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佐久間有限
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テイエムオペラオーがトレーナー室で仮眠する時の寝言の「トレーナー君…好き…大好き…」と言ってる事は断じて本人に知られてはいけない - 佐久間有限の小説 - pixiv
テイエムオペラオーがトレーナー室で仮眠する時の寝言の「トレーナー君…好き…大好き…」と言ってる事は断じて本人に知られてはいけない - 佐久間有限の小説 - pixiv
1,351文字
テイエムオペラオーがトレーナー室で仮眠する時の寝言の「トレーナー君…好き…大好き…」と言ってる事は断じて本人に知られてはいけない
新作です!
4816477650
2021年6月20日 14:51

最近オペラオーはトレセン学園内外でめちゃくちゃ忙しい日々を送っている。これまで語っていた世紀末覇王になると言う言葉を現実にさせている。GⅠを勝てば多くのファンからの賛辞や記者達のインタビューが増えていく。そんな中で休める場所は俺が使っているトレーナー室や寮の自室くらいしかない。

「トレーナー君…今日も少しいいかな…」

「いいよ。ソファ使って」

オペラオーは昼休みやトレーニングが休みの日にトレーナー室に来る回数が増えた。そしてやる事は仮眠だ。流石に忙しさにも拍車が掛かってグッスリ眠れる機会が減っていたらしい。そんな時に俺は場所を提供して休んでもらう事になった。

「今日は学園内でインタビューだったけど…大丈夫?本当だったら付き添うべきなんだけど仕事が残ってて行けなくてゴメン…」

「心配無用だよ。それでも…少し疲れてしまったよ…」

そう言いながらオペラオーはソファで疲れを取る為の仮眠をし始めた。異様に寝付きがいいからグッスリと夢の中だ。後は起きるまで放置しとけばいいんだけど…少し困っている事がある。

「……き、………き、…………好き」

「今日も始まったか…」

眠っても寝息も静かで動く事もない。本当に唯一の懸念点は今の寝言だけだ。それが毎回同じ事しか言わないから困ってるんだけど…。

「……ナー君、…き、……き」

「最初は聞こえずらいのは変わらないな…そのままだと嬉しかったんだけど…」

何故か最初は寝言はハッキリ喋れていない。大体は仮眠して30分が過ぎると…1番困ってる要因の寝言が始まる。

「トレーナー君…好き…好き」

「来てしまった…こんなにも恥ずかしい現象に耐えなきゃいけない…」

オペラオーの本心は一切分からない。真実かも分からないのに寝言の内容を本人に聞ける訳がない。つまり俺は耐えるしか手段を持っていなかった。

「トレーナー君…好き…大好き…」

「そんなにイケボな声で俺の事を好きとか言わないでくれ…」

この声に惚れたファンも多くいるだろう。その声で…好きとか大好きとか言われてみろ?嬉しいより恥ずかしい気持ちと方が現状勝ってしまっている。

「もう少しで1時間か…起きそうかな…」

大体1時間仮眠するとオペラオーは起きる事が多い。1時間でも誰も邪魔されない仮眠は幸せなんだろう。その為なら…寝言にも耐えよう。その後も何度か同じ寝言を聞いてると…普段見れない雰囲気のオペラオーが目を覚ました。

「トレーナー君…おはよう…」

「今日もよく眠れた?疲れたり仮眠したかったらいつでもトレーナー室に来てね」

「相変わらず優しいじゃないか…頼りにさせてもらうよ…」

仮眠する前よりも元気にはなってくれたみたいだ。俺が寝言に耐えたかいがあったな。今後も同じ出来事には出会うだろうし…頑張っていこう。オペラオーの担当トレーナーはずっと続けていたら聞く回数はずっと増えてくだろうし…。 ちなみにだけど…この寝言がオペラオーの策略だった事を知るのは結構先の話しだ。詳しく言えばトレセン学園卒業後の話しだったりする。オペラオーは俺に意識してもらう為の策略で寝言を起きて喋っていた時があったらしい…。全く気付けなかったよ…。

テイエムオペラオーがトレーナー室で仮眠する時の寝言の「トレーナー君…好き…大好き…」と言ってる事は断じて本人に知られてはいけない
新作です!
4816477650
2021年6月20日 14:51
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