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お兄さまの日記で両想いだと気づいてしまったライスシャワー

お兄さまの日記で両想いだと気づいてしまったライスシャワー - シュタインボックの小説 - pixiv
お兄さまの日記で両想いだと気づいてしまったライスシャワー - シュタインボックの小説 - pixiv
3,995文字

ライス「今日もお兄さまと一緒にがんばるぞー!おー!」

授業が終わり、この後打ち合わせをさせてほしいとトレーナーから言われていたライスは、足早にトレーナー室に向かった。

トレーナー室の扉の前に到着し、控えめにノックしたが返事がない。

ライス「あれ?お兄さま、いないのかな?」

そう思った所でポケットに忍ばせていたスマホが震え、トレーナーからのメッセージが届く。

トレーナー『ごめんライス、急な打ち合わせが入ってしまって、終わり次第すぐにトレーナー室に向かうから待ってて。鍵は開いてる。多分30分ぐらいで終わると思う。』

すぐさま返事を入力する。

ライス『ううん、大丈夫だよ。折角だからお部屋のお掃除して待ってるね!』

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トレーナーに伝えた通り部屋の掃除を始めたライスシャワー。

大好きなお兄さまに褒めてもらいたいと、普段あまり掃除しないであろう所にまで掃除を行き届かせる。

ライス「お兄様褒めてくれるかな!!そしたらそしたら、ちょ、ちょっとぐらいご褒美とか…!」

トレーナーと二人三脚でレースに挑み続けて早3年。

URAファイナルを制し、今ではトレセン学園トップステイヤーの名を欲しいままにした彼女。

そこまでの道のりは決して簡単な物ではなく。 多くの悩み、多くの挫折、多くの悲しみが彼女とトレーナーに襲い掛かった。

菊花賞、天皇賞、宝塚記念、有馬記念、そしてURAファイナル。

彼女は何度も泣いた。 そしてその度に、トレーナーはずっと彼女に寄り添い、支えてきた。

そしてそれらは、ライスに恋心を抱かせるには十分すぎる出来事だった。

ライス「~~~♪~~~♪~~~♪」

床に掃除機をかけるライス。

しかし上機嫌な彼女は、掃除機のコードが自分の足の目の前にある事に気づいていなかった

ライス「~~~♪~~~♪~~~♪~~~♪って!!わあああああ!!!!」

つまづいた拍子に、トレーナー机に手をつく。

そこに丁度書類が束になっており、それらを盛大に床にばらまいてしまった。

ライス「わわわわ大変!!」

慌ててそれらを拾い集めるライス

ライス「やっちゃったよ~…お兄さまに迷惑かけちゃう…ぐすん…やっぱりライスはダメな子だ」

慌ててはいたが、書類の内容を確認しながら、順番になっているものはしっかりと向きやページ数を合わせて丁寧に直す。

ライス「ごめんねお兄さま…………あれ?」

書類に紛れて、一つのノートを発見する。

表紙には小さく油性ペンで⑩と掛かれていた。

ライス「なんだろう、これ」

ページを開く。

〇月×日  今日はライスのトレーニングを新メニューに変えてみた。  これでうまくハマれば、あの子はもっと強くなる!

ライス「これ…トレーニング記録…かな?」

〇月××日  食堂のCランチ、今日のやつめっちゃ美味かったな。  ライスにも教えたらすぐに食べたらしく、3回もおかわりしてしまったらしい。  好評みたいで良かった。  でも3回は多いな…いっぱい食べるライス可愛い。

ライス「ちがう!これ…!お兄さまの日記だ!!」

とんでもない物をみつけてしまった。

人の日記を読むなんて許されない。

勿論ライスもそう思い、すぐにそのノートを閉じt 〇月×△日  ライスの事が好きすぎる…。 物凄い勢いでノートを開いた。

ライス「!?!?!??!!?!??!?!」

道徳心とかそんなものはその一文で全て吹き飛んだ。

さらにその内容には続きがあった。

〇月×△日  ライスの事が好きすぎる…。  菊花賞の時から何度か書いてきたが、  定期的に文字でも良いから吐き出さないと暴走してしまいそうだ。  ライスの事が好きだ。愛してる。  俺みたいな新人トレーナーの事を慕ってくれて、  いつも一生懸命なあの子の事を、気づいたら目で追ってしまっている自分が居る。  俺よ、忘れるな。お前はあの子のトレーナーだ。あの子は教え子だ。

ライス「お兄さま!?!??!?」

慌てて他の日付の内容も確認するライス

〇月□△日  今日もライスを目で追ってしまった。  トレーナー目線ではない。  完全に好きな子を見る目で見てしまった。  俺はなんてヤツだ。  担当の子に向けていい目じゃない。  でも仕方ないじゃないか…!あんな可愛い子!!見ちゃうって!!!!  ああああライス好きいいい!!!!!!

