2021.11.9 19:00
 旧海軍の工場の廃材を使って戦後間もないころに作られました。
海田町と広島市にある橋が、歴史的に価値のある「選奨土木遺産」として認定されました。
 「選奨土木遺産」の認定は歴史的・技術的に価値がある土木建造物を保護し後世へ伝えることなどを目的に土木学会が企画しているもので、毎年全国で20件ほどが認定されています。
 中国地方でことし認定されたのが、海田町にある「九十九橋」です。
 「九十九橋が今回認定された理由、それは橋のあちこちにある穴です。実はこれ、銃弾が当たった痕なんです。(成瀬訓子記者)
 瀬野川にかかる今の九十九橋は終戦直後で資材が不足する中、山口県光市にあった海軍工廠の廃材を使って作られ、1950年に完成しました。
 海軍工廠は終戦の前日に米軍の空襲を受けていて、橋には弾丸の痕や当時の接合部分の穴が今も残っています。
 平和公園近くにある「本川橋」も同じ光海軍工廠の廃材を使って作られていて、「選奨土木遺産」に認定されました。
 「かつては兵器工廠だったものの建材が平和都市広島の橋として生まれ変わった。(今後も)県民市民の生活の礎になるように願っている。」(広島県 土木建築斎藤局 斉藤博之局長)
 「選奨土木遺産」には被爆に耐えた広島駅近くの猿猴橋など、中国地方で38件が認定されています。
2021.11.9 19:00
 9日、広島・三原市で信号待ちをしていたバキュームカーとタクシーに乗用車が追突しました。警察は、乗用車を運転していた男を、飲酒運転をした疑いで逮捕しています。
 警察によりますと、午後3時ごろ、三原市宮浦2丁目の交差点で信号待ちをしていたバキュームカーとタクシーに乗用車が追突しました。
 追突した乗用車を運転していた40代の男の呼気からは基準を超えるアルコールが検出され、警察は男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕したということです。男は容疑を認めているということです。
 追突されたタクシーの運転手がけがをして病院に搬送されたということで、警察は、逮捕した男から詳しく話を聞くことにしています。
2021.11.9 18:58
 9日は119番の日です。通報の仕方や応急処置の方法を知ってもらおうと広島市消防局が解説動画をつくりました。
 9日、公開された動画を市消防局のマスコットキャラクター「もみみん」がPRしました。
 ― 広島市消防局です。火事ですか救急ですか。
 「人が倒れたんです。助けてください。」(動画:広島市消防局作成)
 動画では実際に通報をした場合に指令係からどのようなことを聞かれるのか説明しています。
 救急車が到着するまでの間に通報者が心臓マッサージなどの応急処置を頼まれる場合もあるということです。
 広島市では、去年1年間でおよそ7万3500件の119番通報がありました。
 「落ち着いて安心して自分の大切な家族や仲間たちを助けていけるようなサポートを全力でしていきたいと思っています。」(広島市消防局 警防課 上田翔太消防士長)
 動画は、広島市のユーチューブチャンネルで公開されます。
2021.11.9 18:58
 10月、新たに就任した「広島観光親善大使」が広島市長に就任のあいさつをしました。
広島市長を表敬訪問したのは、先月の最終審査で選ばれた広島観光親善大使の3人です。
 松井市長は、「コロナ禍で柔軟に対応する気持ちを持ちながら、笑顔で明るく活動してもらいたい」と話しました。
 大使の任期は、1年で市内外で開催される観光キャンぺーンやイベントのアシスタントを務めるなどして広島の魅力をPRする役目を担います。
 「広島の魅力を味わい、感じ、体験し、私自身の体験を皆様にお伝えできるようがんばっていきますのでよろしくお願いします。」(東桃花さん)
 「広島市についてもっと深く勉強し、一人でも多くの方に来てもらえるようがんばりますのでよろしくお願いします。」(下林里沙さん)
 「自らが体験し、イベントに出向くこと、そして発信していくことをがんばりたいと思っています。」古川薫奈さん
 3人は、17日に開幕する「ひろしまドリミネーション」のオープニングイベントから本格的な活動を始めます。
2021.11.9 18:58
 秋が深まる広島の映像です。広島県内の紅葉を撮影しているRCCのカメラマンは、三次市の寺を訪ねました。
 大慈寺…臨済宗仏通寺派
 池に映る紅葉は、和歌で詠まれた。1421年、南天山城4代目城主・和智氏美が創建。境内の池にも紅葉が映る。
2021.11.9 17:06
 広島市の住宅地に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」…。
 4棟のうち1棟を所有している国は、建物の劣化状態などの実態を把握し、必要な安全対策を実施するための調査に乗り出しています。
その様子が、9日報道陣に公開されました。
「レンガとレンガが接着されている。その接着の耐久力によって(建物の)強度が変わってくる。例えば地震が来た時にどれくらい耐えられるか。」中国財務局特別国有財産管理官 鶴永勇次さん)
 調査では、レンガ壁やコンクリートの強度を調べ、「耐震診断」を行うほか建物の屋根瓦や鉄扉の劣化具合を目視で確認するということです。
 「地域住民の安全確保のための安全対策工事をこれからやっていかないといけないと考えていて、この調査結果を踏まえて、今後の工事の実施内容や実施状況を検討する材料とする」(中国財務局特別国有財産管理官鶴永勇次さん)
 建物を管理する中国財務局は、調査の完了を来年3月末までとしています。
 「直線で立ち並んでいる3棟は、全て県所有の被爆建物となっている。そして少し離れたこちらの場所、国所有の被爆建物だが、実は手前側は、20年以上前、学生寮があった。」(末川徹記者リポート)
 雑然とした部屋に集まっているのは、学生たちです。
 実は、この部屋は被服支廠の中…。RCCに残っている1992年の映像です。
 
 建物の一部は、かつて、広島大学の学生寮として使われていました。
その名は、「薫風寮(くんぷうりょう)」…。寮費が月410円と、500円玉でおつりが出てくるほどの超定額家賃が人気を集め、一時は、200人を超える寮生がいました。
しかし、広大の東広島市移転や、被服支廠が、「被爆建物としての補修・活用を検討されていた」ことなどを背景に長年の歴史に幕をおろしました。
 あれから30年近くが経過し、今となっては、寮の痕跡も残っていないという国所有の被服支廠…。一方、残りの3棟を所有する県は、国に先立ち再調査を実施し、「3棟全ての耐震化」を決めています。
 あす、被爆建物の実現可能な利活用の方向性について、有識者らで話し合う懇談会も予定されています。
 国も8月に当時の田村厚労大臣が現地を視察し、「保存・利活用含め議論していきたい」という考えを示しています。
2021.11.9 17:04
 買収事件で有罪判決が確定した河井夫妻の地盤、広島市安佐南区の、県議会議員補欠選挙が14日に投開票されます。
 「政治とカネ」の問題などをめぐり新人3人の三つどもえの戦いです。
 今回の県議補欠選挙は、先月の衆議院選挙に立候補した石橋林太郎氏の辞職に伴って実施されるものです。
 安佐南区は、大規模買収事件で有罪が確定した河井克行元法務大臣と案里氏の地盤です。3人立候補したのは届け出順にご覧の3人ですが、いずれも政治とカネに言及します。
 無所属・新人の伊藤守候補は、4年前まで河井克行・元法務大臣の公設秘書でした。大規模買収事件については、「秘書を辞めた後のことで一切関与していない」と強調します。
 「元秘書ということでマイナスのイメージから始まっている。ただ私は元秘書であって、河井ではない」(伊藤守候補)
 こうした中出馬を決めたのは、元秘書の立場だったからこそ、買収事件で傷ついた有権者の気持ちが分かるからだと力を込めます。
 「クリーンな政治を、この安佐南区の県政より、私が先頭にたって、実行し、行動し、示していきたい」(伊藤守候補)
 「政治とカネ」に話題が集中することについては…。
「クリーンな政治は当たり前ということ。今回の選挙の論点は、県議の仕事としてそれが一番に来るものではないと思っている。地域の皆さまの暮らし・安全・命・財産を守る、そういったお仕事(が一番の論点)」(伊藤守候補)
 伊藤候補が重点的に訴えるのは、7年前の広島土砂災害の経験を生かした防災・減災対策です。政党などの支援はなく、選挙戦は大学時代の友人たちが手伝います。
 諸派「金権政治をただす市民の会」の新人で共産党が推薦する山根岩男候補です。山根候補は河井夫妻の「疑惑」をおよそ2年にわたり市民団体の先頭に立って追及してきました。河井夫妻を告発した際には561人が名前を連ねたとして市民の力を感じたといいます。
 「一票一票が政治を動かします。市民のおかしいと思った声が政治を動かしていくんです」(山根岩男候補)
 今回の選挙で全面に出して訴えるのは、やはり…。
 「やっぱり争点は政治とカネ。もう二度と、金権政治これを許さない。ここが争点だ」(山根岩男候補)
