こんにちは。トモです。
今回は、2021年度第2回英検2級リーディング問題 の過去問徹底解説 です。
英検の語彙問題では、解く際の流れを自分のモノにする ことで、
が可能になります。
英検2級の語彙・単語問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検2級「語彙問題」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で、解き方について学んだら、いよいよ過去問の演習に入りましょう。
思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
過去問の入手方法 英検の公式サイト からダウンロードできます。
「2021年度第2回 」問題冊子 をクリックして入手してください。
*直近3回より以前の過去問については、英検サイトからは閲覧できません。
リンク切れの場合は、当サイト「英検独学の教科書」のお問い合わせ ページからご相談ください。ご対応いたします。
英検2級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(1)〜(5)
(1)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①luckily:(副詞)幸運にも、運良く
②commonly:(副詞)普通に、一般に
③politely:(副詞)ていねいに
④silently:(副詞)静かに
STEP.2
穴埋め部分には「副詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「speak more( )」に入れる単語を選ぶ。
「もっと( )に話す」なのでこの時点で③か④しかないとわかります。
STEP.3
問題文を読む
Carrieは彼女の子どもにしてほしい/もっと( )話す、/だから彼女はしばしば彼らに思い出させる/”please”や”thank you”を言うように/他人に。
POINT 語彙・単語問題も、先に選択肢にザっと目を通すことで、短時間で正答率が上がります。
こういった解き方のコツは以下の記事 でまとめていますので、 この方法をマスターしてから過去問にすすむのが効果的 です。
>>>英検2級「語彙問題」の勉強法を徹底解説
(2)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①manual:(形容詞)手動の
②routine:(形容詞)決まりきった、いつもの
③domestic:(形容詞)国内の、国産の、家庭内の
④formal:(形容詞)正式の、公式の
STEP.2
穴埋め部分には「形容詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「( )products instead of foreign ones」に入れる単語を選ぶ。
「外国のものの代わりに」なので、この時点で③が正解だろうと予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
アメリカの多くの人々は選ぶ/( )の製品を/外国のものの代わりに/サポートするために/アメリカの産業を。
「instead of〜(〜の代わりに)」がポイントでした
( )の前後を読むだけで、けっこう正しい選択肢が選べちゃうんですね
そう。①( )前後を読んで答えの当たりをつけて →②問題文全文を読んで →③当たりをつけていた答えが正しいかを確認する 、というのが一番効率的な解き方なんですよ
(3)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①submit:(動詞)を提出する、提示する
②beat:(動詞)を打ち破る、打ち勝つ
③convert:(動詞)に変える、転換する
④imply:(動詞)を示唆する、暗示する
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「please( )your assignment to Ms.Edwards」に入れる単語を選ぶ。
「課題をMs.Edwardsに( )する」なので、①だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
A:私は不在にする予定です/来週、/だから( )してください/あなたの課題を/Edwardsに。
「assignment(課題)をEdwardsに〜する」の文脈だけで「submit(提出する)」が正解だとわかりますが、念のため次の文も読むことで、絶対にまちがってないと確信を持つことができます
次の文で「I’ll give it to her(それを彼女に渡します)」って言ってますもんね
(4)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①route:(名詞)道筋、経路
②description:(名詞)説明、記述
③hammer:(名詞)金づち、ハンマー
④symphony:(名詞)交響曲
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「wrote a detailed ( ) of each item」に入れる単語を選ぶ。
「各商品の細かい( )を書いた」なので、②だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Joeはウェブページを作った/彼の古い商品のいくつかを売るために。/彼は写真を載せた/そのウェブページに/そして細かい( )を書いた/各商品の。
「description」の意味を知っていれば即答できる問題ですが、知らなくても消去法でなんとか正解を選びたい問題です
「hammer(ハンマー)」とか「symphony(シンフォニー)」とかは日本語にもなってて、文脈に合わなそうだなーってなんとなく分かりますもんね
(5)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①evidence:(名詞)証拠
②harmony:(名詞)調和、ハーモニー
③rhythm:(名詞)リズム
④praise:(名詞)称賛
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「The police had ( ) that showed the man had robbed the bank」に入れる単語を選ぶ。
※このように、穴埋め部分が文の先頭付近にある場合は、文を最初から読んでいってしまった方が早い です。
STEP.3
問題文を読む
その警官は( )を持っていた/示す/その男が銀行強盗をしたという。
英検2級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(6)〜(10)
(6)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①rescuing:(動詞のing形)救う、救出する
②flattering:(動詞のing形)おもねる、媚びる(こびる)
③composing:(動詞のing形)構成する、作曲する
④declaring:(動詞のing形)公表する、宣言する
STEP.2
穴埋め部分には「動詞のing形」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Johann’s hobby is ( ) music.」に入れる単語を選ぶ。
趣味は音楽を( )すること、と考えると③だろうと予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Johannの趣味は音楽を( )することです。/彼は美しい曲を書いた/彼の妻の誕生日に/そしてそれを演奏した/ピアノで/彼女の誕生日会で。
最近、Jポップの作曲家に対しても「コンポーザー(=composer)」って言ったりするのは、この「compose」が由来なんですね
(7)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①evolution:(名詞)進化
②landscape:(名詞)景色、風景
③humanity:(名詞)人類、人間性
④psychology:(名詞)心理学
