相手をけなす、皮肉、つまらないことしかできない人のたとえ、非難、自分勝手など読み方や見た目、漢字の構成がかっこよくても実は悪い意味の四字熟語がたくさんあります。 ここでは、カッコイイ感じがするけれど実は、悪い意味の四字熟語を一覧で紹介していきます。 悪い意味の言葉ですので、座右の銘や目標、スローガンなどにするのは控えたほうがいいかもしれません。
カッコイイけど悪い意味の四字熟語 一覧
四字熟語 | 意味 | |
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悪逆無道 【あくぎゃくむどう】 |
道徳に背いたひどい悪事を行うこと。 | |
悪事千里 【あくじせんり】 |
悪い行為や評判は、すぐに世間に知れ渡ってしまうということ。 | |
暗中模索 【あんちゅうもさく】 |
手がかりのないまま、あれこれとやってみること。 | |
以毒制毒 【いどくせいどく】 |
悪を滅するために、他の悪を用いること。 | |
異類異形 【いるいいぎょう】 |
普通では見られない姿かたちや様子のもの。 | |
一言居士 【いちげんこじ】 |
何事にも必ず何か意見を言わないと気のすまない人。 | |
一口両舌 【いっこうりょうぜつ】 |
前に言った内容と後に言った内容が食い違っていること。 | |
一文不通 【いちもんふつう】 |
読み書きができないこと。 | |
因果応報 【いんがおうほう】 |
ある原因のもとに生じた結果や報いのこと。 | |
横行跋扈 【おうこうばっこ】 |
わがもの顔で好き勝手にのさばること。 | |
横行闊歩 【おうこうかっぽ】 |
思うままに振る舞うこと。 大威張りで歩くこと。 | |
禍従口生 【かしょうこうせい】 |
禍はおしゃべりから起こるということ。 | |
我田引水 【がでんいんすい】 |
自分に都合のいいように言ったり行動したりすること。 | |
海千山千 【うみせんやません】 |
長年苦労と経験を積み、世間の表裏を知り尽くしていて悪賢いこと。 | |
外題学問 【げだいがくもん】 |
うわべだけの学問のこと。 | |
勧善懲悪 【かんぜんちょうあく】 |
善いことをするように勧め、悪い事を懲らしめること。 | |
眼中無人 【がんちゅうむじん】 |
自己中心的で、おごりたかぶったふるまい。 | |
気随気儘 【きずいきまま】 |
自分勝手で思いどおりにふるまうさま。 | |
疑心暗鬼 【ぎしんあんき】 |
疑い深さからあらぬ妄想にとらわれること。 |
四字熟語 | 意味 | |
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牛頭馬頭 【ごずめず】 |
地獄の鬼。地獄の鬼のように情け容赦のない人のこと。 | |
魚目燕石 【ぎょもくえんせき】 |
よく似ているが本物とは違うもの。 | |
教唆煽動 【きょうさせんどう】 |
そそのかして他人に行動させること。 | |
狂言綺語 【きょうげんきご】 |
道理に合わない言葉と表面だけを飾った言葉。 | |
曲学阿世 【きょくがくあせい】 |
世間の人気を得ようとするために、真理をねじまげること。 | |
空理空論 【くうりくうろん】 |
役に立たない考えや理論。 | |
軽慮浅謀 【けいりょせんぼう】 |
あさはかで軽々しい考えや考え。 | |
権謀術数 【けんぼうじゅっすう】 |
巧みに人を欺く策略のこと。 | |
牽強付会 【けんきょうふかい】 |
自分の都合のいいように理屈をこじつけること。 | |
狐仮虎威 【こかこい】 |
権力者の威勢を借りて威張ること。 | |
狐疑逡巡 【こぎしゅんじゅん】 |
疑いく決断がつかないで、ぐずぐずすること。 | |
狐狸変化 【こりへんげ】 |
を騙し、悪事を行う人のたとえ。 | |
公私混同 【こうしこんどう】 |
公的なことと私的なことを混同すること。 | |
厚顔無恥 【こうがんむち】 |
ずうずうしくて恥知らずなこと | |
巧言令色 【こうげんれいしょく】 |
口先だけで真心に欠けること。 | |
荒唐無稽 【こうとうむけい】 |
非現実的なこと。でたらめ。 | |
三百代言 【さんびゃくだいげん】 |
口先で人をごまかす人。 | |
四角四面 【しかくしめん】 |
真面目すぎて融通のきかないこと。 | |
四面楚歌 【しめんそか】 |
まわりが敵かりであること。 | |
支離滅裂 【しりめつれつ】 |
ばらばらに乱れている状態。 |
四字熟語 | 意味 | |
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自画自賛 【じがじさん】 |
