今回は、そのまま穿いたるで!
前回Vol.8の『ヴィンテージジーンズ、ひとり色落ち選手権』では、リーバイス502E・Type物(月曜日担当)についた「紙パッチ」を糸切りバサミではずして額装をした。一方、今回の話の主役であるリーバイス501“66(ロクロク)” (木曜日担当)の「紙パッチ」は、購入時からヒビ割れている。1979年11月製であるから、もう40年以上前に作られたもの。当然といえば当然か。では、このまま穿き続けると「紙パッチ」はすぐに崩壊してしまうのか? そんなことに興味が湧き、検証してみることにした。
40年前に縫い付けられた501“66”モデルの「紙パッチ」。入手時から少しのヒビが。
気にせずいこう
とある木曜日。この日は、筆者の人生初ラジオ収録。その記念もあって、デッドストックで同い年の501“66”をおろした。この1度も洗濯をしていないデッドストックのジーンズは、縫い付けられた「紙パッチ」にすでに亀裂が生じている。おそらくこのまま穿き続ければどんどん消失していき、価値も少し下がるはず。ただ、筆者が積極的にヴィンテージジーンズを買い、おろしているのには、その様子をみんなでシェアしたいという想いがある。
「紙パッチ、どれぐらいでボロボロになっちゃうか、知ってみたいなぁ」
心の奥から悪魔の囁きが聴こえてきた……。よし、わかった。501のボタンフライのボタンをひとつひとつ閉じて、ヒビ割れ紙パッチがついたまま穿く意思を固めた(大げさ)。そして本日は、自慢の愛車ポルシェ911(1989年型)で出発。ふぅー、シフトのマニュアル操作って実に楽しい。空冷エンジンの重低音もナイス! と、嬉々としてドライヴを楽しんだその直後に衝撃は訪れる。