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隠岐の島町について

島位置と町勢

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 隠岐の島町が位置する島後は、島根半島の北東約80kmの海上に位置し、隠岐諸島中最大の島です。隠岐島の西北約157kmには竹島があり、隠岐の島町に属しています。
 島の外周は151km(宍道湖外周の約3倍)面積は242.95k㎡(琵琶湖の約36%)です。面積の約80%を森林が占めています。
 島はほぼ円形に近い火山島で、隠岐の最高峰大満寺山(だいまんじさん)608mを中心に、500m級の山々が連なり、これに源を発する八尾川(やびがわ)、 重栖川(おもすがわ)流域に平地が開けています。周辺の海岸全域は、大山隠岐国立公園に指定され、雄大な海洋風景や急峻な山並み等が風光明媚な景観を醸し出しています。

隠岐の島町の位置

<気候>

 気候は、一般的に裏日本型気候に属しますが、近海を流れる対馬暖流の影響を受け、夏冬の気温差の比較的少ない海洋性気候で、厳寒期を除き通年温暖です。

<地形と地質>

地形

 隠岐島は、地質学的にみると日本本土近くにありながら大陸から日本海に延びた白頭火山脈に属する火山島で、鬱陵島、竹島と地質系統が同じくアルカリ石英粗面岩を中心に構成されています。
 日本海の荒波に浸食された海岸線は断崖、絶壁のところが多く、奇岩怪石がそびえ立ち雄大な海岸風景を展開しています。

<生物>

 隠岐島後は、巨大杉の天然林や暖地性濶葉樹林など希少な自然が良好に保持され、その樹木のたもとには、 美しいピンクや白い花をつける隠岐固有種のオキシャクナゲの群落や大木の樹皮につく香り高いナゴランの自生が見られます。
 動物についても、南方系のものと北方系のものが併存し、島の孤立性による生活環境の違いから、本土では一般的な動物(熊、鹿、タヌキ、キツネ等)が生息せず、 オキノウサギ、オキサンショウウオ、オキマイマイなど、隠岐固有のものが多く生息しています。
 隔絶された自然だから残り得た独特の生態系。この貴重な生き物たちを守っていくこと…私たちに課せられた大切な使命です。

生物

<竹島>

 竹島は、隠岐の島町に属し、隠岐島の北西約160キロメートル、北緯37度14分、東経131度52分に位置し、 東西の二主島と数十の岩礁から成り、その総面積は23万平方メートルで東京ドームの約5倍の広さがあります。 島は飲料水にも乏しく人の常住には適しませんが、島の周辺一帯は南からの対馬暖流と北からのリマン寒流の接点になっており、魚介藻類の種類、数量ともに極めて豊富です。
竹島  排他的経済水域200カイリ時代を迎えた今日、竹島周辺海域は、当町だけでなく、わが国にとって水産業の発展と水産資源の確保の観点から非常に大きな価値をもっているといえます。 現在、竹島は1954年(昭和29年)以来、韓国警備隊による不法占拠が続いており、わが国の主権を行使できない状態にあります。 1999年、新日韓漁業協定が締結され、竹島周辺海域は暫定水域として、日韓双方の漁業操業を認めることで決着しましたが、 実際には韓国漁船の漁場占拠、乱獲、違法漁具の設置など、日本の漁業は大きな損害を被っています。
 平成17年3月に島根県議会で「竹島の日(毎年2月22日)」条例が制定され、テレビや新聞などで大きく報道されたのをきっかけに、 竹島問題も少しずつ認知されるようになっています。隠岐の島町としては、政府に対して暫定水域での安全操業と、漁場管理の確保を引き続き求めていきます。