ん しつこいなあ!あっ!
あ…。
ハハッ 払たらええんやろ 払たら。ほい。
♪~
<芋アメは 簡単には売れませんでした。それでも夜なべして作るしかありませんでした>
♪~
るい ちょっと待ちょってね。
待ちょってよ。
あ~!待ちょって言ようろう!
ごめん…。
ごめん ごめん。
<安子は不安でした。るいを守り抜く自信がぐらつきそうでした>
芋アメ いかがですか。
芋アメ どうですか?
芋アメ どうですか?
おいしい 甘え芋アメです。
おい 誰に断って ここで商売しとんねん。えっ?
ショバ代払え言うとんじゃ こら!
すみません 私 よう知らなんで…。
おいおい おいおい おいおい。
おっ? 子連れのばばあか思うたらまだ若いなあ。
ハッハッハッハッ。ハハッ もっとええ商売 紹介したるで。
やめて! 離して! ちょっ… やめて!おい!
はあ… はあ はあ…。
・ごはんやで!片づけて はよ手ぇ洗ってきい。
・(子供たち)は~い!
・おいしそうやなあ。・うん。 子供たち カレー好きやからいっぱい作ったわ。
・♪~(ラジオ「証城寺の狸囃子」)
♪「証 証城寺 証城寺の庭は」
♪「ツ ツ 月夜だみんな出て 来い来い来い」
・♪~
・(ラジオ「証城寺の狸囃子」のメロディーで)♪「Come, come, everybody」
・♪「How do you do, and how are you?」
<耳慣れたそのメロディーに乗せられた歌詞は英語でした>
・(ラジオ)♪「three, four, five?Let’s all sing a happy song」
・♪「Sing tra la la la la」
♪~
<それが「カムカム英語」との出会いでした>


via Twishort Web App

Made by @trknov