冬コミ、チケットなしでの「フリー入場」は不可に　入場受付時間のランダム化や「アーリー入場チケット」も導入

注目が集まる新しい仕組みでの開催。

　コミックマーケット準備会は12月30日～31日に開催するコミックマーケット99（新C99）の概要を、11月12日に公開。チケットなしでのフリー入場を廃止するなど、従来と大きく異なる入場方法になっています。

入場受付時間はランダム　「アーリー入場チケット」の販売も

　一般参加（企業ブース行きも含む）向けには、東地区向けと西南地区向けにそれぞれ異なる「アーリー入場チケット」「一般入場チケット」を日ごとに販売。「アーリー入場チケット」は「一般入場チケット」よりも早い入場が可能なチケットとなります。

　さらに、「アーリー入場チケット」「一般入場チケット」にはそれぞれに当日の受付開始時間をランダムに割り当て。当日は受付でリストバンドを受け取って初めて、待機列に並ぶことができます。　

　コスプレ参加の場合は日ごとに販売する「コスプレ一般入場チケット」の購入が必要。更衣室利用が時間指定の入れ替え制となり、利用時間はやはりランダムに割り当てられます。

　これまでコミケでは「徹夜組」の存在が問題として取り沙汰されてきましたが、先着順ではない入場時間のランダム化により、SNS上では「ついに徹夜組問題が解決するのでは」と期待する声も。一方でアーリー入場チケットの転売横行を懸念する声もあり、今後の準備会の対応に注目が集まっています。

　この他にも入場時の本人確認や政府の「ワクチン・検査パッケージ」を導入するなど、今後の大型イベント実施のためのテストケースとしても期待される新C99。チケットの販売方法の詳細などは11月16日頃に発表予定です。