僕は日本酒の造詣が一番深い。
最近はワインにはまって大分飲んでいるが、
それはあくまでも赤中心である。
白はほぼテイスティングバーや試飲会の時しか飲まない。
本日、久しぶりに白を飲んだ時に感動した
「レイニャック・ブラン 2006」も
素直に美味しい!!!
とも思うのだが、う~ん。。。。。。
正直、
「白ワイン飲むなら日本酒の最高峰を飲んだ方が、
奥も深いし、美味い!!!!!」
先日のテイスティング会でも
サンコムの1万ぐらいする白もでていたが、
1万も出すのに複雑味が圧倒的に
日本酒に負けている。
日本酒なんて世界一美味い日本酒でも
1升4000円も出せば飲める。
それも、恐らく白の1万や2万ぐらいのワインより、
よっぽど複雑で濃厚でコクがあるやつや、
キリット引き締まった中にも、
甘みのコクがあるやつものもある。
特に日本人は「米」の味わいに関しては
全ての人が
「プロの舌」
を持っているに近い。
下手をすれば365日、毎食
「米」を食べているからだ。
その米から造った酒は
当然、米を熟知している飲み手が、
より深い味わいをさぐれるのだ。
それに、
「白ワインと日本酒はにている」
白のバリエーションと日本酒のバリエーションが
殆ど一緒なのだ。
両方のお酒も
「スッキリサッパリ辛口~濃くあり」
というレンジだ。
これはワインの白も日本酒も一緒。
日本酒だって、酸味が強いものもある。
しかし、
「酸味」の種類が違う。
日本酒の酸味は
酵母が発酵する時に生じる酸味なので、
ちょっと癖がある。
ワインの白の酸味は果実味の酸味だから、
爽やかなのだ。
どうも僕は白を飲むと
「もの足りなく感じるのだ」
ワインの白はどうしても上記したように、
日本酒と似通ってきてしまうから、
僕みたいに日本酒の造詣が深くなると、
「深み」が足りない気がする。
日本酒は「米」から作った酒である。
当然、その米の甘みやほっこり感等は、
日本人のDNAに組み込まれているのだ。
それに、日本酒は温度が
「冷や~飛び切り燗」までそれこそ
5度づつ温度で呼び名が違うほど、
酒の温度管理によって味わいが変化し、
また、ぬる燗ぐらいで飲む日本酒の
あの「陶酔感」といったら、
ワインの白では味わえないのだ。
もちろん、白も奥が深いのは分かっているが、
白を飲むなら、日本酒の複雑なものを飲みたい。
もしくは僕はホワイトビールも好きなので、
ホワイトビールを飲むなぁ。
僕の位置づけ的には
白ワインってメインディッシュにもならない。
かといって、スターターでも
ホワイトビール等で複雑な味のものもあるからなぁ。
僕はやっぱりもう白は自分では買わないなw