自分のしたことを自分でほめること。 | |
自業自得 【じごうじとく】 |
自分の行いの報いを自分自身が受けること。 | |
自己顕示 【じこけんじ】 |
自分の才能・実績などを他人に見せびらかすこと。 | |
自暴自棄 【じぼうじき】 |
やけくそになること。 | |
自由奔放 【じゆうほんぽう】 |
自分の思うがままにふるまうこと。 | |
手練手管 【てれんてくだ】 |
人をだましたり、操ったりする技術のこと。 | |
城狐社鼠 【じょうこしゃそ】 |
自分の身の安全を確保しておいて悪事をはたらく人のこと。 | |
薪尽火滅 【しんじんかめつ】 |
人が死ぬこと。 | |
進退両難 【しんたいりょうなん】 |
進むことも退くこともできない状態。 | |
針小棒大 【しんしょうぼうだい】 |
些細な事をおおげさに言うこと。 | |
人事不省 【じんじふせい】 |
昏睡状態になること。 | |
人面獣心 【じんめんじゅうしん】 |
冷酷無情な人。思いやりのない人。 | |
水火無情 【すいかむじょう】 |
水害や火事のように甚大な被害を与えるということ。 | |
随波逐流 【ずいはちくりゅう】 |
自分の考えもなく、大勢の方に従うこと。 | |
趨炎附熱 【すうえんふねつ】 |
権力のあるものにこびへつらうこと。 | |
寸善尺魔 【すんぜんしゃくま】 |
善いことには邪魔がはいりやすいということ。 | |
凄風苦雨 【せいふうくう】 |
悲惨な境遇のこと。 | |
青藍氷水 【せいらんひょうすい】 |
弟子が師よりも優れていること。 | |
雪上加霜 【せつじょうかそう】 |
災難や不幸などが次々と起こること。 | |
雪泥鴻爪 【せつでいのこうそう】 |
跡形もなく消えてしまうこと。 |
四字熟語 | 意味 | |
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絶体絶命 【ぜったいぜつめい】 |
追いつめられ窮地にある状態。 | |
浅学非才 【せんがくひさい】 |
学問や見識が浅く、才能が欠けていること。 | |
潜移暗化 【せんいあんか】 |
環境や他人の影響でいつの間にか自分の性質や考え方が変化していること | |
前虎後狼 【ぜんここうろう】 |
災難などの不幸が次々と起こること。 | |
叢蘭秋風 【そうらんしゅうふう】 |
悪人が善人に危害を加えること。 | |
争名争利 【そうめいそうり】 |
名誉や利益を求めて争うこと。 | |
多事多難 【たじたなん】 |
事件や困難が多いこと。 | |
大逆無道 【たいぎゃくむどう】 |
人の道に外れたひどい行為。 | |
箪食瓢飲 【たんしひょういん】 |
粗末な食事のたとえ。 | |
知小謀大 【ちしょうぼうだい】 |
見識が浅いにもかかわらず、大きな計画を立てること。 | |
知謀百出 【ちぼうひゃくしゅつ】 |
人をだます手口を次々と考え出すこと。 | |
朝三暮四 【ちょうさんぼし】 |
目の前の差にこだわり、結局は同じ結果なのに気がつかないこと。 | |
跳梁跋扈 【ちょうりょうばっこ】 |
悪人が好き勝手に動き回ること。 | |
天罰覿面 【てんばつてきめん】 |
悪い行うとすぐに天の罰が現れること。 | |
天網恢恢 【てんもうかいかい】 |
悪事を行った者には必ず天罰が下り逃がれられないということ。 | |
陶犬瓦鶏 【とうけんがけい】 |
形は立派だが、実際には役に立たないもの。 | |
同工異曲 【どうこういきょく】 |
違っているようで実は大体同じようなこと。 | |
得手勝手 【えてかって】 |
わがままなこと。 | |
内柔外剛 【ないじゅうがいごう】 |
本当は気が弱いのに、態度は強そうに見せかけていること。 | |
内疎外親 【ないそがいしん】 |
内心では嫌っているが、うわべでは親しげにすること。 |
四字熟語 | 意味 | |
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南郭濫吹 【なんかくらんすい】 |
実力の無い者が実力があるかのように見せかけること。 | |
南柯之夢 【なんかのゆめ】 |
世の中は夢のようにはかないということ。 | |
二束三文 【にそくさんもん】 |
値段が非常に安いこと。 | |
日陵月替 【にちりょうげったい】 |
日に日に衰退していくこと。 | |
罵詈雑言 【ばりぞうごん】 |
きたない言葉で、悪口の限りを尽くすこと。 | |
馬耳東風 【ばじとうふう】 |
人の意見や批評を全く気にかけないで聞き流すこと。 | |
馬鹿正直 【ばかしょうじき】 |
正直すぎて周囲の人々が迷惑するほど融通がきかないこと。 | |
