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タイム・リープ ☆高畑京一郎☆

 この私Owlが心酔してやまない作者の作品です。その構成力には驚かされます。数多くの作品を読んできましたが、高畑さんほどきれいにまとまっている作品はなかったと思います。彼の作品は全部かなりの高水準でオススメです。なかでも“タイム・リープ”は一押しです。時間を忘れて読むことが出来ます。
 内容は、推理……でしょうか。詳しいことは読んでのお楽しみですが、数多くある伏線があることだけは言っておきます。一度読み終わったら読み返して探してみるのもいいでしょう。
 何人もの友人に読むことを薦め、その誰もが“すごい”と言いました。あなたも読んだことがないのなら是非是非読んでください。なかなか出版されないのがたまに傷。


悪魔のミカタ ☆うえお久光

 ミステリーです。どちらかというと学園ものという気がしないではないのですが、作者が主張してますのでそうなのでしょう。何より特記すべきなのは、個性あるキャラクターと興味深い設定。どのキャラクターもどこか精神構造がオカシイです。そこがまた面白い。
 彼らに襲いかかる奇妙な事件。各々の特徴、個性を生かして事件を解決していきます。駆け引きの場面が殊に必見です。その軽快さ、会話のテンポの良さはぞくぞくくるものがあります。


陰陽の京 ☆渡瀬草一郎

 素晴らしく世界観に長けた作品です。はっきり言って面白いです。内容は魑魅魍魎と人とがともに生きる世界の話です。人の心を的確に描き、愛情、憎悪といった人の心の強さや弱さを魅せてくれます。純和風な世界ですが読みやすくなっているので敬遠しないで読んでみてください。


ブギーポップ ○上遠野浩平

 一見風変わりな構成をしています。一人一人の視線に立ち、事件を捉えていくのです。一人の知っていることなんて事件のほんの一部にしかすぎません。彼ら全員の立場に立つことによって物語の全貌が見えてきます。この作品も数多くのファンがついています。Owlもそれだけの価値があると思います。個人的に好きなのは“パンドラ”です。


ラグナロク ○安井健太郎

 戦闘シーンは群を抜いているでしょう。スピード感、躍動感に溢れ、読者の目を離させません。物語の大半が戦闘シーンと言っても差し支えがないほどひたすら戦っています。
 物語としても面白いと思います。この世界特有の生き物たち、武器、システム、どれをとってもうまく設定されています。前時代の遺産、喋る剣ラグナロク、Owlの大好きなキャラクターです。


楽園 戦略拠点32098 ○長谷敏司

 正直言ってものすごく怖いと思いました。そうはいうもののジャンルは、ホラーではありません。読んでみれば分かります。
 完結した世界、そこに生きる人。残る者、旅立つ者の心を鮮明に描き、美しく胸を打つ作品となっています。


リングテイル ○円山夢久

 Owlの中で、セピア色の作品です。厳かな雰囲気の中、まるでどこかの伝説でも聞いているような気分になります。正当派ファンタジーというのはこのことを言うのでしょう。まさしくファンタジーの鏡です。


消閑の挑戦者 ○岩井恭平

 物語は面白い展開をしていきます。主人公の二人の視点に立ち、たまに他の人物の視点を交えながら基本的に交互に話は展開されていきます。その二人はパートナーであるにもかかわらず作品中すれ違うばかりでほとんど出会うことがありません。あれ?と思うところに相手がいたりして面白いです。別シリーズ“ムシウタ”も相当好きです。


ブラックナイトと薔薇の棘 ○田村登正

 正直悔しいです。この人は第8回電撃ゲーム小説大賞の大賞に受賞した大唐風雲記という作品があるのですがこれはあまりというか大分好きではありませんでした。そのためあまり期待しないで読んだこれ。面白いです。現代のネット、そこに飛び交う会話。見えない相手。そこから生まれるドラマ。彼らの辿る道が気になって仕方がなくなる作品です。


みんなの賞金稼ぎ ○池端亮

 日常をけっこういい加減に生きてる女子高生のお話。事件が発生すると彼女たちの活躍で余計な波風が立ちます。女子高生の賞金稼ぎという設定もしかり、巻き込まれる事件もしかり、その感情表現に日常生活、おのおのよくとらえてあると思います。どたばたアクションですがなんかかっこよかったりします。もう一つの作品である食べごろ斬魔行シリーズも面白いので読んでみてください。


七姫物語 ○高野和

 1巻完結だと思ってたので2巻出てびっくりです。
 素朴な少女が姫を演じ、庶民を演じ、成長する姿がそっと心に触れます。見所は登場人物達。人の持つ多面性を戦国の世に描き出しています。


ほしのこえ ○大場惑

 あまりにも切なくて苦しくて胸が痛くなるので読むのが大変でした。SFです。時と距離を越えた想いを見事に描いています。
 この物語には原作があり、それは一人の映像クリエーターによる25分のアニメーションです。すごいと思います。その構想、展開が特に目を引きます。あの物語と映像をここまでのクオリティで完成させたのは匠の技です。


BLOODLINK ○山下卓

 根暗な高校生青年と陽気で天才の小学生少女が織り成す青春伝記ロマンス。作者自身が言うように人の「痛み」を捉え読者にそれを伝えます。一番の見所は登場人物一人一人の感情を多様な側面から表現しているところです。


ヘブンズ・ルール ○後池田真也

 この方の作品のコンセプトはサイバー系に統一されています。
 この作品には、どのキャラクターも生き生きとうまく表現されています。それぞれの持つ個性が引き立てあってよりよいものになっているのです。
 すべてを失った者だけがたどり着く町ヘブン。誰もが過去を秘め、それを表に出さず生きる……どこか哀愁漂う作品です。そこで行われるだましあいは、この作品の目玉です。


フィールド・オブ・スターライト ○鷹野良仁

 シンプルな学園もの小説のなかでは一番だと思います。まさに青春を描いたような作品です。とは、言っても勘違いしないでください。ベタベタした作品ではありません。いや、ベタか?うん、ベタです。その辺は弱冠不明ですが、素直に面白かったと言える作品だと思います。
 内容は宇宙を駆けて駆逐艦でどんぱちです。学校対抗のそれは、そのまま成績に直結します。戦術を立て、相手の心情を読み、失敗しては落ち込み、立ち直っていく……そんな学生たちの心を描いています。


TRAIN+TRAIN ○倉田英之

 TRAIN+TRAINは、まんま電車の話です。しかし、タダの電車ではありません。スクールトレインと言って全長数キロにも及ぶ超巨大列車です。各地を回りながら学校生活を送るという変わった設定です。キレの言い展開に、つい“くすっ”と笑ってしまうギャグ、気楽に読むことが出来る作品です。


ダンスインザウインド ○岩佐まもる

 育成ゲーム好きの人はこれに限るでしょう。競馬……いや、競竜の話です。竜の成長の中に、人の心の成長が表現されています。割と駆け引きの場面が多いかもしれません。鋭い表現に美しい展開、続きが気になる作品です。


アンジュ・ガルディアン ○年見悟

 割と問題のある作品なのでずっといれるか迷っていたのですが間違いなく高いレベルの作品なので結局登場です。
 一人の少女の抱える人の罪の結晶。しかし、少女はそれを否定せず、恐れず、あるがままの姿で共に生きています。格好の良い盗賊団と警部も物語を引き立てている要素ですが何よりも少女の生き様こそこの物語の素晴らしいところです。
 2巻は言葉の使い方はうまいのですが主人公がほんの少し自己犠牲精神を最初に持っていれば事件が即座に解決するというなんだかなぁというところがあります。




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