夜の闇を照らし、希望の象徴とされる「光」。
時に豊かな時間を過ごすために、時に孤独や不安と抗うように
願いを込めて灯し続けられてきた古都の「光」「ともしび」をテーマに、
ライトアップされた名所の紅葉とともに綴ります。
メインスタジオは、京都洛北の「小さな桂離宮」曼殊院門跡。
宮中の造形美を受け継ぐ格式高い門跡寺院の紅葉は、
鮮やかな差し色となる名高い紅葉スポットとなっています。
コロナ禍の今こそ、自宅で楽しんでいただきたい京都の紅葉。
風雅な2時間をお楽しみください。
洛北の一乗寺に築かれた格式 高い門跡寺院で、伝教大師最澄が比叡山延暦寺に建立 した道場が起源で、桂離宮を造営した八条宮智仁(としひと)親王の御子・良尚(りょうしょう)法親王が現在の地に造営して以来、宮中の造形美を 受け継ぐ寺院として知られています。楓が茂る石段の上に立つ勅使門 や山際の紅葉が鮮やかな差し色となる枯山水庭園が名高い「小さな桂離宮」から番組をお送りします。
撮影:中田昭