・「世間」という 為政者が支配する国
2020年8月4日号『週刊SPA』記事より
それまで私は、歴史認識や思想の面で、小林氏とは違う立場にいたが、世の中が「一極に傾いている状況」で、自らの意思を堂々と表現できる出来る胆力は、ものすごいものであり、まことに感服せざるえない。
日本は「自由主義社会」をタテマエとして、隣国にマウントを取る連中が掃いて棄てるほどいるが、実際は『大日本帝国2.0』が継続する国だ。
それは政治的勢力の残滓だったり、制度における問題もあるが、もっと根源的に詰めていくと、私たちの「意識そのもの」に眠る、“同調圧力”という『怪物』の存在を抜きにしては語れない。
これによって、私たちの国は戦争をやって大勢を無辜の人々を殺しさえもした。
『始まった学校が色々とおかしすぎる件(Live配信2020/6/1)』
https://www.youtube.com/watch?v=ZHvSaQMUlug
たとえば学校の例では、分散登校による教職員への負担や、フェイスシールドの強制等々、長期化するコロナ渦において、自らの心までも侵されてしまう事態こそ、多くの人々は危機感を持たなくてはいけない。
2020年7月2日号『週刊新潮』記事より
不織布マスクとて万全ではない。
「フリ」でなく、ガチで対策をしたいのであれば、福島原発作業員のように、外に出るたびに防護服に身を包み、家では専用の除菌室をつくり、消毒噴射の通路を潜り抜けなくては、嘘をつくことになる。当然、外で洗濯物だって干せないだろう。
無論、多くの人々は「マスクをしていない人」に面と向かって文句を言うことはないと思うが、それが“社会的空気”として醸成されたら話は随分と変わって来る。
『学校に通報も 非着用に激高する「#マスク警察」の心理とは』
https://mainichi.jp/articles/20200629/k00/00m/040/100000c
家族や恋人・友人にしろ、そういう「コロナ脳」に侵されてしまった人々が、やれマスクをしろと強制して、他者の尊厳と自由を奪い、まつろわぬものをキ〇ガイ扱いするだろうが、本当の狂人は一体どちらの方か。この国の過去の歴史をたどる上で、『一円五十銭<いちえんごじゅっせん>』が言えない人々に対し、もともと「侮蔑と危険分子として見ていた民族」に対するジェノサイドが、関東大震災という「異常事態」を機に爆発的に起きたし、その詳細は拙ブログでも書きましたが、コロナと言う「非日常」が、先の震災や大戦の社会構造と照らし合わせて、あまつさえ日本人は、そこから“一歩も成長していない現実”を浮き彫りにさせた。
朝鮮人が、支那鬼畜米英が、コロナが、みんな怖い。だから叩く、それが正しい。。。
この調子では、次に起こるかもしれない戦争だって、絶対に止めることなどできませんよ。
個々人の自立した思考よりも、『空気』という妖怪が支配する国なのですから・・・。
たしかに、このウイルスについては、まだまだ分かっていないことだらけなので、一概にこうと結論づけることは出来ませんが、いずれ必ずや解き明かされたとき、それによって私たちの行動が「どう変容された」のか。それこそに社会学的見地からも、多くの人々が研究しなければいけない問題でしょうし、“新しい生活様式”なる戯言のそばで、私たちひとり一人が向き合う『本質的な問題』としての契機を、ある意味コロナが与えてくれたのかもしれません。
<参考資料>
・2020年8月4日号『週刊SPA』記事
・Youtube動画 『始まった学校が色々とおかしすぎる件(Live配信2020/6/1)』
https://www.youtube.com/watch?v=ZHvSaQMUlug
・2020年7月2日号『週刊新潮』記事
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