今年は天下の悪法である退位特例法案に基き、陛下が譲位遊ばされ、元号が平成から令和に改められた。天皇の大権である元号制定権をも簒奪した尊皇精神皆無の安倍売国政権だが、相変わらず野党のオウンゴール的為体もあって支持率は高く、それにインチキ保守や営業保守、自称愛国者らが迎合する。
憲法以前の御存在であらされる天皇を現憲法で語り、現憲法との整合性ばかりを優先し天皇の祭祀を軽んずる安倍政権。何故に左翼陣営と対峙し、天皇が重んずるべき祭祀を理由に憲法改正の狼煙を上げないのだろう。
安倍は白々しくも「戦後レジームからの脱却」を訴える。占領下で謀られた様々な弱体化政策を見直すことが「戦後レジームからの脱却」であるなら、天皇の御存在、つまりは国體を明徴にすべきなのは言うまでもない。
戦後レジーム最大の問題は天皇の御存在を軽々しくした日本国憲法。国體と皇統破壊を目指して創られた現憲法で天皇の存在を語ること自体が大間違いで、九条改正こそ絶対とする安倍に国體明徴の意識なんぞ皆無だ。
現皇室典範はGHQにより改悪され、現憲法には天皇が優先されるべき祭祀や大嘗祭の規定は存在しない。大嘗祭は最早、皇室の私的行事となってしまったが、現憲法と現皇室典範こそ国體破壊の元凶であり、現皇室典範も現憲法も旧皇室典範と明治欽定憲法に復元改正し、陛下に奉還すべきは国民の義務でもある。
「女性天皇」や「女系天皇」の流れも退位法案と同じく食い止めるのは難しい。「万機公論に決すべし」ではないが、「男女平等社会の時代」という認識から女性天皇と女系天皇を支持する人が大勢を占める。
保守を標榜する自民党だが、二階幹事長や石破茂らも「女性だからダメというのは如何なものか」との声が上がる。男女平等と伝統文化の継承を同列に考えてる自体が大衆迎合であり、政治の劣化の極みである。
こうした意見に保守派は、皇位継承を安定させる策として臣籍降下させられた旧皇族の皇籍復帰を提言している。秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王の皇位継承が確実なのに、何故にこうした不敬な議論が罷り通るのか。
反天皇運動を展開する共産主義者らは、秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下への皇位継承を阻止し愛子内親王を天皇に即位させ、女系天皇を成立させることで皇統断絶を謀っていることを理解してる国民は少ない。
保守派は単に「神武天皇の血筋」という男系男子に固執する。国民の多くは、天皇を単なる諸外国の王室の様な日本国の象徴としての存在としか思っていない。現憲法では、天皇が本来行うべき祭祀は否定され、悲しい哉、天皇とは第一章「天皇」条項に明記されている国事行為のみを行う存在となってしまっている。
「女性天皇」や「女系天皇」に反対し、皇統を万全の安きに置くのは「旧皇族の皇籍復帰」が最も望ましいが、それよりも大事な事は、天皇とは神道に於ける祈りの存在であるということを周知していくことだと思う。
憲法以前の御存在である天皇が、皇統断絶を謀る為に制定された現憲法下で論じられていることが抑々の間違い。現憲法が存在する限り、天皇は憲法に明記されてる国事行為を忠実に遂行する傀儡でしかないのだ。
安倍首相やその周辺の営業保守派やインチキ右翼が憲法九条改正に躍起だが、国防とは領土主権だけではない。三島由紀夫は「国防とは、それを失えば日本では無くなってしまうことを護ること」と訓えた。畢竟、皇統を死守することこそ国防であり、ならば憲法九条より、第一章「天皇」の条項こそ議論すべきである。
天皇や皇室に関わる「第一章」の条項の矛盾と問題点を明らかにして、如何に現憲法が我が国皇統の歴史に相応しくないかを国民に示せば改憲は容易であり、第九条の自衛隊明記より天皇の違憲状態こそ解消せよ。

