エッセイ 走のオススメライトノベル十選
こんばんは。白沢走です。ここでラノベを紹介するのもなんだかなあ~とは、思ったんですが、埋もれてしまうに余りに惜しい。流されては、欲しくない作品をスコップしました(時代に)。相変わらず、ひと口コメントも添えます。発行日順です。それではスタートッ!
一、〇が呼び声に応えよ獣/〇田禎信
〇術士オーフェンはぐれ旅シリーズ第一巻。〇が呼び声に応えよ獣です。五巻にある、とある台詞を越えたくて、ラノベ書き目指してるんですが、この一巻には、すべてが詰まっています。笑いあり。感動あり。涙ありの歴史的大傑作。是非っ!
二、〇ギ―ポップは笑わない/〇遠野浩平
いわずとしれた、ライトノベルの金字塔。群像劇の究極形です。影響を受けた作家さんは、数しれず。いずれも大成なさって、ご活躍されています。時点ジャンプ、視点移動駆使した『パズルゲーム』小説。まだ読んでいない方は、是非っ!
三、〇グナロク 黒き獣/〇井健太郎
この人より戦闘描写、上手い人、居るんだろうか……? 相も変わらずその腕前は別作にて発揮されていますが(〇ークⅨの四巻とか、鳥肌モノ)。歳を取っても、錆び付く所か、冴え渡る筆致。ここ、『小説家になろう』でもご活躍されてますね。
四、〇二月のベロニカ/〇子潤一郎
〇士見ファンタジア文庫、八年振りの『大賞』受賞作。叙述トリックを見事に駆使した二者の絆。そこで巫女となった幼馴染みとの、深い恋を描く。――ラストの近辺にて、〇で疾走するシーンは涙モノッ! ブコフに急げっ!
五、〇れど罪人は竜と踊る。/〇井ラボ
テクノマジック・ノベルの謳い文句に恥じぬ、超・超絶、考察系。ありとあらゆる角度から切り込むその描写も然ることながら、最後の最後に明かされる『純愛』がなんとも……っ! 必読ですっ!
六、〇ルドゥック・スクランブル/〇方丁
スチームパンク感溢れる〇氏の代表作(の、ひとつ)。途中のギャンブルシーンは、超・壮絶な駆けあいが展開されますっ! 全三巻ですが、まったく長くないっ! (褒め言葉です。念のタメッ!)。あっという間の物語を、貴方(女)へ。
七、〇宮ハルヒの憂鬱/〇川流
走が一人称で書きたいっ! と思った切っかけ。流暢な語り口と造旨が深いのがクセになります。読んでない人、居ないっスよねー? でも紹介っ!
八、〇の街/〇川浩
04年作。或る日突然塩化してしまう人々。主人公はその謎を解き明かすべく、不断の『非』日常を捜査します。問題解決後の一文がなんとも……っ! 未読の方は、是非っ!
九、〇う司書と恋する爆弾/〇形石雄
「〇いおい、大丈夫か?」なる選評があったのですが、序盤、中盤に変則的描写あり。それらを踏まえたのち、『死者たちが本になる世界』を読み解いていくと……っ! コレが、涙で眼前が……っ! うっ……っ!
十、〇ヴは夜明けに微笑んで/〇音啓
同級生のふたり。『あの日交わした、約束の別離』。三人称でファンタジー、コレより上手く書けるのが、居るのか? ――タイトルコールならぬ表題が編入されるシーンでは、その背に怖気が(感動で)っ! 涙なくしては、語れない、歴史に残る大名作。
以上、十選でしたっ! いずれも最初の出版社(原版)を推奨。純文系も、やりたいなあ……っ! では又っ!
レビュー、評価、ブクマいただけると幸いです。