ウメボシイソギンチャク 【梅干磯巾着】
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概要 体の部分が赤色をしているところから梅干の名がついている。 |
2017/09/15(作成)-2017/09/15(最終訂正)
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◆ミドリイソギンチャク同様、飼育が簡単なイソギンチャクのですね。磯で見たことのある人は、名前の由来である赤色が鮮やかなので印象に残っている人も多いではないかと思います。
◆無性生殖で増えます。子供を、体の中(胃腔)で保育します。そして数ミリの子供が、生まれます。
◆岩陰の日光があまり当たらない場所などに群れている事が多く、ミドリイソギンチャクのように砂の中に体を埋めることは嫌いなようです。 |
◆2枚目の写真は、sunさんに提供していただきました。 攻撃用の触手を出したものです。触手の付け根付近の青白い粒粒の物 密集させて置くとこのように喧嘩始めます。ある程度距離を置いて水槽内に入れると良いと思います。 ・・・ナウシカのオウムとは、逆だな(笑)。 |
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採集(拉致)・飼育について
◆餌は、数日に一回でよい。 何でもよく食べしらす干、煮干、魚やイカなどの刺身、市販の魚用の飼料などでもよい。 毎日与えてもいいが、巨大化するので小さな水槽で飼育する場合は注意。
◆飼育下では、居心地が良い所を見つけるまで動き回ります。あまり動いてほしくない時は、石などで囲っておきその中に納まるように仕向けます。
◆イソギンチャク同士は、喧嘩します。必ず、距離を置いて水槽内に配置しましょう。 ミドリイソギンチャクより小さいのでミドリイソギンチャクのそばだと食われる事が あります。離していれるようにしましょう。(2枚目の写真参照)
◆コップのような小さい容器でも飼育可能。ただし水換は、まめに行い 特に、餌を与えた後には、必ず行う必要がある。
◆時々粘膜のようなものがはげますが、それもスポイトなどで取るだけで良いです。
◆周期的に触手を引っ込めて何日も休んでしまうことがある。水槽飼育だからそうなるのかもしれない。自然界では、潮だまりで水温が上がると休眠し、満潮になり新しい海水が流れ込むと触手を開くが、変化の少ない水槽では、誤解して眠り?ぱなしになるかもしれない。 そのままだと不安な場合は、数日後に刺激してみてはどうでしょう。水換えの時に30分程度水を入れずにおいて擬似干潮にするか、先丸いマドラーなどの先でやさしくさする等の刺激でしばらくしたら元気に触手を開くことがあります。
◆クローン(?)で増えます。一日に1~2個体の子供を口から吐き出します。 15~20個体ほど産みます。3枚目の写真は、3つ程産んだ子がみえます。
◆イギリスのある博物館で飼育していたウメボシイソギンチャクが、70年間以上生きていた記録があるようです。
◆管理水温 冬場は、最低15℃で それ以下に下がると縮みまるくなり開きません。 夏場は、最高28℃で 潮だまりには、あまりいません。…つまり高温には、弱い。
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----メモ---- しらす干・クリル・アサリ・刺身など数日に1回 | 分類 | 磯巾着目ウメボシイソギンチャク科 | 学名 | Actinia equina | 和名 | ウメボシイソギンチャク【梅干磯巾着】 | | |
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