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Andy focused on ( ) for his science report」に入れる単語を選ぶ。
「科学のレポートで何にフォーカスしたのか」と考えます。穴埋め部分だけでは正解が確定できないので全文を読んでいきます。
STEP.3
問題文を読む
Andyは( )に焦点を絞った/彼の化学のレポートで。/それは〜についてのものだった/ある種の鳥がどのようにして飛ぶ能力を失ったか/何百年以上をかけて。
穴埋めの前後を読むだけでも「科学のレポート」なので、なんとなく①かなと予測はつくかもしれませんが、答えの確定は全文を読んでからにしましょうね
2文目を読むことで「飛ぶ能力を失った(lost the ability to fly)」などから、やっぱり①だって確定できますね
(8)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①occasion:(名詞)場合、機会
②argument:(名詞)議論
③identity:(名詞)アイデンティティー、身元
④expense:(名詞)費用
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Lisa and her brother had an ( ) about whose turn」に入れる単語を選ぶ。
Lisaと兄弟は「だれの番か」について何をしたのか→「②議論」だろうなとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Lisaとその兄弟は( )をした/誰の番かについて/皿を洗うのが。/彼らはそれぞれ考えた/彼らが一人だと/前回それをやった。
地味ですが「turn(順番) 」の意味を知っているかどうかも正解を選べる分かれ目です。
It’s your turn.(あなたの番ですよ) のturnってそういう意味だったんだ
(9)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①reflect:(動詞)反映する、反射する
②define:(動詞)定義する、明確にする
③investigate:(動詞)調査する
④connect:(動詞)つなぐ
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「You need to ( ) that blue cable to the computer」に入れる単語を選ぶ。
「青いケーブルをコンピュータに( )する」なので④しかありえないことがこの時点でわかります。
STEP.3
問題文を読む
A:インターネットが作動しません。/B:あなたは( )する必要があります/あの青いケーブルをコンピュータに。/そうすれば作動するはずです。
「connect」は「コネクト」と日本語でも使われることがあります。日頃使うカタカナ言葉の意味を英語と結びつけておくことも、いざというとき助けになったりしますよ
(10)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①irritating:(動詞のing形)いらいらさせる
②judging:(動詞のing形)判断する
③detecting:(動詞のing形)見つける、検知する
④exchanging:(動詞のing形)交換する
STEP.2
穴埋め部分には「動詞のing形」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「the sound of the construction on her street was( )her.」に入れる単語を選ぶ。
工事の音が彼女をどうしたんだろう、と考えれば①だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Kateは彼女の寝室の窓を閉めた/なぜならその音/彼女の道の工事の/が、彼女を( )させたから。
穴埋め部分の前後を読んで文意がとれても、やはり「語彙問題」なので単語の意味を知らないと合格レベルには達しませんね…
テクニックは「より短時間で正確に解く 」ためのものってことですね…
英検2級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(11)〜(15)
(11)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①stayed up:(熟語)夜遅くまで起きている
②spoke up:(熟語)はっきりと話す
③left over:(熟語)残しておく
④looked over:(熟語)目を通す
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「 he ( ) all night」に入れる語を選ぶ。
穴埋め直後の「all night」から、まず間違いなく①だろうと予測できます 。
STEP.3
問題文を読む
今朝、池田さんは疲れていた/職場で/なぜなら、彼は一晩中( )していたから/彼の女の子の赤ちゃんを世話して。
「stay up (夜遅くまで起きている)」は重要表現 です。語彙・単語問題だけでなく、長文等でも出題の可能性がありますので、知らなかった方は覚えておきましょう
(12)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①obliged to:〜する義務がある
②capable of:〜することができる
③particular about:〜にうるさい、こだわりがある
④sufficient for:〜に十分だ
STEP.2
穴埋め部分には「形容詞+前置詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「$400 will be( )three days in New York」に入れる語を選ぶ。
「400ドルはニューヨークでの3日間に対して何なんだろう」と考えれば④だろうとこの時点で予測がつきます。
[/tl]
STEP.3
問題文を読む
A:あなたは思いますか/400ドルはニューヨークでの3日間に( )だと。/B:いいえ、私は思います/あなたは少なくとも800ドルは必要だと。/ホテルは高いです/そこでは。
選択肢4つの表現はどれも覚えておきたい表現ばかりです。
ちなみに、選択肢③の「particular about〜」は前回の英検2級の本番でも出題されています 。このように、英検では同じ単語や表現が繰り返し出る傾向にあります ので、正解の選択肢だけではなく、一度出てきた語はその都度覚えていくようにすることで、過去問演習の効果を最大化できます
(13)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①worse:より悪い
②further:より遠く、さらに
③better:より良い
④nothing:なにも〜ない
STEP.2
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る
「 to say ( ) of his research」に入れる単語を選ぶ。
「to say ( ) of〜 」とくれば…とピンときたい問題です。
[/tl]
STEP.3
問題文を読む
彼の人生の間、/その科学者は顕著な貢献をした/太陽系の研究に、/物理学における研究は言うまでもなく/。
「to say nothing of〜(〜は言うまでもなく) 」は決り文句として必ず覚えておきたい 熟語です
こういう問題は「知ってるか、知らないか」でしかないですね…
もし知らなければ、サクッと勘で選んで次の問題にすすみましょう。あなたのゴールは全問正解ではなく、2級合格ですよね
(14)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①low
②hard
③sick
④lazy:(形容詞)怠惰な
STEP.2
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る
「I’m getting ( ) of it」に入れる単語を選ぶ。
「get ( ) of〜」とくれば…とピンときたい問題です。
STEP.3
問題文を読む
A:Janetはいつも文句を言っている/彼女の仕事に。/B:ええ、私はそれに(うんざり)しています。/私は彼女にやめてもらいたい。
「get sick of〜 」で「〜にうんざりする 」でしたね!
