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最終更新日:2021/11/16
「20年ほど前、車いす利用者のお世話をした際、『あちこち体が痛い』などのご不満を聞いたことをきっかけに、自分で車いすの開発に乗り出しました」(金山)。
わたしたちカナヤママシナリー(株)が開発した車いすは、たびたび「車いす界の○○」と、高級外車の名前を用いて紹介されています。その品質を支えるのは、長年培ってきたアルミ溶接技術です。優れたスキルは、半導体を製造するための容器「真空チャンバー」製造や、電子デバイス製造などを手掛ける精密加工でも発揮されています。真空機器事業、電子機器事業、そして車いすなどの福祉機器事業という、3つの柱によって当社は国内外から広く認知されており、それぞれのお客様から「他にもこのような事業を手掛けているのか」と驚かれると共に、信頼を獲得する一因にもなっています。アルミ以前の真空チャンバーはステンレス製で、重い上に熱伝導率が悪いものでした。これをアルミでつくるには、チャンバー内の気密性を保つための溶接が必要であり、ここに当社の技術が活かされました。真空機器事業部は社内一貫生産で、真空チャンバーのほか医療、航空、宇宙、原子力産業までを網羅するソリューションパートナーとして展開しています。電子機器事業部はプリント基板製造工程の一つである穴埋め工程を行い、その治具も制作するなど独自スキルを発揮しています。福祉機器事業部は、背もたれや座面の角度を自由に変えられる、座り心地の良い車いすなどを次々と開発。そのほか、立ち上がり補助具や手袋・マスクなど豊富なアイテム数を誇ります。真空機器は、受注から納入まで数年を要することもある、サイクルの長い事業です。一方、電子機器のサイクルは長くとも半年。福祉機器はお客様のニーズに合わせた対応が求められます。これら3事業部による事業展開は、それぞれの谷を埋め、安定した成長を促す点でも有効です。そして、これらを有機的に機能させるには各事業で横断的に活躍できる人材が欠かせず、コミュニケーションを重視し、柔軟な対応ができる組織づくりを行っています。入社後は3カ月ほどで各事業の基本を学び、ご本人の希望や適性によって配属を行います。バラエティに富んだ職場ですので、人の意見に耳を傾けられる方、熱中して物事に取り組める方にとってやりがいのある仕事であるといえるでしょう。ゆくゆくは、社内に社長を担える人材を10人揃え、分社化や新事業の独立採算化を図る姿を思い描いています。代表取締役社長 金山宏明