排斥擠陥 【はいせきせいかん】 |
悪意をもって人をおとしいれること。 | |
八方美人 【はっぽうびじん】 |
誰とでも要領よく付き合う人。 | |
悲憤慷慨 【ひふんこうがい】 |
自分の運命などを憤って嘆き悲しむこと。 | |
皮相浅薄 【ひそうせんぱく】 |
物事の見方や考え方がうわべだけのこと。 | |
美辞麗句 【びじれいく】 |
巧みに美しく飾った言葉。 | |
匹夫之優 【ひっぷのゆう】 |
向こうみずで思慮に欠けた勇気。 | |
百鬼夜行 【ひゃっきやこう】 |
悪人などが多く集まって奇怪な振る舞いをすること。。鬼や妖怪の群れが闇の中を歩きまわること。 | |
不知案内 【ふちあんない】 |
知識や心得がなく、事情がよくわかってないこと。 | |
風前之灯 【ふうぜんのともしび】 |
今にも死んだり滅びたりしそうな状態。 | |
辺幅修飾 【へんぷくしゅうしょく】 |
外見を飾り見栄を張ること。 | |
放縦懦弱 【ほうしょうだじゃく】 |
気ままで、何をやっても無気力なこと。 | |
法界悋気 【ほうかいりんき】 |
自分とは無関係な人に対して嫉妬したり、ねたんだりすること。 | |
傍若無人 【ぼうじゃくぶじん】 |
他人を無視して、自分勝手にふるまうこと。 |
四字熟語 | 意味 | |
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墨名儒行 【ぼくめいじゅこう】 |
主義・主張と実際の行いが異なることです。 | |
没分暁漢 【ぼつぶんぎょうかん】 |
物わかりの悪い男。 | |
未開野蛮 【みかいやばん】 |
文化の開けていない状態。乱暴で礼節を知らないこと。 | |
無学文盲 【むがくもんもう】 |
学問・知識がなく、文字が読めないこと。 | |
無学無識 【むがくむしき】 |
学問・知識がないこと。 | |
無芸大食 【むげいたいしょく】 |
特技や取り柄がないのに大食いをすること。 | |
無声無臭 【むせいむしゅう】 |
誰にも気づかれずに目立たないこと | |
無知蒙昧 【むちもうまい】 |
学問・知識がなく、愚かなこと。 | |
無理往生 【むりおうじょう】 |
相手を威圧して無理やり承知させること。 | |
無理無体 【むりむたい】 |
相手の意向など無視して、強引に物事を行うこと。 | |
綿裏包針 【めんりほうしん】 |
穏やかで優しそうに見えるが、実際は悪意を持っていること。 | |
面従後言 【めんじゅうこうげん】 |
目の前にいる時はこびへつらいうが後で陰口をいうこと。 | |
面従腹背 【めんじゅうふくはい】 |
表面では服従しているように見せかけて、内心では反対すること。 | |
妄言綺語 【もうげんきご】 |
でたらめ言い、嘘をつくこと。 | |
野蛮草昧 【やばんそうまい】 |
文化が未発達で秩序が乱れていること。 | |
優柔不断 【ゆうじゅうふだん】 |
判断できず、迷ってばかりいること。 | |
有口無行 【ゆうこうむこう】 |
口ばかり達者で、実行が伴わないこと。 | |
有名無実 【ゆうめいむじつ】 |
名ばかりが立派で、それに見合う実質が伴わないこと。 | |
羊質虎皮 【ようしつこひ】 |
外見は立派だが、それに見合う実質が伴わないこと。 | |
羊頭狗肉 【ようとうくにく】 |
見かけと実質がともなわないこと。 |
四字熟語 | 意味 | |
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羊很狼貪 【ようこんろうどん】 |
荒々しく道理に背き、欲深いこと。 | |
落花狼藉 【らっかろうぜき】 |
物が散乱していること。 | |
濫竽充数 【らんうじゅうすう】 |
能力もないのに、才能があるように見せかけること。 | |
流言飛語 【りゅうげんひご】 |
世の中で言いふらされいるうわさ話。 | |
竜頭蛇尾 【りゅうとうだび】 |
初めは勢いがよいが、終わりは勢いがなくなってしまうこと。 | |
梁上君子 【りょうじょうのくんし】 |
盗人のたとえ。泥棒の異称。 | |
傲岸不遜 【ごうがんふそん】 |
横柄で思い上がっていること。 | |
晨星落落 【しんせいらくらく】 |
しだいに仲のよい友人がいなくなること。 | |
漱石枕流 【そうせきちんりゅう】 |
負け惜しみの強いこと。 | |
燎原之火 【りょうげんのひ】 |
物事が非常な勢いで広がること。 | |
魑魅魍魎 【ちみもうりょう】 |
山野に棲むさまざまな妖怪たちの総称。様々な化け物、妖怪変化。 |
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