熟語問題は「知らなければ解けない」問題も多いですが、それでも単語のコアイメージから可能な限り選択肢を絞りたい です
(15)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①drive off:追い払う、走り去る
②make sure:確かめる
③pull down:下ろす、取り壊す
④take over:引き継ぐ
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「is going to ( ) as captain」に入れる単語を選ぶ。
「キャプテンとして〜する」ですから④だろうなと、この時点で予測がたちます。
STEP.3
問題文を読む
Victorはキャプテンであることはできない/バドミントンチームの/これ以上/なぜなら、彼はあまりに忙しすぎて/学業に。/Michaelがキャプテンとして( )する予定だ
英検2級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(16)〜(20)
(16)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①run
②burst
③talk
④divide
STEP.2
穴埋め部分は「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「 I can ( ) the car salesperson into giving us a discount」に入れる単語を選ぶ。
「the salesperson」の後ろの「into」がポイントです 。
STEP.3
問題文を読む
A:この車はすごくいいけど、/お金がかかりすぎる。/B:心配しないで。/私に確認させて/車の販売員を説得して/それを安い値段で買えるかどうか
「talk 人 into 〜ing 」で「(人)を説得して〜してもらう 」という重要表現です
今回は直接問題になってないけど、intoのうしろは「〜ing形」 だってとこもポイントですよね
(17)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①looks up to:〜を尊敬する
②moves on with:〜に取り組む、すすむ
③does away with:廃止する
④takes away from:〜の価値を落とす
STEP.2
穴埋め部分は「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Everyone in his section ( ) him for his wonderful ideas」に入れる単語を選ぶ。
彼の「すばらしいアイデアに対して」みんなはどう思っているのか、と考えれば①だろうと予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Georgeは尊敬されている/他のすべての人々から/マーケティング部門で。/彼の部署のみんなが彼を( )している/彼の素晴らしいアイデアやハードワークに対して。
選択肢の熟語のすべての意味がわからなくても、使われている単語のコアイメージから選択肢を絞る 、という視点を忘れないでください
今回で言えば、①look up→上の方を見る(→尊敬する)、②move→動く、③④away→離れて、失くなって、だから③と④は違いそうだなーとか判断するってことですね
(18)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①haven’t bought
②hadn’t bought
③wouldn’t buy
④don’t buy
STEP.2
動詞の適切な形を選ぶ問題であることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「If Tom’s grandparents ( ) a computer last year」に入れる単語を選ぶ。
仮定法の知識を問われている、とわかることが正解への第一歩です。
STEP.3
問題文を読む
もしトムの祖父母が去年コンピュータを(買ってくれていなかったら)、/彼らはまだ使っているだろう/古いタイプライターを。
文章が「if 」で始まっていて、カンマ以降後半の文でthey’d(=they would)と「would(助動詞の過去形) 」が使われていることから「仮定法 」であることを見抜きます。
仮定法は英検2級の文法問題で頻出 ですから、わからない方は文法書などで復習しておいてください
(19)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①Above:(前置詞)〜の上方に、超えて
②Despite:(前置詞)〜にもかかわらず
③Outside:(前置詞)〜の外で、外に
④Within:(前置詞)〜以内に
STEP.2
穴埋め部分には「前置詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「( ) her efforts, she could not win」に入れる単語を選ぶ。
「彼女の努力」「勝てなかった」なので②しかないなとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Monicaはとても一所懸命訓練をした/州のテニスチャンピオンシップのために。/彼女の努力(にもかかわらず)、/彼女は勝つことができなかった。
このあたりの前置詞や接続詞の意味 については、長文の穴埋め問題でも必ず必要な知識 です。今回の選択肢の中で知らない単語があった人は、この機会にすべて覚えてしまってくださいね
(20)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①all the more
②all the best
③all the better
④all the most
STEP.2
穴埋め部分には複合語が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「He has been doing so( )」に入れる単語を選ぶ。
穴埋め部分前後だけでは答えを確定できないので、文脈を知るため全文を読みます。
STEP.3
問題文を読む
Shuntaroはいつも支援するよう努めている/他のメンバーを/チェスクラブの。/彼はそうしている( )/彼がそのクラブの部長になって以来/今年のはじめに。
これまでも「tried to help the other members」してきたけれども、部長になってからは「なおいっそう(=all the more) 」そうしている、という文脈になります
これも知らなければ、勘で選んで先の問題にすすむという切り替えも大事な問題ですねー
ここからは、大問2「長文穴埋め問題」編 です。
英検の長文穴埋め問題では、解く際の 流れをシステム化する ことで、
が可能になります。
英検2級の長文穴埋め問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検2級「穴埋め問題」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で、解き方について学んだら 、いよいよ過去問の演習に入りましょう。
