都議会議員 板橋区選出の 木下ふみこ です。
コロナとの戦いは長期戦の様相を呈してきました。
「GDP対前年比 27%ダウン」という未曾有の経済の落ち込み、多くの感染者と死者を考えれば、新型コロナウイルス感染症は、世界に降りかかる災禍です。多くの犠牲が強いられているわけですが、コロナを恐れ、打ち砕かれているばかりではなく、長期化を見据えて、「コロナをきっかけに社会変革を行おう!」と前向きに捉えてみる思考の転換も重要であると考えます。
例えば、道路の活用。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、飲食店などでは「3密」を避けるため、客席を減らしての営業を余儀なくされています。同じ営業時間の中で、売上げ・利益が落ち込むのは当然のこと。
このような飲食店事業者を救うため、国交省では、国道における道路の占有の緩和を行うことを決めました。
一定の条件下において、飲食店が面する国道で、テーブルや椅子、パラソルを出しての営業を許可するとしたのです。
これを受けて、「都民ファーストの会」では、都道や区道でも実施できるよう、規制緩和を強く要望。11月末までの期間限定ではありますが、このような「テラス」的な営業が可能となっています。
パリのシャンゼリゼのように、ヨーロッパの広場のように、オープンエアーの中飲食が楽しめる新しい文化が日本でも当たり前となるかもしれません。
このような営業形態にチャレンジする飲食店には「テラス営業支援事業」として、1件あたり10万円を上限に補助(2/3 支援)を開始しています。
このような取組は、東京では、「丸の内仲通り」 や 「池袋のグリーン大通り」などで「国家戦略特区」指定の元、実験的に行われてきたのみでした。
コロナをきっかけに、都内全域での取組が可能になった事実は大変大きいことです。
私は、せっかくなので、地元の板橋区内で何とかこの制度を活用して欲しいと考え、8月の頭から、商店街関係者や意欲的な飲食店経営者などの知り合いに、規制緩和の内容と補助事業についてご説明に回っています。
これを受けて、ハッピーロード大山商店街振興組合さんでは、積極的に実現に向けて取組を進めていらっしゃっており、私も、都度都度ご相談にのっているところです。
ハッピーロード大山商店街地区では、都道の建設に伴う再開発で、用地買収が進んでおり、工事の白囲いが増えている中、継続的に賑わいを創ることが課題となっています。今回の規制緩和は、白囲いの前のスペースもテラス営業の場所として認められることから、期待が高まっているのです。
ハッピーロード大山商店街(写真は商店街HPより)
私が学ぶ 東大まちづくり大学院の関係者の間でも、日本における道路の利活用が遅れていることを嘆き、突破口を作ろうと全国や世界の先進事例を紹介したり、ニューヨーク交通局で街路の活用を実現した識者を招聘してのシンポジウムを開催するなどの取組を行ってきていますが、規制の厳しい日本の道路でこれらが実現するのは、まだまだ先のこと。と感じていただけに、コロナによる規制緩和で、時限的にでも進んだことは本当に嬉しいことです。
写真は2019年5月20日の「ストリートファイター〜街路が変われば街が変わる」著者:NY交通局長ジャネットサディクカーン氏を招いてのシンポジウムの様子から。
今回の規制緩和で多くの好事例が生まれ、時限的でなく恒常的な規制緩和へとつながるよう、多くの皆様の関心と取組が広がることを祈ります。
必要な情報は以下にまとまっていますので、ぜひ参考にしてみて下さい!