やだよ〜

どうでもいいこと書こうと思ったけどどうでもよくなった

幼少の頃、縁日で買ってもらったヒヨコを家の前で歩かせていたら野良猫に攫われてしまった。人生で初めて”愛”に目覚め、”死”に直面した出来事だった。
祖父が癌でもう長くないらしい。それを聞いてまず頭に浮かんだのがヒヨコのことだった。それとなく父親に話してみると「違う、猫じゃなくてお前がドブに落として死んだんだ」と言われた。この世の全てが信じられなくなった。あれから大人へと成長する過程のどこかで、自らの失態と悲しみを搔き消すために、無意識的に記憶の改竄が行われたというのか。ヒヨコを失ったのは不可抗力だと思い込むために。


本当にヒヨコは存在したのか?

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