2021年8月に発生した、新潟市ジュニア合唱団内における新型コロナウイルス集団感染に関する検証報告書について
ご報告
既報のとおり本年8月中旬、新潟市ジュニア合唱団において、新型コロナウイルスの集団感染が発生いたしました。合唱団を運営する新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあ支配人として、心からお詫び申し上げます。
ジュニア合唱団での感染予防対策はこれまで、
『ウイルスを持った人の、レッスンへの参加を事前に止める』
『万一、ウイルスを持った人が参加しても、レッスン時に感染を発生させない』
ということを目標に行ってまいりました。しかし今回、対策は有効に機能しませんでした。
りゅーとぴあでは深い反省に立ち、何が至らなかったのか、どこに課題やリスクがあったのかを明確に把握するため、事態の推移をまとめ、できるかぎりの検証を行ないました。
この過程で、ウイルスを持った人のレッスン参加を事前に止める方策が変異ウイルス流行下においては不十分であったこと、感染はレッスン時だけでなくその他の場面で広がった可能性も考えられるということが明らかになりました。また、リスク管理の具体化と共有が欠けていました。
今後はこの検証結果をもとに、安心安全に活動し続けられるよう、感染予防の方策を考えてまいります。また、コロナ禍における文化芸術活動の継続に尽力していらっしゃる合唱関係者・文化団体関係者・行政の担当者等の皆様に少しでも参考にしていただける点があればと願い、この検証報告書を公開いたします。
皆様より諸事情ご賢察の上、ご覧いただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。
2021年10月8日
(公財)新潟市芸術文化振興財団
りゅーとぴあ支配人 堀内 貞子
新潟市ジュニア合唱団内における新型コロナウイルス集団感染 検証報告書
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1. 新潟市ジュニア合唱団の概要
2. 今回起きた集団感染について
(1) ジュニア合唱団のレッスンと、その後の経緯
(2) りゅーとぴあからの情報発信
(3) 集団感染の状況
(4) 実施していた感染予防対策
(5) レッスン時の見取り図
3. レッスン時以外の合唱団活動及びその周辺にあった行動(PDF:864KB)
4. 感染予防対策からの考察
5. レッスン時の行動からの考察
6. レッスン時以外の行動からの考察
7. 感染力の強い変異株への対応についての考察