米カリフォルニア州ユカイパのメサ・ビュー中学校に通っていたロザリー・アヴィラさん(13歳)は、長いあいだ学校でいじめを受けていた。彼女はいじめ行為をした生徒の名前などが書かれた日記を遺しており、「今日は自分の歯のことをからかわれて“醜い”と言われた」とも綴っていたそうだ。
中学校はロザリーさんのいじめ被害を把握しており、ロザリーさんも何度もカウンセリングを受けていた。しかし何の対応もしない学校側に絶望したのか、11月末にロザリーさんは自宅寝室で首を吊って自殺を図った。部屋には「パパ、ママ、ごめんね。大好きだよ。ママ、私のこんな姿を見せてしまってごめんなさい」と遺書があったという。
ところが病院に搬送され、生命維持装置を装着しているロザリーさんへのいじめはまだ続いた。メディアで報道されたロザリーさんの写真を無断使用した何者かによって「ねぇママ、今度は私をベッドで寝かせるのではなく、お墓の中に入れてね」という文字とともに、深く掘られた墓場を指差すロザリーさんの合成写真がSNSに投稿されたのだ。怒りを露わにした両親は、後にこう語っている。