チョウチョウ王の備忘録

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白点病(5日目)・投薬開始! でもその前に・その1

2005-08-16 17:17:12 | 海水魚
昨日確認できたひれの白い点は今朝には消えて、白い曇りがまた出ていました。
これでやっと硫酸銅を投薬できます。

ここで簡単に、「はじめてのマリンアクアリウム」(マリン企画発行)に代表される海水魚入門書に書かれていることをおさらいしておきましょう。
白点原虫(寄生虫)の子供は水中を泳いでおり、それが魚の体表に寄生するとひれなどが白く曇ったようになりやがて白い点となって目に見えます。
原虫は魚の粘液や体液を吸って成長し、おとなになると魚体から離れて水底に沈みます。水底に沈んだ原虫は固い殻を作り、その中で100~400個の子供に分裂して3日ほどで水中に泳ぎ出します。
泳ぎだした子供は再び魚に寄生し、また体液を吸うという仕組みです。
とすると1匹の白点原虫は3日後には400匹に増殖している計算になり、これでは水槽の閉じられた水環境では発病するとあっという間に白点病が蔓延してしまいます。

この白点原虫を退治するのに有効なのが硫酸銅で、ただし原虫の遊泳期間のみに効果があり、魚体に寄生している期間は効き目がありません。
原虫が魚体から離れた(白い点が消えた)時に投薬すれば一番効果がありますが、実際は生活サイクルがずれた原虫が複数いるために、一度の投薬では完治しません。
また硫酸銅(正確には硫酸銅に含まれる白点病に効果のある銅イオン)は安定した物質でないため、徐々に濃度が低下してしまいます。
だから、何度も投薬を繰り返さないと治療できません。

さて、昨日のブログでは硫酸銅を精製水に溶かして硫酸銅原液を作ることを書きました。
これは銅イオンが安定した物質ではないために不純物と結合して効果がなくなってしまうのを防ぐためだと説明しました。
それを踏まえて考えると、物理ろ過槽の汚れたウールマットや水槽の底に溜まった残餌などは除去してから投薬したほうが効果的です。





あまり換水をしない古い飼育水の場合も薬が効きにくくなります。
僕は硫酸銅治療を開始する前には、必ず換水とウールマットの交換を行なうようにしています。

ちょっと長くなってきたので、本日行なったことは2日に分けて書きたいと思います。
結構仕事が忙しくなってきたので、なかなか辛いんです。
と、泣き言を少々言ってみます。
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