特別企画
夏コミで買いすぎても大丈夫!

一生分の薄い本をしまえる!? 約3,000冊収納&隠し扉付きの「同人誌ラック」を発見

もうすぐ夏コミ! 薄い本をたくさん手に入れる予定の方も多いんじゃないでしょうか。しかし、そこで問題になってくるのが“収納”です。

「インテリアになじみの良い同人誌ラック」扉なし(税込5,990円)

以前紹介した、この「同人誌ラック」

同人誌に多いB5サイズの薄い本がピッタリ収納できる、ありそうでなかった本棚ということで重宝しているんですが、こう思った人もいるんじゃないでしょうか?


公称だと70~80冊くらい入るということで、コミケ1回分くらいは収まるかな……という感じですが、もっと大量に入る同人誌ラックがあったらいいのに……!

……と思ってたら、新しいバージョンが出ていました。

馬鹿デカイ!

馬鹿デカイ!

なんと収納量は2,940冊! ……同人誌の厚さにもよるんでしょうが、これなら長年コミケに通って大量の戦利品をゲットしている歴戦の勇者でも安心です。

販売元のベルメゾンさんでは、この手の商品をいろいろと展開しているとのこと。

……ということでベルメゾンさんに行って「同人誌ラック」を企画した大矢さんと藤野さんに話を聞いてきました!


「同人誌専用」がネットで大反響

――ベルメゾンさんに同人誌のイメージってまったくありませんけど、どうしていきなり同人誌専用のラックを出そうと思ったんですか?

大矢 実は、私たち自身は同人誌の世界をよく知らなかったんですが、メーカーさんから「こういうのがある」とうかがって。調べれば調べるほど大きなマーケットなんだということがわかったんですけど、みなさん同人誌を段ボールに入れて押し入れにしまったりして苦労していると聞きまして。じゃあB5専用のものを販売したらニッチな世界に受けるんじゃないかと。

――普通の本棚に入れておくわけにはいかないタイプのものも多いですからね。

「インテリアになじみの良い同人誌ラック」オープン/扉付き

「インテリアになじみの良い同人誌ラック」オープン(税込5,990円)/扉付き(税込7,290円)

大矢 それで、この最初の「同人誌ラック」を発売したら、Twitterなどで多くの意見をいただいたんですよ。「これじゃ全然足りない」とか「扉があるのはうれしいけど、やっぱり鍵が欲しい」とか。

――(笑)普通、家具を発売しただけで、そこまでネットで話題にならないですよね?

藤野 こんなに反響があったのは、初めてでしたね。「同人誌ラック」という名前で売ったのもよかったのかなと思います。

大矢 B5サイズの同人誌がピッタリ入るというのも好評でしたね。普通の本棚は、A4サイズ用で作ればB5も入れられる……という発想で作るんですけど。

――ネットでの反響を受け、第2弾として出したのは?

「大量収納! まるで造り付け家具のような同人誌ラック」

「大量収納! まるで造り付け家具のような同人誌ラック」(税込55,900円)

大矢 こちらですね。やはり、収納量が全然足りないという意見が多かったので、とにかくたくさん入れられるものを作ろうと。さらに、全部扉で隠れるようにして鍵を付けて。また、高さがかなり高いので転倒防止の突っ張りを付けたり。このあたりは従来作ってきた家具のノウハウが生かされていますね。

扉に鍵がかかるようになった!

扉に鍵がかかるようになった!

――この、真ん中の部分は?

大矢 B5サイズ専用にしたため、微妙にスペースが余ってしまったので、ここにはCDやちょっとした小物を置けるようにしました。

このスペースも便利そうです

このスペースも便利そうです

藤野 インデックス用の仕切りもこだわりポイントです。

50音順、ジャンル分け、カップリングごと……など、自由に整理できるインデックス

50音順、ジャンル分け、カップリングごと……など、自由に整理できるインデックス

――ああー確かに、普通の本だったら背表紙でどの本か判別できますけど、薄い本だと背表紙だけじゃわからないですからね。インデックスがあると助かります。

藤野 ただ、イチから作るとなるとかなりコストがかかってしまうので、既存のインデックスを流用できないか探したんですが、やはりB5サイズのインデックスってないんですよ。これも開発する中で苦労しましたね。


最新作は隠し扉のギミックがすごい!

