SDGsは「持続可能な開発目標」という意味の英語Sustainable Development Goalsの略です。
2015年に国連で採択され、国際社会は一致団結して、
2030年を目指してこの目標を達成しよう、と合意しました。
誰ひとり取り残されることなく、
人類が安定してこの地球で暮らし続けることができるように、
世界のさまざまな問題を整理し、解決に向けて具体的な目標を示したのが、SDGsです。
これらの目標を実現するには、国や企業などのリーダーが協力して行動していくことが大切です。
私達もこれらの目標について考えたり、話し合ったりすること、
自分以外の人や地球を大事にして生活していくことが大切になります。
貧困をなくそう
世界には1日に200円未満で暮らす人が約7億8300万人います。
世界人口の10人に1人は極貧生活を強いられているのです。
まずは生きていくための食べ物が手に入らない貧困をなくことが大事です。。
この目標には仕事や住むところを得ること、自分の意見を言ったりできることも含まれます。
飢餓をゼロに
世界では約8億1500万人が食べ物がなく飢えに苦しんでいます。
世界の9人に1人が飢えているということです。
子供ではさらに深刻で、4人に1人が栄養不足となっています。
すべてのひとが、栄養のある十分な食事を摂れるようにすることを目指しています。
すべての人に健康と福祉を
すべての人が健康であること、病気を予防したり、適切な治療を受けられることを掲げています。
これには事故やケガによる死亡を減らしていくこと、空気や水、土の汚染を減らしていくことも含まれています。
質の高い教育をみんなに
世界には、いまだ小学校に行けない子どもが約5700万人います。
かんたんな読み書きや計算ができない若者も6億1700万人います。
誰もが平等に質の高い教育を受けられるようにし、
生涯に渡って技術を身につけるなど、働くための教育が受けられるようにします。
ジェンダー平等を実現しよう
男だから、女だからと差別されていることがたくさんあります。
差別をなくし、誰もが家事をしたり、働いたり、政治に参加できるようにします。
清潔な水とトイレを世界中に
世界では汚れた水を飲んだり、使ったりする人がたくさんいます。
トイレも清潔とは限りません。
そのせいで病気になってしまう人が多くいます。
みんながきれいで安全な水と清潔なトイレを使えるようにします。
クリーンなエネルギーをみんなに
石油や石炭などは限りがあり、燃やすことで地球温暖化ガスが出るエネルギーです。
太陽光や風、水力、地熱など自然の力を利用して作るエネルギーを誰でも使えるようにします。
働きがいも経済成長も
世界では、学校にも行かずに働いている子供や、低賃金で大変な仕事をさせられている人が数多くいます。
誰もが働きがいを感じ、労働に見合ったお金を得られるような仕事ができるようにします。
産業と技術革新の基盤をつくろう
誰もが安心して安全に暮らしていけるように、災害に強い建物や鉄道、水道、電気、ガス、インターネットなど
暮らしを支える施設やサービスをつくる新しい技術が進むようにします。
人や国の不平等をなくそう
国によって豊かな国、貧しい国があり、同じ国の中でもお金持ちの人もいれば、貧しい人もいます。
貧しい国や貧しい人を助けて不平等がなくなるようにします。
住み続けられるまちづくりを
災害に強いまちや、自然豊かなまち、障害者やお年寄り、子供連れも安心して使える電車やバスが走っているまちなど、
誰もがずっと住んでいたいと思えるような暮らしやすいまちにします。
責任を持って生産し、消費する
生産者、工場、販売者は資源を無駄づかいせず、ゴミを減らします。
使う側は、ゴミを減らす(リデュース)、繰り返し使う(リユース)、使った後資源にうまれ変わらせる(リサイクル)の3Rをすすめたり、かしこい買い物で食品ロスを減らします。
気候変動に具体的な対策を
地球温暖化を促進する二酸化炭素などの温暖化ガスを出さない努力をすることや、
異常気象に対応できるまちづくりをするなど、気候の変化による影響をできる限り少なくするよう行動を変えていきます。
海の豊かさを守ろう
海の汚染を減らすことや、海の資源を獲りすぎないようにして、
未来でも海の恵みを受けられるようにします。
森の豊かさ守ろう
森林を保護したり、砂漠が増えないように対処します。
絶滅危惧種を保護して、生物の多様性が失われるのを防ぎます。
平和と公正をすべての人に
争いや暴力などがなくなるように、平和で誰もが安心して暮らせる世の中にします。
法律による裁判を世界中のどの国でも受けられるようにします。
目標のために協力すること
2030年までに目標達成できるように、国や自治体、企業、団体、個人など、
世界中の人たちが協力し合っていきます。
また、先進国が発展途上国の目標を達成するために支援することも掲げています。
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