 山根候補は現金を受け取った13人の県議について県議会の政治倫理審査会が文書警告にとどめたことを問題視。県議会に第三者の視点が必要だとして、政治の世界に自ら飛び込む決意をしました。
 「政治とカネの問題の問題は、すぐ忘れてしまうんですよね。忘れがち。やっぱり忘れたら同じことを繰り返すことになるとおもいますので」「思い起こして、投票に行っていただきたい」(山根岩男候補)
 自民党の新人で公明党が推薦する元山口県和木町議の灰岡香奈候補です。去年「日本維新の会」を離党するまで、4度国政に挑戦しましたが、いずれも落選しました。今回は自民党から立候補しています。
 「自民党さんで頑張ってみたらという声も、もちろんありましたし、自分の考えとして一番近い政党として、自民党さん」(灰岡香奈候補)
 ことし8月下旬、政治信条に一番近いとして自民党の党員になったといいます。
 地域を歩くと聞こえてくる「コロナで生活が苦しい」「子どもの遊び場がない」といった生活に直結した声については…。
 「今まで頂いたご意見は、岸田総理の岸田ノートではなく、修道大学の修大ノートに書かせいただきながら回らせていただきました」(灰岡香奈候補)
 「維新の候補」というイメージをどう払拭し、自民党、公明党支持層の支持をどこまで固められるかが課題となりそうです。
 「クリーンな政治は当たり前のことだと思っております。それを大前提に、コロナ禍で不安に感じている方がいらっしゃるので安定した生活を取り戻すということをしっかりと訴えて」「これからの安佐南区の未来のことを語っていきたいと思います」(灰岡香奈候補)
 「政治とカネ」に揺れ続けた安佐南区で有権者の判断は…。県議補欠選挙は県知事選挙と同じ14日が投票日で即日開票されます。
2021.11.9 17:01
 呉市で高級ミカンの出荷が始まりました。
 「チョッキン、チョッキン」
 呉市の大崎下島で出荷が始まったのは高級ミカン「石積(いしづみ)みかん」です。
 JA広島ゆたかが特産の「大長みかん」をブランド化しようと17年前から出荷を始めました。現在では、10戸の農家が生産に取り組んでいます。
 品質を守るため栽培方法や出荷前の検査で糖度12度以上など厳しい基準を設けています。
 ことしは夏場の長雨が心配されましたが、その後気温が上がり例年通りの仕上がりだということです。
 「糖度の高いミカンは、体にもいいと聞かされています。そういうミカンを望んでいる方にしっかり食べて頂けるように」「頑張ってやっていきます」
(ミカン農家 竹本靖さん)
 箱詰めされたミカンは選果場に集められ、農協の職員が糖度や品質をチェックしていました。
 「石積(いしづみ)みかん」は、県内のデパートなどで、主に贈答用として1箱5キロ入りが7500円前後で販売されるということです。
2021.11.9 17:01
 ことしも紅葉のシーズンに入りました。
すでに県北の名所は見どころを迎えているところも・・・
そして色づき始めた沿岸部のスポットももう少しで・・・
 9日のイマシリは「RCCカメラマン企画、県内の紅葉の名所を訪ねよう!」県内の紅葉について気象予報士の乙藤さんと一緒にお伝えします。
 まずは、その県北の紅葉の様子をご覧ください。坊田カメラマンの映像です。
 三次市吉舎町・大慈寺1421年に創建された禅宗寺撮影ポイント「池に映る紅葉が見どころ」
 帝釈峡・庄原市日本百景の一つとして知られる渓谷撮影ポイント「渓谷と紅葉をどう美しく撮るか」「午前中の太陽の反射光を意識して撮影」
 県北の状況をまとめてみました。
 庄原市の帝釈峡今がみどころ今週いっぱいか例年並み
 三次市の尾関山公園今週から来週にかけて見ごろ去年は11月5日から見ごろだったので、数日遅い。
 安芸太田町の三段峡今色づき始めていて、この週末くらいか見ごろ。
 上流の恐羅漢は、先週末が見ごろで散り始めている。
 標高の高いところは散り始めているところもあり9日、10日の雨、風も心配。
 ことしの色づきはどうです?
 色づきが進む条件
最低気温8度以下・5度〜6度でぐっと進む・鮮やかになるためには昼夜の気温差大日照時間、乾燥少ない
 県内の日照時間
日照時間を調べてみた。県内各地で平年と比べ3割増!紅葉の色鮮やかさに期待できるのでは。
 時期を特定しにくいが、気象台がイロハカエデの紅葉になった日を調べている。
2000年からの20年間で平年より紅葉が遅い年が13回ある。
温暖化の影響だけとは言えないかもしれないが紅葉が遅れている傾向あり。
 県南部の名所の状況を見てみましょう。
 広島市の縮景園、132本のモミジの木
9日現在は3〜4割・・見ごろは20日頃から
 廿日市市の宮島、紅葉谷公園の700本のモミジやカエデなど)
今、色づき始めている。見ごろは来週以降
 三原市の佛通寺、モミジやカエデ800本が紅葉
全体としては4〜5割見ごろは参道周辺は今が見ごろ、今週末まで。
 尾道市の耕三寺まだ40%程度。見ごろは来週以降
 府中市の三郎の滝、800本のモミジが色づく。9日現在は4割見ごろは今週末から
 こうした南部の名所、見ごろになるとこんな美しい紅葉になります。これまでにRCCのカメラマンが撮影した映像です。
 日本有数の禅道場として知られる三原市の佛通寺・毎年モミジやカエデ800本が歴史ある寺を赤く染める
 築庭400を迎えた国の名勝、縮景園132本のモミジの木
最後に紅葉のライトアップの予定です。
 廿日市市・宮島紅葉谷公園〜11/23
 広島市・縮景園19日〜28日
 三原市・佛通寺11月6日〜28日
 三次市・尾関山公園〜11月14日
 冷え込んできたので防寒対策もしっかりと
2021.11.9 13:44
 輸出に力を入れようと国内最大級の水産物の商談会に、広島のカキの生産者が出展しています。
 東京で開催されているジャパンインターナショナルシーフードショーです。
 今回、初めて広島県のカキ輸出支援事業の一環として、県内の生産者が出展しています。8日は、廿日市市の島田水産がカキが丸ごと入った中華まんをブースに並べました。
 「これは自社生産?」(来場者)
 「全部、自社です。生地も中身もカキも。生産量は限られるんですけど、手作りなんで。」(島田水産のスタッフ)
 訪れた卸売業者などに島田水産や県の担当者が熱心にアピールしていました。
 「世界の人に食べてもらいたいのももちろんあるし、自分たちが作ったカキがどこまで通用するのか、率直な意見を世界から聞いてみたい。」(島田水産 三宅將さん)
 「広島カキのブランド化をしたいと思っている。海外で広島カキが認められて、それが国内に戻ってくる。広島に観光客も呼び込める。そういったパワーにカキ業界がなってくれれば、すごくいいことだなあと思っています。」(広島県 観光課 坂根広晴さん)
 県は、今後も販路開拓などに協力して輸出を後押ししたい考えです。
 シーフードショーは10日までで、9日は倉橋島海産が、10日は中野水産が出展します。
2021.11.9 13:44
 広島・三原市の佛通寺で、仏教とキリスト教の宗派を超えて新型コロナの終息などを祈る法要がありました。
 紅葉の名所としても知られる三原市の佛通寺です。法要は、臨済宗佛通寺派とカトリック広島司教区が宗派を超えて初めて実施したものです。
 会場では、書道家による「世界平和」と「疫病退散」の文字が掲げられました。それぞれの宗派の法要が順に行われたあと、合同で祈りの言葉を捧げました。
 「新型コロナ感染症の終息と世界の平和を祈願するために、このたび、宗派を超えて、ともに祈りを捧げます。」
 「新型コロナが1日も早く完全に退散しますように。」
 宗派の代表は、「世界平和のために力を合わせて活動していく」と決意を述べました。
2021.11.9 11:00
 広島市に残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠」の4棟のうち1棟を所有する国が、9月から実施している建物の強度などを調べる調査を報道陣に9日、公開しました。
 「被服支廠」のうち1棟を所有している国は、建物の劣化状態などの実態を把握し、必要な安全対策を検討するため、9月末から現地調査を始めています。
 煉瓦壁やコンクリートの強度を調べたり、耐震診断をしたりするということです。
 被服支廠をめぐっては8月、当時の田村厚労大臣が現地を視察し、「保存・利活用含め議論していきたい」という考えを示しました。
 建物を管理する中国財務局は、来年3月末までに調査を完了する見込みで、「具体的な安全対策や実施時期について検討していく」としています。
 4棟のうち3棟を所有する県は、去年、国に先立ち再調査を実施し、安全対策のため、3棟全ての耐震化すると決めています。
2021.11.9 10:32
 スウェーデン発祥の家具量販店「イケア」が出店予定だったJR広島駅北口の土地は、住友不動産に売却されていたことが分かりました。
 イケアが住友不動産に売却したのは、2013年に国有地の一般競争入札により47億円あまりで取得した、JR広島駅北口の二葉の里の土地1万8800平方メートルです。