思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
英検2級過去問解説:大問2【長文穴埋め問題】(21)〜(23)
2A
(21)
STEP.2
タイトルから最初の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
「タイトル:
シンプルな解決法 」
※タイトルに知らない単語があっても気にする必要はありません。本文を読めば問題は解けるようにできていますので、構わず読みすすめていきましょう。
「本文の日本語訳」
イングランドのBurnham-On-Seaという町で、/警察官Ashley Jonesは気がついた/たくさんの孤独な人々がいることに。/彼は方法を見つけたかった/より容易にする/これらの人々が(他の人と話を始める ) ことを。/その問題について考えたあと、/彼はアイデアを思いつきました/地域の公園のベンチのいくつかを変える/「chat benches(おしゃべりベンチ)」に。/彼は目印を置いた/それぞれのchat benchesに/それは示す/もし誰かがそのベンチに座っていたら、/その人は嫌がらないと/他人と会話をすることを。
STEP.3
選択肢を読む
①テクノロジー(科学技術)を理解する
②新しい家を見つける
③他の人と話を始める
④運動をする
警察官のAshley Jonesは、孤独な人が「何か」をすることを容易にする方法を見つけたいと思ってたんですよね。それはなにか
穴埋め部分の続きを読んでいくと、ヒントがありそうですね
そう。続きを読んでいくと、それはベンチを「chat benches」に変えるアイデアだと分かります。「chat」はチャットですから「おしゃべり」です。この時点で③っぽいと分かりますが、念のためもう少し読むと「そこに座っている人は話しかけられてもOKです」という合図になっているということがわかり、③で間違いないと確信できます
ポイント 穴埋め問題は、穴埋め部分の前後一文が特に重要 です。
前後一文を精読し、「but」「in fact」「in addition(加えて)」「instead」など、流れを把握するヒントとなる語を見つけることで、正しい選択肢を選ぶことができるようになります。
(22)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから2問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
わずか数日後/彼がchat benchesを設置してから、/Jonesは見つけて嬉しかった/彼のアイデアがうまくいっていることが。/以前に会ったことのない人々は/そのベンチに座っていた/そしてお互いに話をしていた。/そのベンチは大きな違いを生み出している/特に(高齢者の生活 ) に。/彼らの多くは暮らしている/彼ら自身で/そして難しい/家族や友達のところへ訪れるのが。/事実、機会のない高齢者もいる/会話をする/数日、数週間も。
STEP.3
選択肢を読む
①高齢者の生活
②地元の学生
③ペットを一緒にいる人々
④町に住む若い親
ベンチの設置はうまくいっていて、特に「誰に対して」うまくいっているのかが穴埋めの答えになります。
読んでいくと「seniors(高齢者たち) 」という単語もあって、ここが大きなヒントになりますね
(23)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「ディスコースマーカー(接続語句)」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから3問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
最近の調査でわかった/9百万人以上の人/イギリスの/は、しばしば寂しさを感じると。/彼らの多くは難しく感じている/友達をつくることを/なぜなら、彼らは話すことを恐れているから/彼らの知らない人たちと。/Jonesのシンプルなアイデアは提供している/簡単で魅力的な方法を/その寂しさの問題を解決する。/(事実)、 /chat benchesはとても人気になっている。/40以上のベンチが設置され/イギリス中に、/そしてそのアイデアは広がっている/他の国まで、/たとえばオーストラリアやアメリカに。
STEP.3
選択肢を読む
①事実、実際
②同様に
③反対に
④ひとつには、1つの理由としては
( )の前の文章で、ベンチのアイデアはさびしさの問題を解決していると言っています。そして穴埋め部分をはさんで、40以上のベンチが他の国でも広がっている、と「具体的な例」が提示されていますから、「①事実、実際」というつなぎ言葉がピッタリと当てはまります
英検2級過去問解説:大問2【長文穴埋め問題】(24)〜(26)
2B
(24)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
タイトルから最初の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
「
牛は友達を必要とする 」
※タイトルに知らない単語があっても気にする必要はありません。本文を読めば問題は解けるようにできていますので、構わず読みすすめていきましょう。
「本文の日本語訳」
牛乳の生産は大きなビジネスである。/北アメリカでは、たとえば、一人の人間は消費する/平均150キログラム以上の牛乳を/毎年。/供給するため/この非常に大きな必要量を、/大きな農場は機械を使用する/自動的に牛にエサをあげる/そしてそれらの牛乳をしぼる。/なぜなら(必要となる人間が少ないほど) 、/牛乳の生産のコストは下がるからだ。/そのような農場では、しかし/簡単である/病気が広がるのが/ひとつの動物から別の動物に。/このことは多くの牛が死ぬことことにつながる/農場で。/その結果、牛はしばしば別に飼われる/若い世代とは。
STEP.3
選択肢を読む
①それぞれの牛はずっと大きい
②その牛乳はより長く保たれる
③必要となる人間がより少ない
④安い食料が使われている
ポイントは穴埋め部分のすぐあとの「the cost of producing milk is lower」です。「どうであれば牛乳生産のコストが下がるか」と考えれば③しかないことがわかります
ポイント 繰り返しますが、長文の穴埋め問題では、穴埋め部分の「前後一文の精読 」が重要です。論理の「流れ」 をつかむという意識で本文を読みすすめてください。
(25)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「接続語句(ディスコースマーカー)」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
第2パラグラフから2問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
カナダの科学者は効果を研究した/若い牛を買う/この方法で。/彼らは比較した/そのような牛と/別の牛と一緒に飼われる牛とを。/研究者たちは見せた/赤いプラスチックコンテナを/牛たちがそれまで見たことのない/数回、それぞれの牛に。/ペアで飼われている牛たちはそのコンテナに興味を持った/始めは/しかし、すぐに無視するようになった。/(その一方) 、/単独で飼われていた牛たちは反応を続けた/まるでそれが初めてのように/そのコンテナを見るのが。/研究者たちは結論づけた/単独で飼われる牛はより敏感だと/新しいものに。
