2021年の日本プロ野球(NPB)では、東京ヤクルトスワローズが6年ぶり8回目のセ・リーグ優勝を果たし、オリックス・バファローズが25年ぶり13回目のパ・リーグ優勝を果たした。
ここでは2021年時点でのプロ野球12球団の優勝回数(日本一回数)について見ていきたい。
リーグ優勝&日本一の回数
「優勝回数」「日本一回数」「1リーグ時代の優勝回数」をリーグ別にまとめた。1936年~1949年までは1リーグ制が敷かれており、現存する球団のほとんどが存在しなかった為、別枠で優勝回数を表示している。
セ・リーグ優勝回数(~2021年)
球団 | 優勝 | 日本一 | 1リーグ |
---|---|---|---|
読売ジャイアンツ | 38 | 22 | 9 |
広島東洋カープ | 9 | 3 | 0 |
中日ドラゴンズ | 9 | 2 | 0 |
東京ヤクルトスワローズ | 8 | 5 | 0 |
阪神タイガース | 5 | 1 | 4 |
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 2 | 0 |
※上記に加えて松竹ロビンスが優勝1回
パ・リーグ優勝回数(~2021年)
球団 | 優勝 | 日本一 | 1リーグ |
---|---|---|---|
埼玉西武ライオンズ | 23 | 13 | 0 |
福岡ソフトバンクホークス | 19 | 11 | 2 |
オリックス・バファローズ | 13 | 4 | 0 |
北海道日本ハムファイターズ | 7 | 3 | 0 |
千葉ロッテマリーンズ | 5 | 4 | 0 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 1 | 1 | 0 |
※上記に加えて近鉄バファローズが優勝4回
優勝回数最多は読売ジャイアンツ
両リーグ通じて、優勝回数・日本一回数ともに読売ジャイアンツがトップ(優勝38回、日本一22回)。王&長嶋のV9時代など連覇も多く、常勝軍団と言われる所以はここにあるだろう。
パ・リーグ最多優勝は西武ライオンズの23回で、日本一回数も13回とパ・リーグ最多となっている。こちらも森監督時代のリーグ5連覇など連覇が多く、パ・リーグの常勝軍団と言えるだろう。
最小は東北楽天ゴールデンイーグルス
逆に優勝回数が最も少ないのは東北楽天ゴールデンイーグルスで、わずかに1回。球団創設が2005年と新しいので仕方ないところだが、その唯一の優勝年(2013年)には日本一に輝いている。
東北楽天ゴールデンイーグルスと横浜DeNAベイスターズは優勝回数こそ少ないものの、日本一になる確率は100%。量より質の精神で、どこまでこの100%記録を伸ばしていけるかに注目が集まる。
ちなみに、日本一回数が最も少ないのが東北楽天ゴールデンイーグルスと阪神タイガースの1回。楽天は前述した通りだが、阪神についてはプロ野球聡明期(1936年)からある球団なので、この回数は少し寂しいところだ。