 広島市は、10年ほど前から広島駅周辺を「陸の玄関としてふさわしい都市空間」にするため、都市計画法に基づいた地区計画や、国・県などとともに「二葉の地区まちづくりガイドライン」を策定しています。
 RCCの取材に対し住友不動産は、「土地を取得したのは事実」としたうえで、「地区計画・まちづくりガイドラインにのっとり、広島市の発展に寄与する開発を検討していく」としています。取得金額は明らかにしていません。
 住友不動産は、これまでに広島駅南口・Bブロックの再開発事業に参加しています。
 広島市の担当者は、「関係者としっかり協議してより良い街づくりに貢献してほしい」としています。
2021.11.9 10:32
正月のおせち料理で定番の食材・クワイの出荷が、広島・福山市で始まりました。
 福山市にあるJAの集荷場です。1箱に重さ4キロ分のクワイがぎっしりと詰められています。早朝から、検査員たちがクワイの色や大きさ、形などを確認していきました。
 「芽が出る」縁起物として知られるクワイは、正月のおせち料理を彩る食材の1つです。
 福山市は、クワイの生産量が全国で最も多く、5割以上のシェアを占めています。33戸の農家が水田で栽培していて、ことしの出荷量は、平年並みの130トンほどを見込んでいるということです。
 「7・8月、ちょっと天気悪くて雨模様、曇天のくもりが多かったんですけど、非常に良いクワイができた。(縁起物として)みなさま方の幸福に向かっていただけたらと思う。」(福山くわい出荷組合 渡辺孝信組合長)
 来月初旬に出荷のピークを迎え、県内のほか、東京や関西地方などに届けられる予定です。
2021.11.8 18:28
 広島県内で繰り返される大雨による土石流被害。
 そのメカニズムの解明に役立つことが期待される、国内で最大規模となる土石流の実験装置が広島大学に完成し、きょう公開されました。
 山すそに、数多く住宅地が広がる広島。
 特に渓流の出口では、大雨によって起きた土石流の直撃を受けて、多くの人が犠牲となる災害が繰り返されています。
 今回、広島大学に完成した土石流の実験装置です。
 渓流をイメージした水路と谷の出口に広がる地形を実際の40分の1程度の大きさで再現しています。
 水路は最大で20度まで傾けることができ、土石流の実験装置としては国内最大級といいます。最大の特徴が非常に細長い水路の形。幅が10センチなのに対して長さは15メートルにもなります。
 「小さな流路に見えるけど土石流の先頭部に大きなモノが集まってくる。」(広島大学防災・減災研究センター海堀正博センター長)
 これまで広島で起きた土石流災害の被災地で度々見られた巨大な礫…。
 「コアストーン」とも呼ばれ、被害を拡大させる一因ともなっています。これだけ大きなモノがどうやってふもとまで流れてくるのか。今回の実験で解明が期待されている一つです。
 実験で捉えられた映像では、はじめは大小均等に混ざっていたモノが水路を流れ下るにつれて次第に大きいサイズのモノが先頭に集まる様子が捉えられてます。
 「広島の場合、土石流の多くは巨石が交じりがち…。氾濫した時にそれが一番に建物に被害を及ぼすことがイメージとして捉えられる。」(海堀正博教授)
 一方、西日本豪雨では土石流によって土砂や流木を伴う大量の水が道路を流れ下って広がることで被害が大きくなりました。
 今後、広島大学では、実験装置に住宅や道路の模型を配置することで、どのように土石流が住宅地を流れ下るのかを検証したいとしています。
 「被害を受ける住宅地のあり方、道路の置き方をうまく都市計画の段階から考えることで、被害はずいぶん小さくできるかもしれない。いろんな意味で防災・減災につなげるための基礎実験だと思っている。」(海堀正博教授)
2021.11.8 18:28
 福山市では、小学生が、広島大学の専門家と一緒に、地元の水害の歴史を学びました。
 災害学習をしたのは、熊野小学校の6年生たちです。
 校庭にある水害碑の前に集まり、自然地理学が専門の広島大学・熊原康博准教授から、当時の災害の話を聞きました。
 そして、地図を参考に、被害があったとされる学校の周辺を歩きながら、水路や橋などを確認していきました。
 この地域では、およそ100年前、連日降った雨の影響で、ため池の堤防が決壊して水が集落に流れこみ、死者1人のほか、家屋や橋が流されるなどの被害があったということです。
 ため池の光林寺池に到着すると、地元の自主防災担当者から、ため池ができた経緯などを学びました。
 「川沿いをずっと歩いていったので、ここら辺を水が流れてきたんだなと思いました。」(児童)
 「大きい石とか周りにあったり泥がいっぱいあったりして、災害があったことを教えてあげたい。」(児童)
 「子どもたちが調べて報告書にまとめて地元の方に伝えるということは、子どもたちにとっても地域にとっても非常に意味があることかなと思っています。」(広島大学教育学部熊原康博准教授)
 児童たちは来月、調査で学んだことを、福山市に発表報告するということです。
2021.11.8 18:28
 広島銀行などを傘下に置くひろぎんホールディングスの中間決算は、2年ぶりの増収増益となりました。
 「点数で言うと80点ぐらいかなと思っております。80点ぐらい。」(ひろぎんHD部谷俊雄社長)
 ひろぎんホールディングスによりますと、今期の中間決算は、売り上げに当たる経常収益が706億3000万円でした。
 広島銀行を親会社にしていた元の組織の去年の中間決算と比較するとおよそ150億円の増収。
 経常利益は167億500万円でおよそ12億円の増。最終的なもうけを示す純利益も111億3500万円で2年ぶりの増収増益となりました。
 「ホールディングス化をしまして、いわゆる銀行以外の事業会社の収益というものを強化して参りましたが、中間期ですが結果が出たということで、大いに評価に値すると、いう風に考えております。」(部谷俊雄社長)
 通期の業績予想は経常利益335億円を見込んでいます。
2021.11.8 17:57
 個人番号を証明する書類として発行されているマイナンバーカードをより多くの市民に持ってもらおうと、7日、広島市のショッピングモールに出張申請会場が設けられました。
 広島市佐伯区のジ アウトレット広島では、サンフレッチェ広島レジーナの選手が、申請のデモンストレーションをしました。
 出張申請会場は、買い物や外出のついでに申請をしてもらえるようにと広島市が設置したもので、証明写真の撮影から書類申請まで、一貫してこの会場でしました。
「申請の説明もすごく丁寧。すごく簡単」(サンフレッチェ広島レジーナ 近賀ゆかり選手)
「(イベントに参加させてもらい)レジーナを知らない方たちにも知ってもらって、試合に足を運んでもらえたらうれしいなと思います」(サンフレッチェ広島レジーナ 中嶋淑乃選手)
「出張サービスがあるのを知らなかったので勉強になりました。皆さんにもマイナンバーを申請してらえたらいいなと思いました」(サンフレッチェ広島レジーナ 齋原みず稀選手 広島市出身)
 ジ アウトレットの特設会場は終了していますが、広島市では市内の商業施設や区民文化センターなどを拠点に、来年3月中旬まで実施するということです。
※8日(月)昼のニュースで、来年3月までジ アウトレット広島を会場に実施されるかのような表現をいたしましたが、ジ アウトレットの特設会場は終了しています。詳しくは広島市のホームページなどでご確認下さい。
2021.11.8 17:28
 週末に「エキキタ」の大きなニュースが入ってきました。
 開発が続く二葉の里地区。この地区の目玉の商業施設であったイケアの建設予定地が売却されていたことがわかりました。
 スウェーデン発祥の家具量販店、「イケア」が売却したのは、JR広島駅北口の二葉の里に出店を計画していた土地1万8800平方メートルです。
 2013年に国有地の一般競争入札により47億円あまりで取得。
 しかし、具体的な着工や開業時期は明らかにならないまま、最近は時間貸しの駐車場として、使用されていました。
 周辺の人は…。
 「残念です、イケア好きなので」(周辺に住む人)
 「ここに住んでいるの者にとっては車が渋滞したりするのでどうかなって思っていましたけど、便利にもなるしにぎわうし、いい面もあるし悪い面もあるし。」(周辺に住む人)
 広島商工会議所で都市機能強化委員会の委員長を務める山下泉さんは、10年ほど前、広島進出を考えていたイケア・ジャパンから相談を受け、二葉の里地区が再開発されることを紹介したといいます。
 「非常に残念ですけどやむを得ないですね。皆さんご存知の5号トンネル。この工事の遅延が非常に大きな影響を与えている。工事が完了するまでに家具業界の大きな市場の変化が現れている。商工会議所で5年ほど前(IKEAに)視察に行った際には『私が広島店の店長になります』という人がいたくらい。あながち出店しないというのがはっきりしていたわけではない。」(広島商工会議所 都市機能強化委員会 山下泉委員長)
 Q.出ることは模索していた?