ライス「お兄さまいつも結構冷静なのに日記だとテンション高い!!でも嬉しい!!ライスも好き!!」

更に別の日付も確認するライスの心には、既に罪悪感という言葉は消え失せていた。 冷静な日記の中に時々テンションが壊れた内容がある。

△月××日  ああああライスの勝負服!!  い、いけません!!ライス!!意外とキミは胸あるんだから!!  その状態で近づいてはいけませんライス!!ああライス!!  控えめな双丘が!!抱き着いちゃらめえええ!!ふにっとしてるふにっと!!!!  ごめんよおおおライス!!お兄さま君の事猛烈に邪な目で見てるうううう!!!!  うまだっちしちゃううう!!!!

ライス「お兄さまこの時、物凄く優しい目でライスの頭撫でてくれてたけど心の中凄かった!」

△月〇☆日  トレーナー室で居眠りをしてしまったようで、気づいたらライスに膝枕をされていた。  控えめに言って天使かと思った。  そのまま指輪を渡してプロポーズしそうだった。  めっちゃふとももやわらかい。  めっちゃ良い匂いする。  ばれない様にめっちゃ深呼吸した。  顔を覗き込んでくるライスの頭を押さえてそのままキスしたくなったけどギリギリこらえた。  頑張ったぞ。俺  ライス嫁にしてええええええええええええ!!!!!!

ライス「撫でてくれたのかと思ったらとんでもないことされそうだった!!してほしかった!!」

更にページを何ページかめくると、最新の内容を発見した。

△月〇□日  ライスシャワーさんへ。  どうかお願いです。  あまり私服をみせないでください。  頭がおかしくなります。  かわいすぎです。  デート…だと思ってるのは俺だけかもしれないけど。  距離が近すぎて何度か告白しそうになったよね!!!!  離れてください!!ライス!!いけませんライス!!  本当にやばい。  ライスが卒業するまでの間に理性が持つ気がしない。

ライス「今すぐ理性何て取り払ってほしい!!」

と、そこで廊下から足音が近づいていることに気づいた

ライス「この足音!お兄さまだ!!」

そこからの行動は早かった。

全ての書類と日記を机に戻すのに3秒もかからなかった。

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トレーナー「ごめんなー遅れちゃって」

ライス「ううん大丈夫だよ!お兄さま!」

トレーナー「おお!部屋かなり綺麗にしてくれたんだな」

ライス「えへへ、頑張ったんだ!」

トレーナー「みたいだな、ありがとう(ナデナデ」

ライス「………ジー」

トレーナー「うん?どうしたんだ?」

ライス「…ギュッ」

トレーナー「お?どうして急に抱き着いて…?」

ライス「………」

トレーナー「な、何か嫌な事でもあったのか???」

ライス「………ジーーー」

トレーナー「え???え???ライス????」

ライス「…うん!何でもない!ちょっとお兄さまにピトッてくっつきたくなっただけ!」

トレーナー「そ、そうか?」

ライス「あ!そうだお兄さま、お掃除してる時にね、少しつまづいちゃって、机の上の書類床に落としちゃったんだ」

トレーナー「え!?転んだのか!?大丈夫か!?」

ライス「ううん、本当につまづいただけだからだいじょうぶ!それより一応全部元に戻したつもりだけど、順番とか間違えちゃってたらごめんなさい…」

トレーナー「どれどれ…あーー全然大丈夫、かな…特に問題は……げ!!!!!」

ライス「どうしたの?」

トレーナー「ら、ライス、このノート見t」「見てないよ!」

トレーナー「そ…そっかぁ…良かった」

ライス「何か大事な物なの?」

トレーナー「かなりね!いつもはこの机の鍵がかかってる棚に入れてたんだけど、片付け忘れたんだな…」

ライス「へぇ…そこに…」

トレーナー「見てないなら良かった。それなら後は何も問題無いな」

トレーナー「それじゃあこれは閉まって…じゃあ、今日のミーティング始めよう」

ライス「うん!今日もよろしくお願いします!お兄さま!!」

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次の日

朝練上がりでトレーナー室に向かうライスシャワー。

手には某ウマ娘から借用したピッキングツール。

カチャカチャカチャ……ペラ

△月△日  あっぶねええ!!!!!この日記ばれるかと思った!!  やはり自室じゃなくてここに置くのは危険か?  いやーでも自室だとすぐ寝てしまうから続かないんだよなぁ!  今度からしっかり忘れないようにしまうようにするぞ!!  しかし今日はライスのスキンシップがいつも以上にやばかった…。  理性が…理性がああああああああ!!!!うおおおライスううう!!!!  愛してるぞライスううううう!!!!!!

ライス「…………」

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その日から、ライスシャワーも日記をつけ始めた。

その日記の初めての文章には、こう書いてあった

△月△日  ぜったいに お兄さまの 理性を 壊す。

続く?

お兄さまの日記で両想いだと気づいてしまったライスシャワー
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2021年9月15日 15:37
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