トップに載せた写真、なんだかおわかりになりますか?
実はこの無数に写っている白くて細長いものは、魚に寄生する吸虫なのです。
正しくは、扁形動物単生類に含まれる、ダクチロギルス属、もしくはギロダクチルス属の1種です。
白いウジ虫のような形をしており、体長は0.5~1.5mmくらいです。
ダクチロギルスかギロダクチルスかはこれだけでは判断が付きませんが、魚にとっての症状や治療法が同じなので、海水魚飼育者にとってはどちらでもいいことです。
なぜこんな写真があるかというと、チョウチョウ王の愛魚がこれに寄生されてしまったからです。
ちなみにこの写真は、治療後に魚体から離れて容器の底に沈んでいる吸虫です。
症状としてはまず呼吸が速くなります。
これはこの吸虫がエラに寄生するからです。
そのことから通称「エラ病」と呼ばれます。
魚はエラに酸素が溶け込んだ水が通ることで呼吸をしているのですから、パワーヘッドの吐水口など水流のある場所に向かって泳ぐ行動をします。
白点病のように体をこすりつけることはしませんが、首(?)をプルプルと横に数回振る行動をします。
そして数日経って病状が進行すると、体色が黒ずんで餌を食べなくなります。

白点病などのように他の魚に同時に症状が見られることは少なく、大抵の場合は一匹だけです。
このため、「いじめられておびえているのかな?」と思いがちです。

治療法としては、高濃度の海水に短時間入れてやることです。
これを高濃度海水浴といいます。
標準的な海水の濃度は約3%です。
これを倍の6%にします。
注意するのは、人工海水の素を水道水に倍溶かしたものではいけないということです。
海水には様々な物質が溶け込んでいます。
その海水を再現するために、人工海水には塩分(塩化ナトリウム)以外の成分も配合されています。
人工海水の素を倍入れたのでは、塩分濃度は倍になりますが、その他の微量成分も倍の濃度になってしまいます。
高濃度海水浴は、高い塩分濃度によって吸虫にダメージを与えるのが目的なわけですから、塩化ナトリウム以外の成分は海水と同一でなければなりません。
実はこの無数に写っている白くて細長いものは、魚に寄生する吸虫なのです。
正しくは、扁形動物単生類に含まれる、ダクチロギルス属、もしくはギロダクチルス属の1種です。
白いウジ虫のような形をしており、体長は0.5~1.5mmくらいです。
ダクチロギルスかギロダクチルスかはこれだけでは判断が付きませんが、魚にとっての症状や治療法が同じなので、海水魚飼育者にとってはどちらでもいいことです。
なぜこんな写真があるかというと、チョウチョウ王の愛魚がこれに寄生されてしまったからです。
ちなみにこの写真は、治療後に魚体から離れて容器の底に沈んでいる吸虫です。
症状としてはまず呼吸が速くなります。
これはこの吸虫がエラに寄生するからです。
そのことから通称「エラ病」と呼ばれます。
魚はエラに酸素が溶け込んだ水が通ることで呼吸をしているのですから、パワーヘッドの吐水口など水流のある場所に向かって泳ぐ行動をします。
白点病のように体をこすりつけることはしませんが、首(?)をプルプルと横に数回振る行動をします。
そして数日経って病状が進行すると、体色が黒ずんで餌を食べなくなります。
白点病などのように他の魚に同時に症状が見られることは少なく、大抵の場合は一匹だけです。
このため、「いじめられておびえているのかな?」と思いがちです。
治療法としては、高濃度の海水に短時間入れてやることです。
これを高濃度海水浴といいます。
標準的な海水の濃度は約3%です。
これを倍の6%にします。
注意するのは、人工海水の素を水道水に倍溶かしたものではいけないということです。
海水には様々な物質が溶け込んでいます。
その海水を再現するために、人工海水には塩分(塩化ナトリウム)以外の成分も配合されています。
人工海水の素を倍入れたのでは、塩分濃度は倍になりますが、その他の微量成分も倍の濃度になってしまいます。
高濃度海水浴は、高い塩分濃度によって吸虫にダメージを与えるのが目的なわけですから、塩化ナトリウム以外の成分は海水と同一でなければなりません。
最新の画像[もっと見る]
-
うどん泉里 16年前
-
11月の献血 16年前
-
三度(みたび)献血のはなし 16年前
-
三度(みたび)献血のはなし 16年前
-
三度(みたび)献血のはなし 16年前
-
ろ過槽交換 16年前
-
ろ過槽交換 16年前
-
嶽乃湯(たけのゆ)・その2 16年前
-
嶽乃湯(たけのゆ)・その2 16年前
-
シマハタタテダイ 16年前