チョウチョウ王の備忘録

趣味の海水魚と銭湯巡り、邦画とJ-POPの話題

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マダガスカルバタフライフィッシュ

2005-07-18 23:14:08 | 海水魚
マダガスカルバタフライフィッシュは、アフリカ東岸からスリランカ北部のインド洋に分布するチョウチョウウオの仲間です。
とてもよく似たベニオチョウチョウウオとの外見の違いは、目を横切る黒い帯(アイバンド)にあります。
マダガスカルバタフライはアイバンドがオデコで一端切れて、その上に黒斑になっています。
ベニオチョウはそれが一本に繋がっています。
しかしこの外見の違いはなぜか魚類分類上では決め手にならないらしく、インド洋に生息しているのがマダガスカルバタフライで、太平洋に生息しているのがベニオチョウとされています。
さらに最近の学会では、「マダガスカルバタフライはベニオチョウの地域バリエーションである」という見解が主流を占めているようです。

マダガスカルバタフライは、観賞魚ルートではスリランカ便で輸入されます。
一方ベニオチョウはほとんど流通がなく、20年近く海水魚飼育を趣味としている僕でも、八丈島からのイレギュラーな入荷個体を1回見ただけです。
ベニオチョウは奄美大島にもいるのですが、とても素潜りでは無理な水深(お目に掛かることすら不可能)なため、自家採取はあきらめています。

僕が飼っているのは4月10日に購入した、全長8cmの個体です。
バケツトリートメント中の2日目、やたらとバケツの底をつつく行動をして、なんとなく餌を食べそうだったので人工飼料シュアーのSサイズを5粒ほど流してみました。
すると驚くべきことに、オートヒーターとエアレーションのみのバケツの中で、底に沈んだシュアーを食べ始めました。
それから3日もすると浮遊している餌をかなりの勢いで食べるまでになったので、安心して本水槽に放しました。
フィリピンから輸入される餌付けの難しいアミメチョウチョウウオと見た目はそっくりなくせに、とても飼いやすいマダガスカルバタフライ。
オススメのチョウチョウウオです。
※バケツトリートメントについては後日、詳しく書きます。
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