「特別支援学級入級届」なるものが、副校長から手渡
されました。
家に帰って、なんとなく寂しい気持ちで眺めていたら
小猿が「なにそれ?なになに?」と興味津々でひった
くっていきました。
「えーっと、がっこうのがーと、はいるのはい、しか
よめないよー!なにこれー?」
こら。それはとっても大事なものだから。
ママとパパが、ひかりちゃんをひまわり級にお願いす
る大事なお手紙だから。
きょとんとして戻ってきた娘をひざにのせ、改めて
たずねます。
「二年生から、ひまわりにする? いいの?」
「うん!」
ははは、すっごく嬉しそう。
「ママはさ、ひとつだけどうしても心配なんだよね。
ひまわり、楽しいけど、お勉強は今より頑張らないと
いけないよ?できる?」
「できる。わたし、にーにみたいにガリベンする!
にーにみたいにこうこうせいになって、だいがくせい
になる!いっぱいがんばる!
だから、ひまわり、いきたーい!」
そうかそうか。
それならば、よし。
普通よりかなり大回りしたけど、やっぱりこの一年は
ひかりちゃんにとっても、私にとっても、どうしても
必要な時間だったね。
あとは、お医者さんの意見書だ。
私、またがんばらなくちゃ。
昨日は、月食、きれいでしたね。
ちょうどエレメンタリーにお迎えに行った時間で、
幼稚園の先生たちや子どもたちと、にぎやかに眺めま
した。にじくんが1歳の時からお世話になっている
モンテッソーリ園なので、なんだかもう家族みたい。
ひかりちゃんに寄り添っていた園長先生が、お月さま
に手を合わせて、
「にじくんが志望校に受かりますように!」って。
そしたら、そこにいたみんなも祈ってくれました。
大空を見上げて、大気を吸って、地球の影のことを
考えてみたら、どんな悩みもちっぽけになりますね!