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京都・先斗町の『無電柱化』完了 景観や防災機能が向上…しかし他の所は財政難で中止
更新:2021/11/10 19:30
京都五花街の一つである先斗町で、電線などを地中に埋める工事が完了し、式典が開かれました。
先斗町では、景観や防災上の観点から2017年に「無電柱化」の工事を始めていて、約13億円の費用をかけて完成しました。細い路地で目立っていた電柱や頭上を遮っていた電線が撤去され、京都らしい風情ある街並みを存分に楽しむことができるようになりました。
(京都市 門川大作市長)
「景観だけでなしに、これが防災機能を高める安心安全なまちづくりにもしっかりと貢献していただけるものと確信しております」
京都市は、ほかの観光地でも無電柱化事業を進めようとしていましたが、深刻な財政難により新たな着工については中止することが決まっています。