 「間違いなく。間違いなくそういうことは確認していた。」(山下委員長)
 山下さんによると、この8年間で周辺の土地価格も上昇したそうで、厳しい経営環境の穴埋めとして売却したのではと分析します。
 Q.結局出店はできなかったということですけども、ある程度利益を得て売却?
 「企業が、家具業界は赤字が続いているということは聞いている。おそらくその補填のためにも大きな店舗を作っても勝算がないということになれば、経営者としてはそういう決断をすることになる。」(山下委員長)
 Q.売却せざるを得なかったのだろうと?
 「ええ。」
 売却の理由についてイケア・ジャパンがあげたのは土地購入の時点からの買い物方法などの変化です。
 イケアは、テナントとしての出店や、オンラインストアの拡充など常に最適な形態を検討していて、「土地の売却はこの変化に沿うべく出店戦略を見直した結果」だとしています。
 広島への進出については、「出店戦略上重要な地域ととらえていて、出店希望は現在も変わりない」として、最適な形態や方法を引き続き探したいとしています。
 気になるのはこの「一等地」が、今後どう活用されるかですが…。
 イケア・ジャパンは、「売却の時期や売却先は明らかにできない」としています。
 RCCが不動産登記を確認したところ、住友不動産が土地を購入し、10月29日、所有権が移転していました。
 RCCの取材に対し住友不動産の担当者は「土地を取得したのは事実です」としたうえで、「今後、地区計画と街づくりガイドラインに則って、広島市のご指導のもと、広島市の発展に寄与する開発を検討していく所存です」としています。
2021.11.8 17:28
 8日午前、呉市で、無人のトラックが国道を横切り、自動車販売店に突っ込む事故がありました。
 事故があったのは、呉市広白石の国道185号です。
 警察によりますと、午前11時40分ころ鉄工所に停めていた無人のトラックが突然動き出し、国道を横切って向かいにある自動車販売店に突っ込みました。
 この事故で、自動車販売店に来店していた20代の男性がケガをしたということです。
 「いきなり大きな音がして、いきなりどーんというて、最後ガラスもバリーンといったのでかなりびっくりしました。」(自動車販売店の人)
 警察は、サイドブレーキのかけ忘れとみて、詳しい状況を調べています。
2021.11.8 17:28
 きょうの新型コロナウイルス感染確認の発表です。
 きょうは広島市で2人、福山市で4人、県内で合わせて6人の感染確認が発表されています。
 県内の患者数は、最も多かった8月末の段階では3000人を超えていましたが、きのう時点では48人です。
 重症はなし、中等症は2人です。
 医療機関の確保病床、宿泊療養者用ホテルの部屋ともに、かなりの余裕がある状態です。
2021.11.8 17:27
 県内のコロナ感染状況も、落ち着きをみせていますが、世界遺産の島・宮島では、今年の観光客数が、過去最低と予想されています。
 こうした中、コロナ禍収束後を見据え、デジタル技術を活用した新たな観光体験をつくり出す取り組みが立ち上がります。
 宮島では厳島神社で結婚式をあげた花嫁や、修学旅行生の姿など、にぎわいが少しずつ戻ってきました。
 宮島の観光客数は、2019年に、およそ466万人が訪れ、過去最高を記録。しかし、去年は、新型コロナの影響で、半分の221万人にまで落ち込みました。
 今年は、先月までの累計が、128万人。あと2か月を残していますが、このままだと200万人を割って過去最低となることが予想されます。
 「この2年間は、宮島にとっては大変厳しい時間になったと思います。」(廿日市市・松本太郎 市長)
 こう語る、廿日市市の松本市長に同行し商店街を訪ねました。
 「先が見えないというのが一番怖かったです。」(観光センター鳥居屋・佐々木健一 専務)
 観光客が戻りつつあるなか、今後の市の取り組みに期待を寄せています。
 「例えば廿日市市で、廿日市の観光VRのプラットフォームを作ってもらって、我々が出店するというのに予算をかけてもらうと、リアルな観光だけに頼っていると、どうしてもこういった時に、すぐに立ち行かなくなってくるので。」(佐々木健一専務)
 そうした地元の声に、松本市長は…。
 「今、観光の課題というのは、複雑化多様化してきております。私達行政だけでは、なかなか課題解決が難しいと考えています。」(松本太郎市長)
 廿日市市では、新型コロナの収束後の観光需要の増加に備え、中国地域創造研究センター、NTT西日本、それに中国放送と連携し、デジタル技術を活用した「観光体験プロデュース事業」の取り組みをスタートさせます。
 この観光DX(ディエックス)の取り組み。音声や動画、ARやVRなどのデジタル技術を活用して、観光客が、手元のスマートフォンで、宮島の魅力をより深く、分かりやすく知ることができるものになるということです。
「(宮島は)本物を体感できる屋根のない博物館、つまりは全島博物館だと私達は考えております。今回の事業を通じて、観光客の皆さんの観光の質や満足度を上げていきたいと考えています。」(松本太郎市長)
 宮島を舞台にした「観光体験プロデュース事業」。
 実証実験は来年から行われる予定だということです。
2021.11.8 17:27
 広島市の灯台に、地元の小学校の児童たちが描いた、アートタイルが展示されました。
 広島市の元宇品公園で、宇品小学校の児童たちが興味深そうに見つめているのは、自分たちで絵描いた「アートタイル」です。
 およそ200枚のタイルが、宇品灯台に展示されています。
 この企画は、広島海上保安部が、子どもたちに、灯台や海上保安庁の役割などを知ってもらおうと、2014年から行っているものです。今年は、小学4年生の児童194人が「海」をテーマに、描きました。
 「(絵のモチーフは)この灯台です。」(参加した児童)
 「(灯台は)海の安全を守って、船をお出迎えしてくれるもの。」(参加した児童)
 「灯台を訪れた人に児童が描いた作品を見て楽しんでもらえれば。」(広島海上保安部・村上寛 次長)
 児童たちは特別に、高さ21メートルの灯台を登らせてもらい、灯台を光らせるための仕組みや、瀬戸内海の風景についての説明を聞きました。
2021.11.8 17:27
 北広島町では、子どもたちが雨を蓄えるなど、森の役割を学びました。
 これは中国電力が創立70周年記念として、自社が所有する森林で開催したものです。
 小学生や保護者などおよそ30人が、ノコギリを使って木を間伐する作業などを体験しました。
 「地域を盛り上げよう課」のSTU48信濃宙花さんと立仙百佳さんも参加しました。
 「こういう大変なことをやってたんだなと」(参加者した児童)
 「すごい楽しかったし、勉強になりました」(参加者した児童)
 森には雨を蓄え、川に流れ込む水の量を安定化させる機能があり、再生可能エネルギーである水力発電の安定的な運用に役立っているということです。
 参加者はヤマザクラやイロハモミジなど6本を植樹。
 森林を管理しながら維持する大切さを学びました。
 「(中国電力は)カーボンニュートラルの挑戦といったことも掲げている。(こうした活動は)地球環境を守るという意味があるので継続して取り組んでいきたい。」(中国電力・清水希茂社長)
2021.11.8 17:25
高速道路も冬支度です。
 中国自動車道三次インターチェンジで、除雪や凍結防止作業にあたる専用車両の出動式が行われました。
 「これから始まる雪氷対策について、ここに集まった皆さんとの緊密な連携のもと、安全そして人命を最優先に実施していきたい。」(NEXCO西日本三次高速道路事務所久保謙吾 所長)
 三次インターチェンジの駐車場には、ネクスコ西日本の関係者などおよそ80人が集まりました。
 安全祈願の後、除雪車や凍結防止剤散布車など、14台が場内をパレードしました。
 寒さが厳しかった昨シーズンは、1月9日に新見インターと東城インターの間で最低気温マイナス9.8度。翌1月10日には庄原市の中山トンネル付近で積雪40センチを記録しました。
 除雪や凍結防止作業で出動したのは、68日に上り、雪による事故で2度の通行止めがありました。
 ネクスコ西日本は、ドライバーに、冬用タイヤへの早めの交換を呼びかけています。
2021.11.8 17:25
 コロナ禍の影響を受けながらも、商店街は緩やかに日常へと戻りつつあります。
 とはいえ…。
 「コロナ禍で売り上げもどこも落ちていたりとか、ちょっとでも活気づいてくれればと。このあたり小さなお店が多いので。」(お店の人)
 そんな中、商店街は新たな取り組みを始めようとしています。デジタル技術を使った、客へのアプローチです。
 商売の基本は対面販売。そんな店が軒を連ねる商店街が、ネットの世界でどのように客とつながるのか?