――で、最新作がこちらですよね。

「大量収納!棚板を細かく調整できる突っ張り式引戸ダブル棚板ラック」

「大量収納!棚板を細かく調整できる突っ張り式引戸ダブル棚板ラック」(税込59,500円)

藤野 先ほどの第2弾も非常に好調で、本棚というカテゴリーの中でも売れていまして。それではということで、ネットからの意見プラス、社内にも詳しい人たちがいたので、その人たちの意見も取り入れて。

大矢 B5サイズ専用じゃなくて、いろんなサイズも入れられるようにしてほしいと。さらに、鍵があるのはいいけど、隠し扉もいるだろうと。

この部分が……

この部分が……

開く!

開く!

――隠し扉付きというのがスゴイですよね!

大矢 扉に鍵がかかっていると、中に何か入ってるなっていうのはわかっちゃいますからね。気配すら感じさせないように隠したいということで(笑)。「絶対バレたくないものもあるんです」と言われました。

――隠し扉のギミックがすごくよくできていますが、さすがに隠し扉を作るノウハウなんてなかったですよね。

このロックを引っ張りながらじゃないと……

このロックを引っ張りながらじゃないと……

隠し扉は開かない!

隠し扉は開かない!

藤野 「隠し扉を作りたい」とメーカーさんにお願いしたら、「こういう仕組みはどうでしょうか?」と提案してくれたという感じですね。

大矢 苦労したおかげで、「隠し扉を付けてくれてありがたい」という反響をいただいています(笑)。

――収納力もスゴイですよね。普通の本棚で、ここまで収納力のあるものってあるんですか?

藤野 大きなものもありますが、売れ筋の本棚ではここまでのものは少ないですね。ただ、同人誌ユーザーの方たちにアンケートを取ったら1,000冊以上持っているという方が多かったので、この収納力が必要だろうと。

――はー! 確かに長年コミケなどに通っていたら、それくらいあってもおかしくはないですね。

前後に分かれた棚板をそれぞれ調節できるので、いろんなサイズの同人誌が大量にあっても安心!

前後に分かれた棚板をそれぞれ調節できるので、いろんなサイズの同人誌が大量にあっても安心!

大矢 普通の本棚で、ここまで見せない収納をするタイプもないですね。普通はオープンか、ホコリを防ぐという意味でガラスの扉が付いているくらいで。

――そのほか、ネットからの反響ではどんなものがありましたか?

藤野 このシリーズは、部屋に置いてあっても違和感のない、シンプルなデザインを狙っていまして、おかげさまで好評なんですが、配達するとき外装の段ボールに「同人誌ラック」って書いてあったんですよ(笑)。「それはやめてくれ」という意見もありましたね。

――(笑)普通の家具だったら、外装に商品名が書かれているのは当たり前ですけどねー。

藤野 なので現在は、「本棚」みたいな表記で発送しております。


ベルメゾン、ほかにもいろいろ作ってます

――この「同人誌ラック」以外にもユニークな商品を展開されていますが、ほかにはどんな商品があるんですか?

藤野 やはり「同人誌ラック」が主力ですが、ほかにはこんなものも作っています。

「ペンライトが収納できる!フック付き有孔ボード(壁掛け)」

「ペンライトが収納できる!フック付き有孔ボード(壁掛け)」(税込5,990円)

――確かにペンライト、置き場がないですからね。

藤野 ペンライトは同人誌と違って隠す必要はないということだったので、見せながら収納できるようにしました。

大矢 後は、限定だったのでもう販売はしていないんですけど、「おそ松さん」のこたつ布団なんかも作りましたね。

――あああー、あれ、ベルメゾンさんだったんだ。今後、こんなものを作りたいなど展望があったら教えてください。

藤野 収納量としては行き着くところまで行き着いちゃったので、今のところ具体的には考えていませんが、また、Twitterなどで意見をいただけたら参考にしたいと思っています。

――なるほど。欲しいものがあったら、とりあえずTwitterで意見を送ってみれば、実現するかもしれないということですね!


同人誌の収納にお悩みの方へ

ということで、ベルメゾンの「同人誌ラック」についてお話を聞いてきました。同人誌ユーザーにとってうれしい機能がたくさん盛り込まれていて、特に隠し扉には驚き!
イベントに行くと思わず大量に同人誌を買ってしまいますが、これがあれば夏コミで買いすぎても大丈夫ですね。同人誌の収納にお悩みの方は検討してみてはいかがでしょうか!

北村ヂン

北村ヂン

藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。

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