これからニューヨークへ渡航予定の方は、現地の天気が日本とどう違うか知りたい方も多いかと思います。
ニューヨークは日本と同じく四季はありますが、冬の寒さは日本の東北地方並みに下がるため、他の地域で暮らしている方が準備なしに渡航すると、服を新たに買ったりなど余計にお金がかかってしまいます。
そこで今回はニューヨークの天気について、そもそも気候がどのようなものか、各季節の気温とおすすめの服装をご紹介します。これから渡航予定の方はぜひ持っていく服選びの参考にしてみてください。
[目次]
まずはニューヨークの気候について簡単にご紹介します。
ニューヨークの気候は日本と同じように四季があります。とはいうものの必ずしも多くの日本人が想像する四季とは異なり、ニューヨークの四季は冬が過ごし長めで、春は日本に比べて短いのが特徴です。
特に冬については、氷点下を記録する日も多く寒さは厳しいので、冬にニューヨークに滞在する方は日本以上に厚着をする必要があります。
一方夏は高温多湿になっています。特にマンハッタンはビルが多いため熱が逃げず、ヒートアイランド現象になってしまいます。
2019年のニューヨークと東京の月別平均気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク | 1℃ | 2℃ | 5℃ | 12℃ | 16℃ | 22℃ | 26℃ | 24℃ | 21℃ | 15℃ | 7℃ | 4℃ |
東京 | 5.6℃ | 7.2℃ | 10.6℃ | 13.6℃ | 20℃ | 21.8℃ | 24.1℃ | 28.4℃ | 25.1℃ | 19.4℃ | 13.1℃ | 8.5℃ |
例年(1982-2012年)のニューヨークと東京の月別平均気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク | -0.6℃ | 0.5℃ | 4.9℃ | 10.6℃ | 16.5℃ | 21.5℃ | 24.5℃ | 23.8℃ | 19.5℃ | 13.5℃ | 7.9℃ | 2.2℃ |
東京 | 5℃ | 6℃ | 7℃ | 14℃ | 19℃ | 22℃ | 26℃ | 27℃ | 23℃ | 18℃ | 12℃ | 8℃ |
データ参照:気象庁「平均気温 」、timeanddate.com
2019年のニューヨークの月別最高気温・最低気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 | 15℃ | 18℃ | 24℃ | 26℃ | 30℃ | 32℃ | 34℃ | 32℃ | 31℃ | 33℃ | 21℃ | 14℃ |
最低気温 | -17℃ | -12℃ | -8℃ | 1℃ | 6℃ | 13℃ | 18℃ | 16℃ | 11℃ | 7℃ | -5℃ | -9℃ |
例年(1982-2012年)のニューヨークの月別最高気温・最低気温
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高気温 | 3.1℃ | 4.5℃ | 9.2℃ | 15.5℃ | 21.5℃ | 26.4℃ | 29.2℃ | 28.4℃ | 24.2℃ | 18.2℃ | 11.9℃ | 5.6℃ |
最低気温 | -4.2℃ | -3.4℃ | 0.7℃ | 5.8℃ | 11.5℃ | 16.7℃ | 19.9℃ | 19.2℃ | 14.9℃ | 8.8℃ | 4℃ | -1.2℃ |
データ参照:timeanddate.com
また夏場の気温では昨年の平均最高気温が32〜34℃、平均最低気温が16〜18℃ほどと日本とあまり変わらないほどになっています。
一方気温で注意が必要なのが冬場。ニューヨークの冬は日本の東北地方のように寒さ厳しく、平均最高気温は10℃を下回り、昨年の平均最低気温は-17℃となっています。
また、冬本番になると雪が降る日も多くなっていきます。天気によって、気温が変わりやすくなっていくので、防寒対策はしっかりとしておくと良いでしょう。
2019年のニューヨークと東京の月別降水量
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク | 100mm | 85mm | 93mm | 112mm | 162mm | 124mm | 155mm | 80mm | 16mm | 142mm | 41mm | 182mm |
東京 | 16mm | 42mm | 117.5mm | 90.5mm | 120.5mm | 225mm | 193mm | 110mm | 197mm | 529mm | 156mm | 76.5mm |
例年(1982-2012年)のニューヨークと東京の月別降水量
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューヨーク | 84mm | 78mm | 98mm | 103mm | 107mm | 90mm | 106mm | 102mm | 95mm | 84mm | 104mm | 93mm |
東京 | 47mm | 62mm | 101mm | 122mm | 139mm | 185mm | 132mm | 148mm | 185mm | 174mm | 90mm | 50mm |