STEP.3
選択肢を読む
①その後
②ついに
③言い換えると
④その一方で
この段落をとおして、2つのグループの牛が比較されていることがわかれば答えは比較的簡単に選べたのではないでしょうか
「been kept in pairs(ペアで飼われている)」牛と、「been kept alone(単独で飼われている)」牛のふたつのグループですよね
で、穴埋め部分は「on the other hand(その一方で)」という表現が入るわけです
(26)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから3問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
これは重要なニュースである/農家にとって。/もし牛がエサやりや搾乳の機械に慣れなかったら、/牛乳の生産は落ちてしまう。/研究者たちは信じている/農家たちは問題を減らせるだろうと/エサやりや搾乳の/もし牛たちが飼われたら/ひじょうに小さなグループで/別々に飼われるより。/研究者たちはまた言う/病気もそれほど大きな問題にならないと/小さなグループであれば。/ほとんどリスクがない/(たくさんの動物を失う) /もしたった2,3頭を一緒に飼うだけであれば。
STEP.3
選択肢を読む
①牛にエサをやりすぎること
②たくさんの動物を失うこと
③野生の動物の攻撃
④若い牛が健康でいること
穴埋め部分の直前で、小さなグループで飼うことで「病気もそれほど大きな問題にならない(diseases are not such a big problem)」と言っています。これは「一度に多くの被害がでない=一度にたくさんの動物の命を失うリスクがない 」ということであり、②が正解になります
なるほど。試験の文章ですけど、興味深い内容ですねー(^^)
ここからは、大問3「長文読解問題」編 です。 英検の長文読解問題では、解く際の 流れをシステム化する ことで、
が可能になります。
英検2級の長文読解問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検2級「長文読解」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で学んだ解き方にそって 、過去問の答えと解説を行います。 思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(27〜29)
3A
(27)
STEP.1
メールのヘッダーを見る
①差出人(From)と受信者(To)をザッと確認します。今回は特別ヒントになるような情報はありませんが、ドメインにはいろいろな情報が含まれていることがあるので必ず目を通しましょう。
*「ドメイン」についてわからない方はまず、こちらの記事で理解しておくようにしましょう。
>>>英検2級「長文読解」の勉強法を徹底解説
②「subject (件名)」欄から、「ニュースレポーターの仕事への応募 」についての内容だということがわかる。
「Subject(件名)」を見るだけで、メールの内容がざっくりつかめちゃいますね
そう、本文を読む前に前提情報がわかれば、内容が頭に入ってきやすくなります
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:Robert Mitchellははじめにどうやって知ったか/そのニュースレポーターの仕事について。
*選択肢まで読む必要はなく、「どうやって最初にレポーターの仕事を知ったんだろう?」という視点で本文を読んでいきます。
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
Robinsonさんへ
私は今日書いています/応募するために/ニュースレポーターの仕事に/The Matlock Postの。/私は最近大学を卒業しました/英語の学位を持って。/そして私はキャリアをスタートさせたいです/ニュース記者として。/私は広告を見ました/その仕事の/あなたの新聞で/先週の日曜日に。 /そして私はあなたのウェブサイトに訪れ、/そこでいくつかの指示を見ました/メールで応募するという。
STEP.4
選択肢を読む
①彼はその広告を読んだ/新聞で
②彼はそれについて聞いた/彼の大学の誰かから
③彼はそれに対する投稿を見た/The Matlock Post websiteで
④彼はメールを受け取った/その仕事についての/友達から
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:① (根拠は赤字部分)
本文の3行目の「I saw an advertisement for the job in your newspaper」がそのまま答えになっています
素直な設問だから、ぜったい正解しておきたい問題ですね
ポイント
最重要事項 として、基本的に
1問目の答えは第1パラグラフにあります。
こういった
解き方のルールは以下の記事 でまとめていますので、その方法をマスターしてから過去問にすすむのが効果的です。
>>>英検2級「長文読解」の勉強法を徹底解説
(28)
STEP.1
2問目の「設問」を読む
設問:Robert Mitchellは〜だ。
*Robert Mitchellは何なんだろう、と意識しながら本文を読んでいきます
STEP.2
問題の答えを探しながら第2パラグラフを読む
私は卒業したばかりなので/専門的な経験まだありません。/しかし、私は大学の新聞The Campus Dailyを書きました/3年間。/3年目の年には、/私はニュース編集者でもありました。 /The Campus Dailyは運営されています/大学の学生によって/しかし、私たちは高品質の新聞を出版していました/毎週。/その間、私は書きました/少なくとも4つの記事を/1週間に/その新聞に。/私はそれらのうちのひとつを添付しています/このメールに。/加えて、私は推薦状を添付しています/私の英語の教授Dr. Olsonによって書かれた。
STEP.3
選択肢を読む
①専門の新聞社で3年間働いた
②4つの記事を添付している/彼の仕事の申込書に
③新聞の編集者だった/大学の新聞で/しばらくの間
④しばしば手紙を書いた/彼の教授の一人に/大学で
STEP.4
当てはまる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
正解以外の選択肢も、本文中に出てきた単語を「それらしく」組み合わせて受験者を惑わそうとしてきます。
選択肢と本文の内容をしっかり照らし合わせて答えを選んでください
赤字 で示してる部分が正解の根拠になってる部分ですね
(29)
STEP.1
3問目の「設問」を読む
設問:Robert Mitchellは何をしているでしょうか/今週の木曜日に
*Robert Mitchellは今週の木曜日何をしているんだろう、という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラグラフを読む
