木下都議“1日登庁”11月報酬で取材側とバトル「私には受け取る権利あると?」質問に苛立つ
無免許運転を繰り返していたとして在宅起訴され、2度の辞職勧告決議を受けるも辞職拒否していた木下富美子東京都議が22日、都庁で会見を開き、急転辞職することを表明した。無免許運転を謝罪する一方で、「議員活動継続を望んでいるにも関わらず、十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実」との主張を展開した。
7月に当選後、問題が発覚して以降は、体調不良などを理由に議会欠席するなどし「雲隠れ」と批判された。11月9日に初登庁したが、議員辞職は拒否していた。
議員報酬は寄付する意向を示しているが、会見の終盤では、取材記者と11月分の報酬を巡って、厳しい口調での応酬があった。
11月は9日に登庁したので議員報酬は受け取ってもいいと検討しているのかと聞かれると、木下氏は「そこにつきましては、仕事がしたくて出てきたことを踏まえ、何度も申し上げたいことは、議員の仕事というのは議会に出ることだけではございません。議会へ出てくるための様々な準備を進めていたこともあります」とした。
11月分の受け取りは「そこは検討したいということです」と説明し、現段階では受け取らない決断はしていないのかと問われると「現段階ではしておりません。受け取らないことも踏まえてどの形が良いのか、そこはちょっと丁寧に考えたい」と返した。
取材側から「11月に関しては議員活動を、やるべきことはやっていたから、私には受け取る権利があると?」と聞かれると、険しい表情になり、苛立った口調で「そこまでのことは、まだ申し上げておりません」と返した。
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