第一条は「天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基く」と在る。反天皇を叫ぶ共産党などが存在する限り「国民の総意」ではないということになる。つまり天皇の地位は共産党が指摘してる通り違憲の存在となっているのだ。その共産党が「女性宮家」や「女系天皇」を容認し推進している意味を知るべきだ。
第四条第一項は「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と在るが、都合の好い天皇の政治利用ではないのか。譲位遊ばされた上皇陛下は、この第四条を念頭に「憲法の定める国事行為を、高齢もあって全う出来なくなった」と、吐露なされただけである。
四条第二項に「天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる」なら、第七条に明記されてる天皇の国事行為を皇太子殿下や秋篠宮殿下が輔佐する環境を整えれば済んだこと。
あの御発露を受けて執るべきは、天皇条項の見直しだったが、何故か「生前退位」なる共産党造語が流され、国民世論を誘導し退位特例法案が成立した。その後は元号制定にしろ関連行事は安倍の独壇場となった。
退位礼では宣命(譲位)は行われず、「剣璽等承継の儀」では草薙剣と勾玉を政府が取り上げ、翌日に政府から侍従を通し渡されるという不敬を働いた。「剣璽等承継の儀」には男性皇族のみが加わるというのが習わし。だが、旧皇族の皇籍復帰に反対する安倍政権は旧皇族の参列に難色を示した。
「男性皇族のみ」というのが、男女共同参画社会や女性宮家論者らの逆鱗に触れるということも剣璽等承継の儀を執り行わなかった理由。「即位礼正殿の儀」にしても、憲法順守から宗教色を薄めて行った。
高御座(たかみくら)を総理大臣が仰ぎ見る形は平等主義に反するという下らん理由で、皇居宮殿中庭ではなく、陛下と同列の宮殿正殿で聖寿万歳を唱和したが、臣下である総理大臣が陛下と同列とは何事か。
憲法九条改正に躍起な安倍だが、憲法論争は何故か避ける。天皇そのものを違憲と断じる共産党や天皇廃止論者らが納得することはない。些細なこともイチャモン、難癖を吐けてくるのは火を見るより明らか。
案の定、「即位礼で陛下が御立ちになる高御座は権威付けの為のものである」とか、皇位継承の証である剣璽や勾玉が置かれることに、「三種の神器は天孫降臨の神話であり、高御座はそれを現すもので憲法の政教分離に違反してる」と批判された。これをしても左翼の方が安倍より天皇の存在を理解しているとも言える(笑)
政府は、即位正殿の儀の後に賓客を招く「饗宴の儀」の簡素化を発表。こうしたことも即位正殿の儀が、憲法違反の疑いのある大嘗祭と認識してる故の措置だが、憲法を都合よく解釈して一体何をしたいのか。
安倍は保守票欲しさに「憲法改正」を訴え、自衛隊を憲法に明記するのに躍起だが、天皇条項に対しては現憲法との整合性を優先するというのは矛盾してないか。次々と実行が謀られた天皇関連儀式は、我が国の長久の歴史の改竄と皇統断絶の一里塚であり、安倍こそ天皇廃止論者に与する究極の護憲派であると言えよう。
正しく、安倍の九条改憲論は保守票欲しさの目晦ましというのが正しく似非保守の極み。こうした安倍の尊皇なき憲法改正に迎合する保守派や自称愛国者らも一蓮托生である。敵は外患に非ず、内憂に在り。
己を顧みれば、今年も怠惰な一年が過ぎようとしている。右翼活動が岐路を迎えているが、組織に与せず、新たな運動形態を模索しつつ微力ながらも天皇国日本を盤石の安きに置くべく獅子吼して行く覚悟です。
末尾に当り、今年一年、拙ブログを閲覧して頂いた方々と御支援を賜った皆様方へ心から感謝を申し上げると共に、新年が皆様にとって素晴らしい年と成ります様に祈念し擱筆致します。感謝合掌。すめらぎいやさか。
ザ・右翼ジャーナル社々主 佐久間五郎