私はとても一所懸命働きます/そして、上手くやっていきます/他の人々と。/私はまた気にしません/残業や夜遅くなることを。/もしあなたが面接の予定をくんでくれるのであれば、/私に電話をください。/私は英語を教えています/学生に/午前8時から午後3時まで/木曜日に /が、他はどんな時間でも大丈夫です。よろしくお願いいたします。
STEP.3
選択肢を読む
①学生に英語を支援している/日中に
②夜遅くまで残業している/仕事で
③他の人々と会っている/彼の知り合いの
④Robinsonと面接をしている/仕事の
STEP.4
当てはまる選択肢を選ぶ
正解:① (根拠は赤字部分)
本文では「I teach English」と言っていますが、正解の選択肢①では「helping students with English」と、「teach」を「help」に言い換えています 。これは正解の選択肢をつくる際によく使われる方法 なので覚えておきましょう。
本文と同じ表現を使ったら簡単に正解が選べちゃいますもんね
だからわざと別の単語で言い換えるわけです。逆に言えば、言い換え(パラフレーズといいます)されている選択肢は正解の可能性が非常に高い んですよ
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(30〜33)
3B
(30)
STEP.1
タイトルを読む
「
Beards in History 」
*「beards」は「ひげ」という意味ですが、
タイトルだけ読んだ時点でわからなくても全く問題ありません。 英検の長文では、こういった一般的でない名詞を使ったタイトルがよく使われますが、
問題は本文を読めば解けるようになっています 。
焦らないことがポイント です。
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:科学者のCharles Darwinは〜だ。
*Charles Darwinはどうしたんだろう、と意識しながら本文を読んでいきます。
(さらに、Charles Darwin=「進化論」で有名なダーウィンのことだとピンとくると、英文の理解が早くなり有利です。)
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
男性の顔に生えている毛/は、beard(ひげ)と呼ばれる。/毛はたいてい生え始める/少年の顔に/彼らが十代のとき/また、彼らの体がある化学物質を作り始めるときに。/
科学者のCharles Darwinは考えを述べた/男性はひげをつくると/女性にアピールするために /そして多くの他の科学者たちはこの理論を支持した。/歴史を見ると、しかし/明らかである/ひげに対する態度は大きく異なっていると/文化によって。
STEP.4
選択肢を読む
①研究した/ひげに対する態度がどのように変化してきたかを/異なる文化において/時間をかけて
②発見した/ある化学物質が毛を育てると/十代の少年の顔の
③考えを持っていた/ひげは男性にとっての方法であると/より魅力的になるための/女性に対して
④ひげについての理論を支持した/科学者のグループによって示唆された
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
タイトルにもある「beards」とは何かが具体的にわからなくても、本文を読めばすぐにわかるようにできていますよね。だから焦る必要はないんです
1文目に「男性の顔に生える毛」のことだって説明してくれてますね
選択肢には、受験者を惑わそうとして本文中に出てきた単語がちりばめられています ので、正確に判断する必要があります。赤字 で示した部分が根拠となり③が正解になりますよ
(31)
STEP.1
2問目の設問を読む
設問:何人かの歴史学者によれば、1つの理由はなにか/古代イスラエルの男性が長いひげを生やした
* なぜ古代イスラエルの男性は長いひげを生やしたんだろう、という視点で本文を読んでいきます。
[/tl
STEP.2
問題の答えを探しながら第2パラフラフを読んでいく
多くの文化において、/長いひげは見なされてきた/賢さの印として。/インドでは、たとえば/宗教指導者はしばしば長いひげを生やしている。/古代イスラエルでは、厳しいルールがあった/男性が彼らのひげを剃ったり切ったりさせないようにする。/多くの男性は/イスラエルの近くの国の、/だが、彼らの顔を剃り、ひげをとても短くしていた。/
歴史学者の中には信じるものもいる/古代イスラエル人は彼らのひげを長く保っていたと/彼らが違って見えるように/他の国の人々と。
STEP.3
選択肢を読む
①なぜなら、彼らは同じに見えたくなかったから/近くの国の男性と
②なぜなら、彼らは規則に同意していなかったから/髭を剃ることについての
③なぜなら、彼らはより賢く見えたかったから/他の人々よりも/彼らのコミュニティの中の
④なぜなら、彼らは敬意を表していたから/宗教指導者に/インドの
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:① (根拠は赤字部分)
設問は「古代イスラエル(In ancient Israel)の男性が長い髭を生やした理由 」で、その答えを探しながら本文を読んでいく と「In ancient Israel,」で始まる文が2段落2行目に出てきます。ここから注意しながら読んでいき、赤字 の正解部分に行き着く、というのが理想的な解き方の流れです
設問を先に読んで、その答えを探しながら読んでいくから「答えのヒントはここらへんにありそうだな」ってピンときながら文章を読んでいける ってことですねー
(32)
STEP.1
3問目の設問を読む
設問:驚かせたものは何か/古代ローマ人の態度に/ひげに対する
*古代ローマ人のひげに対する態度が驚かせたものは何だろう?という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラフラフを読んでいく
おそらくもっと驚くべきことは/ひげに対する態度は異なっていただけではない/文化によって/それは時代によっても(異なっていた)。 /古代ローマ人は、たとえば/彼らの顔を決して剃らなかった/紀元前100年まで。/その後、ひげは人気がなくなった/約3世紀の間/重要なローマ人は決してひげを生やさなかった。/しかし、ひげは突然ファッショナブルになった/もう一度。/同様のことがその後起こった/ヨーロッパで。/ひげは人気がなくなり/17世紀に、/そして男性は顔を剃った/19世紀の中頃まで。/その時代以降、ヨーロッパの男性は長い髭をはやし始めた/ふたたび。
STEP.3
選択肢を読む
①ローマ人は考えた/重要な人物はそれらを生やすことを許されていないと
②ローマの少年は彼らの顔を決して剃らないだろう/彼らが長いひげを育てるまで
③ひげは300年近く人気がなかった/再び人気になるまで
④彼らの態度は効果を与えた/ヨーロッパのファッションに/17世紀の間
設問に対する答えとなりそうな記述が1行目にいきなりでてきますね。「What is perhaps more surprising is that 〜(おそらくもっと驚くべきことは〜)」の文がそれです
で、具体的に読むと「ひげに対する態度は文化によってだけでなく、時代によっても異なる」ってことだと分かると。いわゆる「not only A but also」構文(AだけでなくBも) ですね!
