首相案件として省庁を巻き込み、森友学園が開設を目指した「瑞穂の国記念小学院」を訪れてみました。
訪れたのは2017年12月です。籠池元理事長が国会の証人喚問で答弁してから約半年後に訪れました。
明恵夫人問題で国会は湧いていましたが、森友学園の報道は下火になっていたので、現場は一体どんな感じ
になっているのか、興味本位で訪れてみました。校舎の窓ガラスが割られていたり、落書きされていたりする
のではないか？と勝手にイメージしてその場所を訪れてみましたが、意外にも綺麗に管理されており、少し驚か
されることになりました。
しかしながら、2018年9月には校舎内で首吊り自殺が発生するなど、あまり穏やかではないようです。
自殺したのは当時吹田市に住んでいた50代の男性だったそうです。
そんな森友学園をごゆるり散策です。
（2017年12月撮影）
年の瀬迫る12月。青空の下、森友学園コリラックマです。
森友学園の場所です。
森友学園跡地の角には野田中央第二公園があります。この公園は元々、森友学園建設時からあり、
森友学園の跡地とは関係がありません。周辺は大阪音楽大学や小中学校が立ち並ぶ、ちょっとした
学園都市といったところです。阪急庄内駅から徒歩約10分の場所に森友学園跡地はあります。
ただ、グーグルマップを見ても分かるように、伊丹空港に着陸する航空機の航路のほぼ真下に位置し、
大型機が着陸する場合などは轟音が聞こえたりする場合があります。
（2017年12月撮影）
閑静な住宅街が広がる大阪府豊中市の一角。周囲とは不釣り合いな朱色の派手な外観の建物が目を引きます。
森友学園が設立を目指した「瑞穂の国記念小学院」の校舎です。
（2017年12月撮影）
（2017年12月撮影）
（2017年12月撮影）
（2017年12月撮影）
敷地内には運動場が併設され、正面玄関前には大量の土砂が積まれたままです。
校舎の背後には伊丹空港へ着陸態勢の飛行機が通過して行きます。
（2017年12月撮影）
伊丹空港までは4㎞程の距離しかないので、かなり低空飛行で上空を通過して行きます。
（2017年12月撮影）
敷地内を取り囲むフェンスには建物の所有権を主張する藤原工業の貼紙がされています。これは学園側が
民事再生を申請したため、工事費用の支払いを一部しか得られなかった藤原工業が、建物の所有権を主張して
建物を管理していることを示しています。建物の所有権を主張する藤原工業と土地を所有する国との間では
にらみ合いが続き、跡地問題は宙に浮いたままとなっています。現在も跡地は水道光熱費など年１千万円以上の
経費をかけて藤原工業が管理し、日中は社員１人が常駐する状態となっています。
そんな藤原工業には、大手ホテルチェーンや学校法人などから建物の買い取りの打診があったそうですが話は
進まず仕舞い。学園側から土地を買い戻した国は、藤原工業や学園の破産管財人に対して、土地を更地にして
返還するよう要求。そのための費用は10億円程度とされ、国に土地と建物の一体売却を求める藤原工業との
話し合いは平行線が続いたまま…という状態なのです。
（2017年12月撮影）
藤原工業の貼紙の横には、国有地との掲示もされています。大阪航空局が管轄する国有地となっているようです。
メディアが詰めかけ、連日「籠池劇場」が繰り広げられたこの場所は今、工事用フェンスに囲まれひっそりと佇んで
います。
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