都議会議員 板橋区選出の 木下ふみこ です。
昨日 5/14 、国により、緊急事態宣言が39の県で解除となりました。
東京都は5/31まで継続です。(継続となったのは、北海道/埼玉/神奈川/千葉/大阪/京都/兵庫と合わせて8都道府県)
本日は「国の緊急事態宣言」に伴い、都が都民の皆様や事業者の皆様にお願いしている「緊急事態措置(休業要請等)」の緩和と再要請の基準を、数値も含めて明確に示す「ロードマップ」の骨格を発表しましたので、ご案内です。
● 緊急事態措置緩和と再要請の考え方
3つの柱に基づく7つの指標(後述)をモニタリングし、指標を下回ることを前提に
総合的に勘案し「緩和」を行います。1項目でも再要請の数値を超えると
新たな仕組み 「東京アラート」を鳴らし、都民の皆さんに警戒を呼びかけます。
2項目以上が「再要請」の数値を上回ってしまえば総合的に勘案し「再要請」に逆戻りとなってしまいます。
●「緩和」と「再要請」検討のモニタリング指標
3つの柱「感染状況」「医療提供体制」「モニタリング」に基づき以下①〜⑦の指標を観察し、2週間継続を基準に判断していきます。
◆感染状況
①新規陽性者 1日あたり20人未満(緩和) 50人以上(再要請)
②リンク不明(感染経路が追えない患者)率 50%未満
③週単位の陽性者の増加率が1未満
◆医療提供体制
④重症患者数
⑤入院患者数
◆モニタリング
⑥PCR検査の陽性率
⑦受診相談件数
この「解除」の指標はかなり厳しい目標です。
例えば、本日の新規患者数は、9名と1桁となり喜ばしいことですが、これは5/1の自粛の成果とするとどうでしょうか。20名以下の新規患者数の指標で見ると、昨日の20名に続き、たった2日達成したに過ぎません。これを2週間続けなければ「解除」とならないことになります。連休明けから人出は増えているようです。そう考えると20名以下を2週間維持できるでしょうか。。
●緩和措置のステップは4段階
現在は下記イメージ図で言うと、ステップ0にあたります。
指標の改善状況を見ながら、徐々に感染者を出しそうな施設への要請解除を行っていくことになります。 2週間を目処に指標を観察し、次のステップへ行くか戻るかの判断とします。
本日は、緩和のロードマップに検討に用いる「指標」と、緩和のステップの骨格を示しました。より詳細なロードマップは来週にも、策定&発表していくことになります。
●都民ファーストの会から都知事に示したロードマップ
都民ファーストの会では、世界の事例研究と専門家の皆さんとの意見交換をもとに「都民ファースト版 ロードマップ "いのち と 医療 と 経済を守る"」(詳細✳︎)を策定し、5/12、小池都知事に提言を行いました。
方針として「段階的な緩和」をとること。及び、緩和の際の基準 ①新規感染者数や死者数が減少していること、②医療体制が確保できていること、そして、③PCR検査などを通じて市中の感染状況が把握できていること。を提案し、本日の発表内容にも 段階的緩和の方針 や 指標を求めるべき領域 などの点で活かされています。
一方、①新規感染者数連続2週間20名以下 については厳しくないか?1週間にしないといつまで経っても解除されない可能性あり。とか、院内感染者数は含めるべきでない。などの見直しも提案していきます。
私たちは、引き続き、都民の皆さんの声を聞きながら、都政に建設的な提案を続けたいと思います。