(33)
STEP.1
4問目の設問を読む
設問:The World Beard and Moustache Championshipsは〜だ
*The World Beard and Moustache Championshipsは何なんだろう、という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第4パラフラフを読んでいく
20世紀にも/ひげは不人気になった/1930年代に/けっきょく再びまた戻った(=人気になった)/1960年代に。/最近、ひげは再び人気になっている/若い男性の間で/ヨーロッパや北米の。/このことがつながった/ひげクラブの誕生に。/これらは男性のグループである/集まって、ひげを比較し合う。/これらのクラブのいくつかは始めることを決めた/World Beard and Moustache Championships (WBMC)を、/それは2年おきに開かれる。/2017年には、/WBMCはテキサスのオースティンで開催され、/33カ国738人が参加した。/
そのイベントはニセのひげ競争も含まれていた/女性が参加できる。
STEP.3
選択肢を読む
①たくさんのひげクラブの誕生につながった
②特別なカテゴリーがある/女性が参加できる
③毎年開かれる/テキサスのオースティンで
④1930年代にキャンセルされ/1960年代に復活した
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:② (根拠は赤字部分)
①の選択肢が間違っているポイントは「WBMCがひげクラブの誕生のきっかけになった」のではなく、「ひげクラブが生まれたのちにWBMCが開催されることになった」点です。
そうです。こんなふうに間違いの選択肢は「本文中にある出来事を変えて選択肢に登場させて」います ので、よく本文を読み、選択肢の内容と一致する記述(赤字で示した部分)を探し出しましょう
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(34〜38)
3C
(34)
STEP.1
タイトルを読む
「
海の宝物 」
*タイトルだけでは本文がイメージしにくい場合も、慌てず、適当に読み飛ばして本文へすすみましょう
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:なぜより多くの会社は方法を探しているのか/海から金属を手に入れる
*なんで海から金属を手に入れる方法を探しているんだろう、と意識しながら本文を読んでいきます。
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
経済が成長するにつれて、/より多くの商品が製造され、/継続的な需要が生まれる/金属に対する。/テクノロジーの変化はより増している/この需要を。 /たとえば、コンピュータやスマートフォンはレアメタル(希少金属)を必要とする/金のような。/
陸地で手に入れられる金属の量はしかし、/限られている。 /それは高価である/採掘会社が地下深く掘ることは/金属を見つけるために。/これらの理由から、採掘会社は現在探している/海の底にある金属を。
STEP.4
選択肢を読む
①テクノロジーの変化が容易で安価にしている/それをすることを
②商品を作るのに必要な金属は/見つけられない/陸では
③より多くの需要がある/ある種類の金属の/見つけるの大変な
④彼らはもうこれ以上地下深く掘ることはできない/希少金属を見つけるために
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
今回の設問の答えは、本文中のどこか一行がピンポイントで根拠となるのではなく 、赤字で示した複数の記述が正解の根拠となります
でも選択肢①は「安価にしている」がおかしいし、②は「陸では見つけられない」、④は「これ以上地下深く掘ることはできない」とかが違うので、消去法でも絞っていける感じですね
(35)
STEP.1
2問目の設問を読む
設問:Hydrothermal sea ventsは〜だ
*「Hydrothermal sea vents」は「熱水噴出孔」という意味ですが、わからなくても構いません。 「Hydrothermal sea vents」というものは何なんだろう、とそのまま読んでいきます。
STEP.2
問題の答えを探しながら第2パラフラフを読んでいく
過去、/海の底の金属を見つけることは考えられていた/あまりに難しいことだと。/ここ数十年はしかし、/レアメタルが見つけられる場所が/発見されている。/
これらの場所は「Hydrothermal sea vents」と呼ばれている。/それらは作られた/海水が深く流れたときに/地球の内部に、/その場所は岩がとても熱い。 /その岩は物質で作られた/金属を含んだ。/水はこれらの物質を吸収している。/その水が熱くなるにつれて、/水は上昇し、/海底を押し分けて、そして海に戻る。/熱い水が冷たい海水と混ざるとき、/その中の物質が海底に落ちる。
STEP.3
選択肢を読む
①現れ始めた/海底の岩の中に/ここ数十年の間に
②場所である/海底にある岩によって熱された海水がでてくる
③物質を吸収する/メタルを含んでいる/そして、それらを深くに維持する/地球内部の
④岩を押し上げる/深い地球内部から/そして、それらを落とす/海底に
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:② (根拠は赤字部分)
「Hydrothermal sea vents」のような、専門用語だと思われる単語が出てきても焦らないでください。解くのに必要であれば必ず本文で説明がなされます 。