 きょうのテーマは「コロナ後に向けて商店街がDXで新たな挑戦!」
 商店街も週末などは人通りが多くなったようですが、実際にお店で買い物をする人はあまり戻っていないと聞きます。
 コロナ禍の影響が続く中、客を取り戻すための新たな仕掛け。その仕掛けとはDX(デジタル・トランス・フォーメーション)を活用したプレミアム付き商品券です
 「広島市の本通り近くのうらぶくろのあたりです。このあたりには、赤いポスターがあちこちの店に貼ってあります。タウペイ。新しいスマホを使った決済サービスのようですが、それだけではないのです。」(小林康秀キャスター)
 1万円で2000円分の特典が付く、「タウペイ」というプレミアム付き商品券です。販売開始は今月11日。商品券というと紙の券をイメージしますが、実はこれ、スマートフォンを使ったプレミアム商品券なんです。
 広島市中心部の商店街では、コロナ禍の外出削減などによる影響から立ち直りを図ろうと、DX=デジタル・トランス・フォーメーションを活用した取り組みを進めてきました。
 その第1弾が、スマートフォンの位置情報を使った「街なかめぐり」をするゲームイベントで、コロナ禍に入って商店街では、初めての大きな催しとなりました。
 今年4月に実施された「街なかめぐり」は、店や名所に登録されたサンフレッチェの選手のカードを歩いて集め、各店舗を知ってもらおうというものでした。
 「決定から実行までの期間が短かったので、本当にみんな勢いよく出来たのはよかったが、お客さんは店舗の前までは来たけど中に入るまでの仕組みに至らなかった。もうちょっとという感じの所はありました。」(広島市中心部商店街振興組合連合会 長崎清一さん)
 今回、その反省を踏まえ客を店内に呼び込もうと取り組む第2弾が、スマートフォンで決済するプレミアム商品券です。広島市の経済対策の補助金を使って運営されます。
 参加するのは本通りや金座街など広島市中心部の商店街の店、およそ100店。11日のスタートまでに店舗数を増やしていきたい考えです。
 うらぶくろ商店街にある帽子の店も今回の取り組みに参加します。
 「電子マネーでの決済が凄く増えて来ましたので、使ってくださる方が多いのではないかとちょっと期待している。」(帽子店)
 この日、店ではカメラを使った撮影が行われていました。
 「僕が手を挙げたら、『すいませんタウペイは使えますか』と言っていると思ってください。それに対して使えますよと言ってください。」
 「タウペイ」を扱っているという情報を、この店のSNSのインスタグラムに投稿するためです。
 カメラが客の目線となって店を訪れて店内を眺め、「タウペイは使えますか?」と聞く内容の短い動画です。
 実は第2弾の取り組みは、プレミアム商品券だけでなく、参加店がSNSを使いこなすことも目指しています。
 取り組みを前に参加する店を集め、SNSの効果的な発信方法について勉強会が開かれました。
 特にインスタグラムはハッシュタグと呼ばれる検索機能を使えば多くの人に見てもらえる工夫ができるため、集客につなげられる可能性があります。
 会場にはSNSでの発信をこれまで一切していなかった店も多く、参加者は皆、熱心に聞き入っていました。なぜSNSを活用するのでしょうか?
 「一等地と呼ばれる街なかで、ビジネスするにはそれだけで、お客様が来られた時代があったのですが、やはりコロナ禍で店になかなかお客様が来られない。自分の携帯を使って自分の情報をどんどん発信するきっかけこれが出来てます。」(長崎清一さん)
 先月、オープンしたばかりのテイクアウトの店でも撮影が行われました。オープン前からインスタグラムを使って情報発信している、こちらの店。
 商品の予約の受付に活用しているだけでなく、SNSを通して客側の気持ちも実感できるといいます。
 「お客様の声がリアルタイムでかえって来るので、凄くうれしくて、逆に応援してくれるコメントとかも来ます。調理場とかにすぐ伝えて、みんなでああよかったねと言っています。」(酔心 田村めぐみ部長)
 「実際にインスタグラムでかなり早い段階から集客に成功している。店舗とインスタグラムは特にイマ相性がいい。」(アカマツ薬局)
 これまでSNSでの発信を余りして来なかった店も参加しました。創業400年以上の歴史がある老舗の薬局店です。
 店主の赤松さんは初めてインスタグラムで発信をする事を決意しました。この日は店のページを作る手ほどきを受けていました。まずは自己紹介文の作成です。
 「本通りというのは早い段階で文章に入れたほうがイイ。どうしてもインスタグラムの紹介文は2~3行しか見えない。早い段階で伝えたいことを伝えちゃうという。」(松川友和さん)
 試行錯誤の末、作り上げたページ。最初の発信は、赤松さん自身の写真をアップすることにしました。
 「やはり貫禄がちがいますな…。」(松川友和さん)
 そして発信です。この後、タウペイ紹介用の動画も撮影しました。
 SNSで発信すると他の店とのつながりもできると考える長崎さん。この取り組みを通して、地域の力を底上げしたいと考えています。
 「こういった事を通じて、みんなが街なかっていうものの発信力を身にまとったと思う。より多くの店舗がつながる事によって、広島の街にとっても広島の市民にとってもより良い街に生まれ変わると思っています。」(長崎清一さん)
2021.11.8 17:22
 県内の紅葉をRCCのカメラマンが撮影しました。
 今回は中国山地の中央に位置する日本百景の一つ、帝釈峡です。
 ◇映像◇
 
 庄原市・帝釈峡の紅葉
 
 庄原市東城町と神石高原町にまたがる南北18kmの峡谷
  
 長さ90m幅19m高さ40m、日本一の大きさの天然の橋・国の天然記念物「雄橋」と紅葉
2021.11.8 11:58
 東広島市が発注した、道路の維持管理業務をめぐる贈収賄事件で、すでに起訴されている市の元職員が、別の業務でも現金を受け取った疑いがあるとして追送検されました。
 収賄の疑いで追送致されたのは、東広島市の元職員・平岡尚之被告です。
 警察によりますと、平岡被告は、東広島市が発注する道路などの維持業務をめぐり、おととし12月、土木工事会社「誠華」の元社長・岩岡芳晃被告(贈賄の疑いで追送検)から、受注業者に下請けとして推奨するなどの便宜を図った見返りとして、現金20万円を受け取った疑いが持たれています。
 捜査関係者によりますと、2人はおおむね容疑を認めているということです。
 2人は昨年度、東広島市が発注した伐採作業をめぐり、元請け業者に岩岡被告の会社を推奨した見返りに現金の受け渡しをしたとして、先月、起訴されています。
 警察は引き続き余罪の有無などについて調べています。
2021.11.8 10:59
 マツダはアウトドアニーズに対応するグレードなどを追加した、CXー5の改良型を来月発売すると発表しました。
 新しいCX−5の外観は、ヘッドランプが横長のデザインとなり、顔つきがシャープに感じられます。
 荷物を入れるスペースは、アウトドア人気の高まりなどを反映して、現在のモデルよりおよそ1・6倍の広さになり、オフロードを走ることができる特別仕様車も投入されます。
 SUVのCX−5は2012年に発売されました。2017年には2代目が投入されていて、マツダの生産の15パーセントを占める主力車種です。
 今回は2代目の改良という位置づけで、マツダは2代目発売から来年で5年となることから、買い替え需要も見込んでいます。
 価格帯はおよそ267万円台から407万円台で、来月上旬に発売の予定です。
2021.11.7 18:35
 福山市で地元企業が主催するスポーツ体験教室が開かれ、秋晴れの下、子どもたちがサッカーとバスケットボールを楽しみました。
 このスポーツ教室は、臨床検査などの事業を展開している「福山臨床検査センター」が主催して行われました。
 「子どもは、外で遊ぶのが本来の姿。こういう企画を通して、走り回ってもらえればと思う」(福山臨床検査センター 宮地洋次総務部長)
 参加した子どもたちは、プロバスケットボールチーム、広島ドラゴンフライズと地元のサッカークラブチーム、福山シティFCの選手やコーチたちと一緒に、ミニゲームやシュート練習を楽しみました。
