「古生物学の父」の視点

 長崎市野母町に化石や骨格標本を展示する恐竜博物館が開館したが、Dinosauriaを「恐竜」と最初に訳したのは長崎出身の学者、横山又次郎(1860~1942)だった。明治28年の「化石学教科書・中巻」で「恐龍」という言葉を使っている。

 横山は出島のオランダ語通訳の家系に生まれた。生家は「龍踊(じ...

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