今回も「These places are called “hydrothermal sea vents.(これらの場所が”hydrothermal sea vents.”と呼ばれている)」と、ていねいに説明されています。
「これらの場所」とはレアメタルが見つけれられる場所のことですね
それがわかった上で、正解の根拠はそのすぐうしろの文の内容です(赤字 参照)
(36)
STEP.1
3問目の設問を読む
設問:1つの理由はなにか/科学者たちがhydrothermal sea ventsに興味がある
*なぜ科学者たちはhydrothermal sea ventsに興味があるんだろう?という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラグラフを読んでいく
それらは海の深くにあるので、/hydrothermal sea ventsは発見されなかった/1970年代まで。/
科学者たちはそれらに興味がある/それらが金属を含んでいるという理由だけでなく、/驚くべき生物のために/それらの近くに生きていることが発見された。 /そのvents(穴)の付近の水は/とても熱くて暗く、そして強力な酸で満ちている。/これらの困難な条件にもかかわらず、/バクテリアや動物は住むために適応している/これらの場所に。/
他のすべての生き物と異なり/惑星上の、/これらの特別な生物はエネルギーに頼っていない/太陽からの 。
STEP.3
選択肢を読む
①それらは特別な金属を含んでいる/最近になって発見された
②それらは強力な酸で満ちている/海の中では一般的でない
③変わった生物/太陽のエネルギーに依存しない/が、そこで生きている
④それらが生み出した熱は使われる可能性がある/エネルギー源として
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
この文章でも「not only A but also」構文(AだけでなくBも) 」がポイントになっています
長いですけど引用すると「Scientists are interested in them not only because of the metals they contain , but also because of the amazing creatures found living near them .」の部分ですね
さらに、そのamazing creaturesは「do not depend on energy from the sun(太陽からのエネルギーに頼っていない)」という段落最後の文から③だと確定できます
(37)
STEP.1
4問目の設問を読む
設問:深海採掘はどんな課題に直面しそうか/将来
*深海採掘は将来どんな課題に直面しそうなんだろう?という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第4パラフラフを読んでいく
そのvents(穴)の状態は意味する/それら付近の採掘はとても困難が伴うことだと。/vents(穴)の近くを掘るためのテクノロジーは/現在存在している、/しかしそれはまだとても高価である。/他もの問題もある/深海採掘に関して。/科学者たちは信じている/いつか近いうちに、/企業が金属を採掘できる余裕を持つようになるだろうと/深海から。/しかし、
vents(穴)付近を採掘することはおそらく有害である/そこに住む生物にとって。 /その結果、金属のために海底を採掘することは可能になっても、/
政府や環境団体はそれに反対するかもしれない/そしておそらく、それを禁止さえするかもしれない。
STEP.3
選択肢を読む
①政府がお互いに戦うかもしれない/最も良い深海のエリアをめぐって
②科学者たちは一生懸命働かなくてはならない/その技術を発明するために/それに必要とされる
③たくさんのお金がかかる/生物を移動させるのに/vents(穴)の近くに住んでいる
④人々はそれを止めようとするかもしれない/起こりうるダメージが原因で/環境への
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解④: (根拠は赤字部分)
パラグラフの後半の文章(赤字 部分)が正解の根拠です
(38)
STEP.1
5問目の設問を読む
設問:次の文のうち、正しいものはどれか?
*このパターンの設問に限っては、すでにこれまで読んできた英文の中に答えがあります
STEP.2
選択肢を読んでいく
①海の中で金属を見つけることは考えられていた/あまりに難しくてできないと/過去は
②新しいコンピュータやスマートフォンは使用する/より少ない量の希少金属(レアメタル)を/古いものより
③科学者たちは発見した/hydrothermal sea ventsから金属を得る方法を/1970年に
④いくつかの国はそれを違法とした/企業が深海採掘を行うことを
POINT 長文読解問題の最後の問題 では、このように「Which of the following statements is true? 」という設問が出題されることがあります。
選択肢の内容は、これまで読んできた英文の中から横断的に出題されます。すでに読んできた英文ですので、内容が頭に残っていれば選択肢を読めば正解がわかります。
もし本文の内容を覚えていなかったら、絶対に違うなという選択肢を切ったあと、直感で選んでしまうのも一つの手 です。あなたの目標は全問正解ではなく、英検2級合格 ですよね。
時間のロスをなくし、次のライティング(英作文)に気持ちを切り替えましょう!
ちなみに、今回の問題の正解は第2パラグラフの1〜2行目に書かれている「In the past, finding metals under the sea was considered to be too much of a challenge.(過去には、海の底の金属を見つけることはあまりに難しいことだと考えられていた)」が正解の根拠になります。