ただより高いものはない | 富の哲学

富の哲学

リモートワークの合間に“富の哲学”に関する記事を作成しています。

NEW !
テーマ:

お金にまつわる有名なことわざである。

 

ただでモノをもらうと、借りができるので かえって高上りになる」といった意味だ。

 

 

例えば、健康食品や化粧品の無料サンプルである。

   

これらを無料でもらってしまうと、あとから高確率で勧誘されることになる。

無料サンプルは営業や勧誘をするためのきっかけなのだ。

 

無料でモノをもらうと、相手に対して配慮や忖度が生まれてしまうわけだ。

 

 

スーパーの試食会もそうである。

 

たくさん食べてから「今夜のおかずにどうですか?」と言われれば、

ついつい買ってしまう人が多いのではないか。

 

モノをもらうと断りにくくなるのだ。

 

これはお金に関しても言えること。

学費が足りなくて困っているとき、親戚のおじさんから30万円もらったとする。

援助をしてもらったおかげで、無事に学校は卒業できたと。

 

そして就職してひとり暮らしをするようになり、

あるとき 援助してもらったおじさんから連絡がきて、嫌な頼まれごとをされたとする。

本来ならばきっぱりと断るという人でも、借りがあると悩んでしまうのではないか。

   

 

ここで……

 

もし相手が打算的な人だったら?

 

施しをすることで優位に立ち、あなたを支配しようと考えている人だったら?

 

そう!

 

ただより高いものはないと同時に、ただほど怖いものはないのである。

 

⇒もくじ

AD