(株)布袋屋薬局【ホテヤ薬局】

　ホテヤ薬局は地域密着のスタイルで、大館市、鹿角市に6軒の薬局・調剤薬局を構える「くすり・処方せん調剤取扱店」です。私たちが目指しているのは、患者さんの立場にたった親切な医療情報の提供、何でも気軽に相談できる“健康の窓口”として皆さまに親しまれる薬局です。そのため、患者さんや地域の方々とのコミュニケーションを何よりも大切にしています。例えば、お薬をお渡しする際は、必ず患者さんと会話をしながら、薬の飲み方や使い方、注意点を分かりやすく説明しています。また、会話を重ねながら患者さんの体の状態、悩み・質問などを聞き、アドバイスをしています。中には「医師の前では緊張して話しづらいことも、ここでなら気楽に話せる」と話してくださる方もいます。私たちが求める人材は、患者さんの心に寄り添い、身近な存在となれる「薬剤師」です。　
　私は以前、製薬メーカーにMRとして9年間勤めていました。地元に戻り、2007年に薬剤師として(株)布袋屋薬局（ホテヤ薬局）に入社しました。MR時代は仕事で会う人の多くが医療関係者でした。しかし今は、医療関係者、学校関係者、地域のお子さんからお年寄りまでさまざまな方にお会いする機会があります。というのも、当薬局の薬剤師の仕事は幅広く、処方箋に基づいて患者さんにお薬をお渡しする以外の仕事があるからです。例えば、学校薬剤師として学校を訪問し、保健室や理科室で使う薬品の点検、教室内の空気の検査、プールの消毒の検査、虫歯予防のコーティング剤（フッ素）作り、地域の会合に呼ばれ薬や健康に関する講演など、さまざまです。また、介護施設に入居する方に薬をお出しするときは、施設の看護士や介護福祉士、ヘルパーさんを通して服薬指導をすることもあります。このように私たちの仕事は、地域医療を支える仕事です。特に高齢化が進む秋田県においては、我々の果たす役割は今後さらに大きくなるでしょう。
　そういった意味でもやりがいの大きさは計り知れません。また、多職種のさまざまな人に出会えるので、仕事を通して視野が広がります。たくさんの人に出会い、いろいろな場で幅広い経験を積めるのは、調剤薬局の薬剤師ならではだと思います。
（東台店／遠藤洋介さん　2007年入社）