 「ほかの子と触れ合えて楽しかったし、いろんなコツを教えてもらってよかった」(参加者)
 広島ドラゴンフライズと福山シティFCが合同で開催するスポーツ教室は、去年に続き今年で2回目で、主催者は来年も開催したいと話していました。
2021.11.7 18:24
 任期満了に伴う呉市長選挙が告示され、現職と新人の2人が立候補を届け出ました。
 立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、自民党、公明党が推薦する現職の新原芳明氏、元衆議院議員で新人の三谷光男氏の2人です。
 「市長を続けさせていただいたら、一番に行うことはコロナ対策。6次の感染が万一起こった時に、私が先頭に立って徹底的に防いでいく。他の人では駄目。ぜひ私にやらせてほしい」(呉市長選に立候補 新原芳明氏〈無・現〉)
 「新原市政のままで呉市は沈みゆく一方。もっと活力ある呉市を確かな政策を実行してつくり上げていく」(呉市長選に立候補 三谷光男氏〈無・新〉)
 選挙戦では、閉鎖の方針が示されている日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の雇用・経済対策や、JR呉駅周辺の再開発、人口減少対策などが争点となりそうです。投票日は14日で即日開票されます。
2021.11.7 12:06
 女子サッカー、サンフレッチェ広島レジーナの選手たちが、SDGs活動の一環として広島市で街頭を清掃しました。
 
 7日は、女子サッカーを通じて一人ひとりが輝く社会の実現を目指す、サンフレッチェレジーナの「WE ACTION DAY」。この理念に沿って選手8人が、一般の参加者とともに、平和公園から広島市中心部までを清掃しました。選手たちはトングを手に、真剣な表情でゴミを拾って歩いていました。
「私たち広島で新しくできたチームで、地域の方々に応援してもらえているので、こういう活動っていうのは、たくさんして行きたいと思っていました」(レジーナ 川島はるな選手)
 「WE ACTION DAY」の7日、レジーナは県と協力して女性の支援制度を知らせるために、ノベルティを配るなど様々な活動に取り組みます。
2021.11.7 12:02
 任期満了に伴う呉市長選挙が告示され、これまでに現職と新人2人が立候補を届け出ています。
 立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、自民党、公明党が推薦する現職の新原芳明氏、元衆議院議員で新人の三谷光男氏の2人です。
 選挙戦では、閉鎖の方針が示されている日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の雇用・経済対策や、JR呉駅周辺の再開発、人口減少対策などが争点となりそうです。
 立候補の届け出は、午後5時までです。投票日は14日で、即日開票されます。
2021.11.6 16:11
 広島市の平和公園でピースボランティアが歴史学習です。
 メンバーが集まった原爆供養塔がある一帯は『慈仙寺』という寺がありましたが、原爆で焼失。
 境内にあった墓石がその名残を伝えています。
 戦後、広島市の江波地区に移転した寺の住職、梶山謙治さんが当時の様子などをこの地で初めて語りました。
「若い方お年寄りの方いっぱいいらっしゃったのちに継承していく場を提供していただいてありがたい」(『慈仙寺』梶山謙治住職)
 梶山さんは今後も語り継いでいければと話していました。
2021.11.6 16:11
 第49回衆議院選挙の比例代表に選出された議員に総務省で当選証書が手渡されました。
 付与式には本人や代理が出席し中央選挙管理会の委員長から1人1人に手渡されました。
 中国ブロックの当選者は11人です。
「実際に証書を目にすると実感がわいてくる…がんばります。非常に災害が多く発生していますのでそれに対する備えはしっかりできるように努めていきたい」(自民初当選 石橋林太郎議員)
「これからどれだけ貢献させていただくのかが大事でありそのことを思うと緊張感を強く覚える」(公明初当選 平林晃議員)
「皆さんのご期待に応えることができるように全力で動きながら勉強しながら期待に応えていきたいと決意しています」(公明初当選 日下正喜議員)
 新人議員は10日召集の特別国会が国会デビューです。
2021.11.6 16:11
 気軽にピアノを楽しんで下さいとJR広島駅にストリートピアノが設置されました。
 ピアノが置かれたのは広島駅北口のイベントスペースです。
 ピアノは広島市が所有するグランドピアノで街のにぎわい創りにと設置されました。
 広島市出身でニューヨークを拠点に活躍するジャズピアニスト、大林武司さんです。
 オープニングのゲストとして招かれ、軽やかな音色を響かせていました。
「(故郷で)今回初めて弾かせてもらえるいうということで光栄です。やさしい気持ちで素晴らしいピアノの音色を楽しんでもらいたい」(広島市出身ジャズピアニスト 大林武司さん)
 「広島駅ピアノ」は12日まで設置されます。
2021.11.6 11:35
 スウェーデン発祥の家具量販店、「イケア」がJR広島駅北口に出店を計画していた土地を売却していたことがわかりました。
 イケアが出店を予定していたのは、広島市東区の二葉の里地区で2013年に国有地の一般競争入札により47億円あまりで取得した土地、1万8800平方メートルです。
 当時から具体的な着工や開業時期は明らかにならないまま、最近は時間貸しの駐車場として、使用されていました。
 イケア・ジャパンによると、土地購入の時点から買い物方法などが変化しテナントとしての出店や、オンラインストアの拡充など常に最適な形態を検討していて、「土地の売却はこの変化に沿うべく出店戦略を見直した結果」だとしています。
 売却の時期や売却先は明らかに出来ないという事です。
 一方で「広島は出店戦略上重要な地域ととらえていて、出店希望は現在も変わりない」としていて、最適な形態や方法を引き続き探したいとしています。
2021.11.6 11:35
 アマチュアの映像作家でつくる「広島エイト倶楽部」が、2年ぶりに公開上映会を開き、様々なテーマの作品が紹介されました。
 上映会は去年、新型コロナで中止となり、2年ぶり61回目の開催となりました。
家族の記録から原爆を扱ったものまで、色んな視点から作られた14の作品が上映されました。
この作品は77歳の会員が制作したもので、重い障がいのある青年が、ハンザヨットで自分の力を試す姿を描いています。
「目標があるっていいなって、親として喜びを感じています。中でも一番の喜びはヨットに乗った時に見せる、あの笑顔です」(母親)
 「広島エイト倶楽部」は1958年に発足し、現在、23人が活動しています。
 事務局では、「撮影と編集を気軽に楽しんでほしい」と、会員を募集しています。
2021.11.5 19:16
 ターゲットとなる世代をさらに広げています。広島市にあるアウトレットモールが、新たなエリアを含めて26日にリニューアルオープンすることになりました。
 「ジ・アウトレット広島です。北側のこちらのエリアに30店舗近くの専門店が新しくオープンします。」(成瀬訓子記者)
 広島市郊外にあるアウトレットモール「THE OUTLETS HIROSHIMA」は床面積を約7000平方メートル増やして、26日にリニューアルオープンすることを発表しました。
 床面積を増やしたエリアと現在の建物に新しくできる専門店は合わせて33店舗。これによって館内の専門店は約230店舗となりました。新しくできる専門店のうち、アウトレット業界として中四国初出店が17店舗、県内初出店が10店舗あります。
 「リニューアルコンセプトは『アウトレットをもっと身近に』、イオンモールだからできる地域創生型アウトレットモールです。」(THE OUTLETS HIROSHIMA 兵頭良樹ゼネラルマネージャー)
 床面積を増やしたエリアでは、「SHEL’TTER(シェルター)」などレディースファッションのブランドを中心に、幅広い世代をターゲットにした専門店を導入します。
また、「オーシャンリゾート」をテーマに日よけのある休憩スペースやこどもが遊ぶことができる「キッズ広場」も新たに設けられます。