※コメントは会員のみにさせて頂いております。コメント入力希望の方や近況報告は mr.cordial@live.jpへメールを寄せられたい。《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ
憲法以前の御存在であらされる天皇を現憲法で語り、現憲法との整合性ばかりを優先し天皇の祭祀を軽んずる安倍政権。何故に左翼陣営と対峙し、天皇が重んずるべき祭祀を理由に憲法改正の狼煙を上げないのだろう。
安倍は白々しくも「戦後レジームからの脱却」を訴える。占領下で謀られた様々な弱体化政策を見直すことが「戦後レジームからの脱却」であるなら、天皇の御存在、つまりは国體を明徴にすべきなのは言うまでもない。
戦後レジーム最大の問題は天皇の御存在を軽々しくした日本国憲法。国體と皇統破壊を目指して創られた現憲法で天皇の存在を語ること自体が大間違いで、九条改正こそ絶対とする安倍に国體明徴の意識なんぞ皆無だ。
現皇室典範はGHQにより改悪され、現憲法には天皇が優先されるべき祭祀や大嘗祭の規定は存在しない。大嘗祭は最早、皇室の私的行事となってしまったが、現憲法と現皇室典範こそ国體破壊の元凶であり、現皇室典範も現憲法も旧皇室典範と明治欽定憲法に復元改正し、陛下に奉還すべきは国民の義務でもある。
「女性天皇」や「女系天皇」の流れも退位法案と同じく食い止めるのは難しい。「万機公論に決すべし」ではないが、「男女平等社会の時代」という認識から女性天皇と女系天皇を支持する人が大勢を占める。
保守を標榜する自民党だが、二階幹事長や石破茂らも「女性だからダメというのは如何なものか」との声が上がる。男女平等と伝統文化の継承を同列に考えてる自体が大衆迎合であり、政治の劣化の極みである。
こうした意見に保守派は、皇位継承を安定させる策として臣籍降下させられた旧皇族の皇籍復帰を提言している。秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王の皇位継承が確実なのに、何故にこうした不敬な議論が罷り通るのか。
反天皇運動を展開する共産主義者らは、秋篠宮皇嗣殿下と悠仁親王殿下への皇位継承を阻止し愛子内親王を天皇に即位させ、女系天皇を成立させることで皇統断絶を謀っていることを理解してる国民は少ない。
保守派は単に「神武天皇の血筋」という男系男子に固執する。国民の多くは、天皇を単なる諸外国の王室の様な日本国の象徴としての存在としか思っていない。現憲法では、天皇が本来行うべき祭祀は否定され、悲しい哉、天皇とは第一章「天皇」条項に明記されている国事行為のみを行う存在となってしまっている。
「女性天皇」や「女系天皇」に反対し、皇統を万全の安きに置くのは「旧皇族の皇籍復帰」が最も望ましいが、それよりも大事な事は、天皇とは神道に於ける祈りの存在であるということを周知していくことだと思う。
憲法以前の御存在である天皇が、皇統断絶を謀る為に制定された現憲法下で論じられていることが抑々の間違い。現憲法が存在する限り、天皇は憲法に明記されてる国事行為を忠実に遂行する傀儡でしかないのだ。
安倍首相やその周辺の営業保守派やインチキ右翼が憲法九条改正に躍起だが、国防とは領土主権だけではない。三島由紀夫は「国防とは、それを失えば日本では無くなってしまうことを護ること」と訓えた。畢竟、皇統を死守することこそ国防であり、ならば憲法九条より、第一章「天皇」の条項こそ議論すべきである。
天皇や皇室に関わる「第一章」の条項の矛盾と問題点を明らかにして、如何に現憲法が我が国皇統の歴史に相応しくないかを国民に示せば改憲は容易であり、第九条の自衛隊明記より天皇の違憲状態こそ解消せよ。
第一条は「天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基く」と在る。反天皇を叫ぶ共産党などが存在する限り「国民の総意」ではないということになる。つまり天皇の地位は共産党が指摘してる通り違憲の存在となっているのだ。その共産党が「女性宮家」や「女系天皇」を容認し推進している意味を知るべきだ。
