チョウチョウ王の備忘録

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白点病(4日目)・治療準備開始

2005-08-15 15:56:17 | 海水魚
まず上の写真を見てください。
オニハタタテダイの胸びれにはっきりと白い点が確認できると思います。
今までは白く濁っていたのが点となって見えるのは、白点病の病状が進行した証拠です。
何度も言いますが、この状態まで進行しないと硫酸銅は効き目がありません。
あと半日から1日経つと、この白い点が一時的になくなるかもしくは数が減ります。
その時に硫酸銅を投薬します。
そこで来るべき硫酸銅治療にあたっての準備をすることにしました。




これが硫酸銅です。
ラベルには「医薬用外劇物 試薬特級 硫酸銅(5水和物) CuSO4・5H2O」と書かれています。
薬局で取り寄せてもらい、指定の用紙に住所・氏名・電話番号を書いて捺印もして購入します。
注文の際は、ただ「硫酸銅」と言うのではなく、「試薬特級」「5水和物」であることを付け加えてください。
容量は25g入りで十分でしょう。
薬局によって差があるでしょうが、入荷までは早くても1週間はかかると思ってください。
白点病になってから注文しても間に合いませんので…。




これは0.1gまで計ることのできる電子上皿天秤です。
僕はA&DというメーカーのHL-200iを使っています。
ネット通販で探せば、送料込みで10,000円を切る価格で販売されています。




電子上皿天秤で硫酸銅を2g計り、精製水500ccで溶かします。
これを便宜上「硫酸銅原液」と呼ぶことにします。



精製水は薬局薬店で「日本薬局方精製水」としてコンタクトレンズの洗浄剤や保存液の溶解用に販売されているので、すぐに入手できます。
1本500ccが80円くらいです。
これは日本薬局方に基づいて、
[ 地下水→RO膜処理(第一回)→RO膜処理(第二回)→蒸留→中空糸ろ過→イオン交換→ろ過 ]
と、厳密な製造方法が定められており、かなり純度の高い水であることがわかります。



海水魚の飼育書などには、「硫酸銅を水道水で溶かし」と書かれているものがありますが、水道水では不純物が多いために、溶かした際に硫酸銅に含まれる銅イオンと不純物が結合し底に沈殿物が残ることがあります。
沈殿物ができるということは、この時点で硫酸銅原液は正確な濃度を保っておらず、その後の治療に支障をきたします。




完成した硫酸銅原液は、光に当たると劣化するため、遮光瓶に入れて保存します。
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