 「今まで以上に幅広い世代の方に対応したアウトレットモールとしてさらにパワーアップをして進んで参ります。」(イオンモール アウトレット事業部 中村彰文部長)
 リニューアルオープンは26日で、当日から28日までの3日間は、アウトレットフロアなどで普段より1時間早い午前9時から営業する予定です。
2021.11.5 19:15
 広島県議の辞職に伴う広島市安佐南区の県議会議員補欠選挙が5日、告示されました。「政治とカネ」などをめぐり新人3人の三つどもえの選挙戦、スタートです。
 今回の県議補欠選挙は、先月の衆議院選挙に立候補した石橋林太郎氏の辞職に伴って実施されるものです。
 安佐南区は、大規模買収事件で有罪が確定した河井克行元法務大臣と案里氏の地盤でもあり、選挙戦は政治とカネなどを巡り、激しい論戦が交わされる見通しです。
 立候補を届け出たのは3人です。
 無所属・新人の伊藤守候補(45)は、4年前まで河井克行元法務大臣の公設秘書でした。大規模買収事件については、「秘書を辞めた後のことで一切関与していない」と強調したうえで、クリーンな政治や、広島土砂災害の経験を教訓とした防災・減災対策を訴えています。
 「私は元秘書であって河井ではありません。あの事件で傷ついた安佐南区の方々の気持ちをほっとけない。そういう思いで立候補させていただいている。」(無所属・新人 伊藤守候補)
 諸派「金権政治をただす市民の会」の新人で、共産党が推薦する山根岩男候補(70)は、「政治とカネ」の問題を全面に出して訴えます。河井夫妻から現金を受け取った県議が辞職していないと指摘し、「県議会には自浄能力が必要」と主張しています。
 「この補選を機会に、本当に金権政治の、金権選挙の審判をはっきりと下していただきたい。このように思います。」(諸派・新人 山根岩男候補)
 自民党の新人で、公明党が推薦する元山口県和木町議の灰岡香奈候補(38)は、防災対策や子育て支援などを政策の柱に掲げています。これまで国政に4度挑戦して、いずれも落選。「日本維新の会」を去年、離党し、今回、自民党からの立候補です。
 「これからの明るい安佐南区、広島県を作っていくためには、政治の力が必要だと灰岡香奈は思っています。」(自民党・新人 灰岡香奈候補)
 「政治とカネ」の問題や防災・減災対策を巡って三つどもえとなった補欠選挙…。投票日は知事選挙と同じ14日で、即日開票されます。
2021.11.5 18:37
 今週はTBS系SDGsウィーク! 秋も深まる中、野山の自然を楽しむ方も多いと思いますが、広島・安芸太田町では、少し変わった自然塾が開催されました。
 「ハイどうも〜! ビワマス?、ニジマス、ミスター・フィッシュでございます!…」(YouTubeより)
 
 この一見して個性的な「ミスター・フィッシュ」こと本宮芳太郎くんは、中学3年生。先月3日、彼が友達と企画した自然塾の開催日。今回のテーマは秋のきのこ狩りです。
 「おはようございます。きょうは自然塾のスタッフと講師としてお越しいただき、ありがとうございます。ぼくの相棒である『ドクターカワセミ』が来られないということで、みなさんのお力を十二分に借りてやっていきたいと思うので、よろしくお願いします。」(本宮芳太郎くん)
 芳太郎くんは、同級生の「ドクター・カワセミ」こと石田悠侑くんとともに生まれ育った安芸太田町の川や山を舞台にした「さんけん自然塾」を年に4回開催しています。
 
 散策のスタートは、標高780m地点。子ども達は、ここで保護者に見送られ、自分たちだけできのこを採りつつ下山します。
 「おじさんは、50年前にキノコに興味を持って…。」(きのこの先生 新谷正信さん)
 今回の講師となるのは、町内在住のきのこ博士。班ごとのリーダーは、中学生から大学生の芳太郎くんの仲間が担います。
 散策の舞台となるのは、安芸太田町内にある天上山の中腹に広がる「引き明けの森」。モミやツガなど針葉樹が多い、原生林で日本の秘境100選にも選ばれています。
 「ほら見て。こんな大きい木が、たくさんあるんだよね。この山には。こういう木があるから、キノコがいろいろなキノコが育つんだよね。こんな木があるのが、この山のすごいところ。」(本宮芳太郎くん)
 しばらく雨が降っていなかったため、きのこ狩りは難航すると予想されていましたが、子ども達は次々ときのこを発見しました。
 「まさにこういう森を代表するキノコ。名前も、モミの木のモミがついています。『アカモミタ』といいます。これは一応食べられる。ランクとしては上。口当たりは良くないです。」(きのこの先生 新谷正信さん)
 きのこについて語り始めると止まらないきのこ博士の周りには、判定を待つ子ども達の行列ができるほどに…。
 「こういった形のキノコは、むやみに絶対食べてはいけません。」(きのこの先生 新谷正信さん)
 日本のきのこは、まだ名前のない、研究の進んでいないものの方が圧倒的に多く、名前がついていたとしても食べられないものがたくさんあります。
 「出た!ついに出たね。たぶんこれがきょう一番の形悪いんだけど、これが、「センニンタケ」っていう。ものすごく珍しいキノコ。おじさん50年やってるけど、このキノコはここ以外みたことないです。」(きのこの先生 新谷正信さん)
 今回のきのこ狩りの目的は、きのこを通して森の自然を知ること。
 森では、落ちた葉や枯れた枝を、きのこの仲間が分解して豊かな土壌を作っています。これが、芳太郎くんがきょう一番伝えたいことでした。
 「キノコのおかげで山は守られて、葉っぱだらけじゃないんよ。葉っぱが落ちて、キノコとか菌が食べて、山が豊かになる。これってすごいよね。キノコって本当にすごいんよ。わかってくれたかな。だからキノコは大切に。リスペクトしましょう。」(本宮芳太郎くん)
 芳太郎くんは、この自然塾で、「自然が好きな同世代の仲間を増やしたい」と考えています。
 「何より自分が楽しいじゃないですか。いろんな人といろんなことが共有できるので。何よりそこが狙いですね。やはり、自然が好きな人が増えたら、環境を守ろうという意識も大きくなります。そしたらやはり地球の問題も解決というと大きいけど、そういうこともできるんじゃないかなと思います。」(本宮芳太郎くん)
 採集したきのこは約40種類。ほとんどが食べられないものでしたが、子ども達は満足そうでした。
 「嫌いだけど、これだけなぜかおいしい。」
 「なんかプニプニする。うん、そうそう。」
 - 普段嫌いなんじゃ?
 「うん、普段嫌い。」
 - 違いがあるんじゃね?
 「うん。違いがある。すごいプニプニ!」(参加した子ども達)
2021.11.5 17:15
 ハロウィンパーティーは子どもたちもお気に入りのマントでドレスアップ!
 「ピース!」(参加した子ども)
 広島県産の木材があふれる憩いの空間が登場! 買い物ついでに親子で楽しめるとあって好評です。
 「親としてはうれしいです。」(お母さん)
 
 きょうの「イマシリ!」は、「子どもたちが遊びながら学ぶ! SDGs」
今週のイマシリはSDGsの取り組みを紹介しています。
 先週末の日曜日はわれわれにとっては、「選挙の日」だったのですが、楽しいハロウィンの日だった子どもたちも多かったのではないでしょうか。まずは、ハロウィンの日のイベントから紹介します。
 広島市内の企業が取り組む子どもたちのSDGs、12番「つくる責任・つかう責任」です。
 ハロウィンの日・広島市内のホテルでは、子どもたちが遊びながらSDGsを学べるイベントが開かれました。
 「ホテルで使えなくなった替えシーツなので、ちょっと破れてたとか、穴が空いてたりとかしていますが、そこはうまくテザインして楽しんでもらえたら。」(グランドプリンスホテル広島 藤井理絵さん)
 汚れやほつれが出て、普通なら廃棄処分されるシーツ。そのシーツを使って、子どもたちが自分たちでデザインした仮装マントづくりを体験しました。
 
 親子20組。4歳から12歳の子どもたちが、製作マニュアルを参考に、布と好きな色のリボンを選んで作っていきます。
 まずは、リボンを通すためハサミを入れます。お父さんがしっかりサポート。ペンやフェルトを使って、思い思いのデザインを描きます。かぼちゃが完成です!