データ参照:気象庁「平均気温 」、気象庁「地点別データ・グラフ」
ニューヨークの降水量は東京とあまり変わりません。雨が多くなるのは7月〜8月にかけた夏場で、その時期の夕方にはサンダーストームと呼ばれる雷雨が降ることもあるので注意が必要です。
ニューヨークは季節による気温の変化が大きいので、季節に合ったものを準備されてください。
ニューヨークの冬はとても厳しく、春の始めになっても寒さは続いていきます。3月上旬の気温は最高気温が10℃に届かない日も多いので、マフラーやコートは必須です。4月頃になってくると、だんだんと寒さは和らいでいきます。
寒さは和らいでいきますが、日によってはまだ寒い日もあるので、長袖のセーターや長袖のシャツで出かけるようにしてください。5月になってくるとだんだん暖かさが増して、春らしさを感じるようになります。
厚手のセーターは必要ありませんが、5月はまだ昼夜の寒暖差が激しくなってくるので、薄着すぎないように気をつけてください。薄めのコートやジャケットがあると、急な寒さ対策ができます。
また、この頃になってくると日差しが強くなります。紫外線対策に日焼け止めと、サングラスや帽子などの用意もあると安心です。
初夏は日本のように雨が降る日が多くなり、その後夏の本番がやってきます。夏本番になると気温は一気に上がり、最高気温は30℃近くなります。ビルが多いマンハッタンは、東京のようにぬるく湿った風が吹きます。
気温が高いので外を歩く時は半袖短パンでちょうど良い気温になりますが、デパート、レストラン、交通機関などの冷房が強過ぎるほど効いてきます。屋外と屋内の気温差が激しいため、冷房対策に羽織れるカーディガンや薄手のジャケットを用意しておきましょう。日差しはさらに強くなっていくので、紫外線対策は忘れずに。
photo by: Lorna Wu 2
9月上旬になると秋と同時に、ハリケーンシーズンに突入します。暑さはだいぶ落ち着き、寒く感じるほどの日もあります。時々夏がぶり返してくるインディアンサマーという時期があり、30℃前後まで気温が上がります。
半袖で過ごせる気温ですが、日によっての温度差が激しいので薄手のジャケットやカーディガンがあると良いでしょう。
10月になってくると、だんだん肌寒い日が続き、紅葉の時期になります。降水量は少なく、日中は過ごしやすい気温になりますが、朝晩は冷え込みが厳しくなっていきます。薄手のセーターに厚手のジャケットなどがあると安心です。
11月には気温がグッと下がり、最高平均気温12℃、最低平均気温5℃と、東京の冬の気温とあまり変わらなくなります。雪が降ることはあまりありませんが、防寒対策は必要です。
マンハッタンはビル風が吹くため、体感温度は更に低く感じるかもしれません。厚手のコートの他に、マフラーや手袋のような防寒着を持っていきましょう。
photo by: Lorna Wu 2
ニューヨークが冬本番になってくると雪が降る日も増えてきます。雪が溶けて道路が濡れてしまうことがあり、歩きにくいだけではなく、風が強く吹いた時に服が濡れてしまう時もあります。そのため、歩きやすい防水ブーツの他に、風と水に強いダウンジャケットがあると安心です。
防寒対策も、セーターやコート以外にも、ヒート系インナーや耳あてを持って行くようにしましょう。また、ホッカイロがあると更に心強いです。ただ、アメリカはセントラルヒーティングが多いので、建物内は暑いと感じることがあるかもしれません。重ね着する時には、体温調整がしやすい服装にしておくと良いでしょう。
ニューヨークは夏の暑さが厳しく、冬はとても寒いです。ベストシーズンは10〜11月のハリケーンシーズンを避けた秋でしょう。この時期は雨が降る日は少なく、秋晴れが続くので観光がしやすくなります。
また、紅葉の時期でニューヨークの街がより美しくなります。日中は過ごしやすい気温ですが、朝晩の冷え込みは厳しくなるので体温調整にはご注意してください。
ここまで四季それぞれの気候とおすすめの服装を紹介しました。ここでは留学生向けに具体的にどんな服装を、どれくらい持って行った方がよいかを紹介します。
留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。
・Tシャツ:5〜7枚
・タンクトップやキャミソール:5〜7枚
・パンツやスカート:2〜3着
・薄手のパーカーやカーディガン:2〜3枚
・ジャケット:1枚
・スニーカーやサンダル:1〜2足
ニューヨークでは、以下の場所で服を購入できます。
【ショップ】
・ウォルマートなどのスーパーマーケット
・H&MやFOREVER21などのファストファッションブランド
・GAPやOLD NAVYなどの現地ブランド
・アウトレットショップ
ファストファションであれば、値段は以下の通りです。
【相場】
・Tシャツ:約5米ドル(565円)〜
・ニット:約15米ドル(1,695円)〜
・パンツ:約10米ドル(1,130円)〜
・ジャケット:約50米ドル(1,200円)〜
特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。
以上ニューヨークの気候と季節ごとの服装についてでした。ニューヨークは夏と冬の寒暖の差が激しいため、いく時期によって服装もだいぶ変わってきます。ニューヨークを訪れる際は参考にしてみてください。
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