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電力、「延命」頼みの原発 経年劣化で安全性なお懸念
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脱炭素の潮流が追い風となり、原子力発電を活用する動きが出ている。フランスは原発新設を再開すると表明し、英ロールス・ロイスが小型モジュール炉(SMR)の開発に着手した。日本は運転期限の原則を緩和し、既存原発の「延命」を模索する。だが大事故を経験した国民の原発への不信感は根強く、大手電力などが望む「原発回帰」へ進むかは不透明だ。
33基中わずか10基の稼働
2日、英グラスゴーで開かれた国連気候変動枠組...
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