第四条第一項は「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と在るが、都合の好い天皇の政治利用ではないのか。譲位遊ばされた上皇陛下は、この第四条を念頭に「憲法の定める国事行為を、高齢もあって全う出来なくなった」と、吐露なされただけである。
四条第二項に「天皇は、法律の定めるところにより、その国事に関する行為を委任することができる」なら、第七条に明記されてる天皇の国事行為を皇太子殿下や秋篠宮殿下が輔佐する環境を整えれば済んだこと。
あの御発露を受けて執るべきは、天皇条項の見直しだったが、何故か「生前退位」なる共産党造語が流され、国民世論を誘導し退位特例法案が成立した。その後は元号制定にしろ関連行事は安倍の独壇場となった。
退位礼では宣命(譲位)は行われず、「剣璽等承継の儀」では草薙剣と勾玉を政府が取り上げ、翌日に政府から侍従を通し渡されるという不敬を働いた。「剣璽等承継の儀」には男性皇族のみが加わるというのが習わし。だが、旧皇族の皇籍復帰に反対する安倍政権は旧皇族の参列に難色を示した。
「男性皇族のみ」というのが、男女共同参画社会や女性宮家論者らの逆鱗に触れるということも剣璽等承継の儀を執り行わなかった理由。「即位礼正殿の儀」にしても、憲法順守から宗教色を薄めて行った。
高御座(たかみくら)を総理大臣が仰ぎ見る形は平等主義に反するという下らん理由で、皇居宮殿中庭ではなく、陛下と同列の宮殿正殿で聖寿万歳を唱和したが、臣下である総理大臣が陛下と同列とは何事か。
憲法九条改正に躍起な安倍だが、憲法論争は何故か避ける。天皇そのものを違憲と断じる共産党や天皇廃止論者らが納得することはない。些細なこともイチャモン、難癖を吐けてくるのは火を見るより明らか。
案の定、「即位礼で陛下が御立ちになる高御座は権威付けの為のものである」とか、皇位継承の証である剣璽や勾玉が置かれることに、「三種の神器は天孫降臨の神話であり、高御座はそれを現すもので憲法の政教分離に違反してる」と批判された。これをしても左翼の方が安倍より天皇の存在を理解しているとも言える(笑)
政府は、即位正殿の儀の後に賓客を招く「饗宴の儀」の簡素化を発表。こうしたことも即位正殿の儀が、憲法違反の疑いのある大嘗祭と認識してる故の措置だが、憲法を都合よく解釈して一体何をしたいのか。
安倍は保守票欲しさに「憲法改正」を訴え、自衛隊を憲法に明記するのに躍起だが、天皇条項に対しては現憲法との整合性を優先するというのは矛盾してないか。次々と実行が謀られた天皇関連儀式は、我が国の長久の歴史の改竄と皇統断絶の一里塚であり、安倍こそ天皇廃止論者に与する究極の護憲派であると言えよう。
正しく、安倍の九条改憲論は保守票欲しさの目晦ましというのが正しく似非保守の極み。こうした安倍の尊皇なき憲法改正に迎合する保守派や自称愛国者らも一蓮托生である。敵は外患に非ず、内憂に在り。
己を顧みれば、今年も怠惰な一年が過ぎようとしている。右翼活動が岐路を迎えているが、組織に与せず、新たな運動形態を模索しつつ微力ながらも天皇国日本を盤石の安きに置くべく獅子吼して行く覚悟です。
末尾に当り、今年一年、拙ブログを閲覧して頂いた方々と御支援を賜った皆様方へ心から感謝を申し上げると共に、新年が皆様にとって素晴らしい年と成ります様に祈念し擱筆致します。感謝合掌。すめらぎいやさか。
ザ・右翼ジャーナル社々主 佐久間五郎
※コメントは会員のみにさせて頂いております。コメント入力希望の方や近況報告は mr.cordial@live.jpへメールを寄せられたい。《会費&御支援》みずほ銀行 郡山支店 普1464729 ニッポンロンダンクラブ
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。