神谷パイプ(株)

私たちの会社では車や二輪、農機具、船舶、鉄道などのパイプ製品の量産および試作を手がけています。車で言えばエンジンやマフラー、足回り等に用いられる製品。1970年の創業以来、安定成長を続けているのは「曲げ加工の技術力の高さ」にあると自負しています。技術者たちの腕ももちろんですが、当社では市販の設備や機械をメーカーとともに改良し、独自の仕様で製品を生み出しているほどです。

当社の加工部門には曲げ、穴あけ、溶接、切断、切削とさまざまな工程がありますが、1つの工程やマシンのスペシャリストを育てるつもりはありません。
ここ数年で社員数も増え、50名ほどの体制になったため、社員たちには多能工をめざしてほしいと思っています。その中で各工程に正担当・副担当などを置くことで、長期休暇なども安心して取得できる体制にしていくつもりです。

また当社なら、パイプ製品づくりの醍醐味も存分に味わうことができます。少し専門的になりますが、曲げ精度を確認する際に、検査治具にうまく入らないことがあります。それを自分なりの調整で、きれいに収めた時の達成感は格別。パズルを完成させた時の喜びに似ています。
ほかにも“マフラーに興味があって入社した”という社員もいますし、少し前には個人ディーラーの方から「こんなマフラーをつくれますか」というお問い合わせをいただいたこともあるんですよ。

社内には20代、30代が活躍する一方で、60代のベテランもいます。その方たちから技術を学ぶには、今がチャンスです！
また私自身、社長に就任した時から思っているのは部署間や上下間の風通しを良くし、納得して仕事をしてもらいたい。その為には聞きやすく何でも言い合える関係を築こうということです。その環境は、入社後の成長に大きく影響すると考えております。そうなるように私からも積極的にコミュニケーションを図りますし、キャリアコンサルタントにも定期的な社員のフォローをお願いしています。

当社では、さまざまな業種のパイプ加工製品を手掛けております。最近では、新しい引き合いもありビニールハウス部品の加工も行っており今後も新たな業種への進出もしようと考えております。
その中でみなさんは将来の幹部候補として、技術力や人間力を磨いていってほしいと願っています。まずは５年後の自分をイメージして、日々の業務に取り組んでいって下さい（代表取締役　神谷益三）。