主催:寺田衣里、松井雅世 線滴りて 2013.3.11~3.17
多摩美術大学大学院彫刻専攻を修了する寺田衣里、松井雅世の2人展です。石とコンクリート、樹脂等を中心とした立体作品を展示いたします。
寺田 衣里(てらだ えり)
言葉で表現できないことや、自分の中に漠然と存在する不安を作品として表現することで、自分にとっての真実とは何か、またあらゆる事象の本質を追い求めています。
それらは完全に捉えることはできないかもしれないけれど、増幅し続ける不安やわからないことに飲み込まれることなく自分や世界と向き合って行く為に、少しでも自分なりの真実を見据えていきたいと思っています。
松井 雅世(まつい まさよ)
大学院2年間を通して、彫刻に伴う「重力」について考えながら制作をしてきました。
水という刹那的なモチーフで、地に向かう力の考察を石で表現しました。
「私たちは作品を創る際、何度も線を引きながら形を探ります。その無数の線が降り積もって、一つの立体作品が生み出されます。素材の持つ力、確かな線によって導き出された美しい形を感じてもらえれば幸いです。」
—寺田衣里、松井雅世