 こちらの女の子は、フェルトを切り抜いてマントに貼ります。30分の制限時間内で、次々と完成していきます。
 『恐竜大パニック』がテーマの男の子は…。
 「まだマントにシールを貼ったりしたいけど、時間が足りなくて、できなくて悔しいです。(家に)帰って完成させます。」
 「お化け屋敷をテーマに描きました。」(子どもたち)
 力作ぞろいのマントを羽織ってお楽しみのランチタイムへ! 食事会場で迎えてくれたのは、地元のヨーグルトメーカーのマスコット。
 子どもたちのためにシェフが腕によりをかけて用意したランチ。地産地消に取り組んだコラボメニューとなっています。これもSDGsです。コロナ禍で、夏休みも旅行やレジャーに行けなかった子どもたちとって、学びながら楽しい一日となったようです。
「今後もSDGsの観点から、ホテルで行っていけるサービスやイベントを考案していきたいと思っております。」(グランドプリンスホテル広島 浜本奈緒さん)
 広島市安佐南区に1年前にオープンしたフレスタ中筋店。入り口付近には、アルミ缶やペットボトル・牛乳パック・食品トレーを回収するおなじみのボックスが設置されています。この取り組みは買い物客にもすっかり浸透して、一日に何度も回収作業が行われるそうです。
 「たくさんの商品を扱うところなので、それを回収することは1つの義務だと思ってます。循環をしていく取り組みが、良いことだと思っています。」(フレスタ 渡辺裕治本部長)
 こちらのトイレットペーパーは、店頭の牛乳パックを回収し、リサイクルされた商品です。鮮魚売り場では、「トレーからトレーへ!」リサイクルされたトレーが使用されています。レジでは85%を超える買い物客がレジ袋を持参しているといういうことです。
 
 お店も利用する買い物客もSDGsへの意識の高さを感じますね。でも、それだけではありません。
 この中筋店には、新たな取り組みのステージが! 2階に誕生したのが、『木育フレスタの森』。天井から手すり、床まで広島県産の木材を使った憩いのスペースとなっています。
 「地産地消ですね、地域のものを地域の企業が消費する。そして地域の方が安らいでいただく。」(フレスタ 渡辺裕治本部長)
 コロナ禍で利用が制限されていましたが、先月25日から再開されました。広場には、木のおもちゃもあって、子どもたちは思い思いに楽しむことができます。
 「親としてはうれしいです。木で遊ぶところがないのと、スーパーに来たついでに遊べるっていうのが。『買い物に行く?』って言った時に、ついてこない場合もあるんですけど、ここがあるから遊べると思って、ついてくれて助かります。」(お母さん)
「サステナブルに。企業が続いていく。そして地域が続いていくために、私達ができることを1つずつ考えながら取り組んでいきたい思ってます。」(フレスタ 渡辺裕治本部長)
 様々な企業で取り組まれているSDGs。11番「住み続けられるまちづくり」、12番「つくる責任・つかう責任」、そして15番「陸の豊かさを守ろう」をお伝えしました。
2021.11.5 17:11
 広島市は先月、感染が確認された患者の75%が、ワクチンを1回も接種していない人だったことを5日、明らかにしました。
 広島市で先月、新たに感染が確認された12歳以上の人は242人でした。このうちワクチンを1回も接種していない人は182人で、全体の75%を占めたということです。一方、ワクチンの接種を2回済ませていた人は49人でした。
 広島市は、「ワクチンを接種することで感染予防や重症化を防ぐことにつながるため、まだ接種していない人は接種の検討をお願いしたい」としています。
 広島市では、先月末の時点で2回目の接種を済ませた12歳から64歳までの人は、対象の71.4%となっています。
  ◇  ◇  ◇
感染確認についてです。県内の5日の発表は広島市で3人、福山市で2人でした。
2021.11.5 16:41
 広島の1週間をニュースで振り返ります。
 ▽ 10月30日(土)
  10円きっぷで鉄道の旅
 ▽ 10月31日(日)
  小選挙区は与党6 野党1
 ▽ 11月1日(月)
  被団協 坪井直さんしのぶ
 ▽ 11月2日(火)
  宮島オンラインショップ
  世羅でシークレット花火
 ▽ 11月3日(水)
  修道大で2年ぶり大学祭
2021.11.5 15:36
 広島市安佐北区のアパートで、5日午後、火事がありました。ここに住む60代の男性が重傷だということです。
 「わぁ…」(視聴者提供)
 映像では、建物の3階から激しい炎があがっているのが確認できます。
 消防によりますと、5日午後1時前、広島市安佐北区口田南にある3階建てのアパートで、ここに住む60代の男性から「室内のごみがくすぶっている」と通報がありました。消防車14台が出動して消火にあたり、火はおよそ2時間半後に消し止められました。
 この火事で、通報した男性が煙を吸ったとみられ、重傷を負って病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
 警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。
2021.11.5 15:11
 広島市は5日、新型コロナ患者の搬送にあたっていた男性職員が、ワクチンを4回接種していたことを明らかにしました。
 広島市によりますと南区役所に勤務する男性職員(50代)は、患者の搬送を担当する医療従事者として、6月にファイザー製のワクチンを2回接種しました。
 しかし、職員はその後も感染する不安から一般向けの接種券を使って、7月と8月にも2回接種していたということです。
 広島市が医療従事者のデータを整理する作業で、4回の接種が判明したということです。
 職員の体調に異常はないということで、広島市は2回の接種費用に相当する6000円余りを、職員に請求することにしています。
2021.11.5 15:01
 東京オリンピックの聖火ランナーに選ばれながら、新型コロナの感染拡大で参加を断念した104歳のアスリート・冨久正二さんが5日、トーチを広島・三次市に寄贈しました。
 三次市役所を訪れたのは、先月、三次市で開かれたマスターズ競技大会に出場した冨久さんなど地元選手11人です。大会結果を報告したあと、冨久さんから東京オリンピック聖火リレーのトーチが、福岡市長に手渡されました。
 冨久さんは、聖火リレーのランナーに選ばれていましたが、広島県は感染の拡大で公道での実施が中止されたため、参加を断念しました。トーチは後日、冨久さんが記念に…と購入したものだということです。
「多くの方々にお目にかけて祝福してもらい、何かの力に寄与できれば、これに越したことはない。」(冨久正二さん)
 三次市は、多くの市民に見てもらえるよう展示の方法を検討することにしています。
2021.11.5 14:53
 広島・庄原市で女性の下着を盗んだとして、岡山県の55歳の男が4日、逮捕されました。
 警察は、男の自宅から下着など約90点を押収しています。警察署にずらりと並べられたのは、女性ものの下着のほか、ストッキングやネグリジェまで、その数、91点…。これらはある男の自宅から押収したものだいうことです。
 「午前9時です。警察車両に乗せられた丸吉容疑者が送検されます。」(家森亮記者)
 岡山県の食品関連の従業員・丸吉和彦容疑者(55)は、先月4日、庄原市小用町で、住宅の外に干してあった下着2点を盗んだ疑いがもたれています。
 丸吉容疑者は、「間違いない」と容疑を認めているということです。警察が押収した下着などは、段ボール箱、3箱分で、警察はこれらについて、すべて丸吉容疑者が盗んだものとみて、余罪についても調べることにしています。
2021.11.5 13:50
 新型コロナの影響で演奏活動が制限されてきた広島交響楽団を応援しようと5日、地元企業が食事券を贈りました。
 食事券を贈ったのは、広島市に本社のある合人社グループです。広報担当の竹下綾子さんから広島交響楽団の下野竜也音楽総監督に200万円分の食事券が贈呈されました。
 食事券は合人社グループの企業が経営するイタリアンカフェレストラン「カフェ・ポンテ」のものです。元安川に面したくつろいだ空間でおいしい料理を楽しみ、心身ともにリフレッシュして演奏に励んでもらいたいという思いが込められています。
 「とってもおいしいお食事を頂いて、自分たちもがんばらなきゃという気持ちを新たにしている。」(広島交響楽団 下野竜也さん)
 「われわれを勇気づけて下さる楽団員のみなさまにここでおいしい食事をとって頂いて、ここからまた広島がにぎわっていく。」(合人社グループ 山本計至取締役)
 広島交響楽団は、来月19日、毎年恒例の「第九ひろしま」を2年ぶりに観客を入れて演奏します。
2021.11.5 13:16
【速報】カープの堂林翔太選手が、FA権を行使せず、残留することを表明。
堂林選手は、マツダスタジアムで報道陣の取材に応じました。コメントは次の通りです。
堂林「カープは育てていただいた球団」
「FAせずに、広島でやることを決めました。カープは育てていただいた球団なので。家族とも相談しました」
「球団からは、ここまで(よく)やってくれたという言葉を。いい言葉をいただきました。今季の話もして、来年は一軍でいてほしいと言われました。昨季のことを考えると、ことしは悔しい経験だった。情けなかったです」
「契約(更改)に関して、細かくは12月ですね。その時にお話しします」
堂林選手は昨季、111試合に出場し、14本塁打を放つなど活躍していましたが、プロ12年目の今季は、70試合の出場にとどまり、137打数26安打、5打点、打率.190の成績でした。
2021.11.5 11:18
 広島・広島市の縮景園では5日、園内のソテツに防寒対策としてコモを巻く作業が行われました。
 縮景園では、園内にある37本のソテツに、庭師がワラでできたコモを巻きつけていきました。
 ソテツは暖かい南の地方の植物で寒さに弱いため、防寒対策として幹や葉をコモで覆って冬を越します。作業は、毎年、立冬の頃に行われています。
 「だんたん暖冬になってはいるんですが、急に寒くなることもあるんで、なんとか春まできれいな葉っぱがもってもらえれば。」(庭師・高森俊正さん)
 放射冷却の影響で5日朝の県内では、今シーズン一番の冷え込みになったところもありました。ただ、今週は移動性高気圧覆われているため、日中の気温が平年より高い状態が続いています。
 冬の装いになった縮景園…。コモは、来年の3月頃に取り外されることになっています。
2021.11.5 10:55
 広島・庄原市の備北丘陵公園で4日夜、ウインターイルミネーション、「備北イルミ」のプレイベントが地元の人を招待して行われました。
 「備北イルミ」の今年のメインテーマは、『YAKOU(やこう)』。暗いところで光を出す「夜光」と夜中に出かける「夜行」をかけていて、不思議な光の中で旅をしているような気分を味わえます。
 「中の広場」には、もののけのキャラクターで百鬼夜行(ひゃっきやこう)をイメージしたビッグパネルが初登場。
 光と音楽が連動する「スターライト・シンキングツリー」のほか、宮沢賢治の童話作品をイメージした「銀河鉄道の夜」が、自然と笑顔になるような光景を創り出しています。
 「花の広場」に広がるのは、宇宙をテーマにした演出です。去年に続いて、光と反射の空間作品を創りだすアート集団「ミラーボーラー」が手がけました。「コロナ禍で閉塞感にさいなまれる日々に、宇宙での出来事を夢見ることで現実世界を忘れるひと時を…」というコンセプトです。
 備北イルミは、6日から来年1月10日まで、休園日を除いて開催されます。
 点灯時間は、11月・12月が17時30分〜21時。1月が17時45分〜21時。
毎週土曜日は22時までとなっています。
2021.11.5 10:55
 広島県議の辞職に伴う広島市安佐南区の県議会議員補欠選挙が5日告示され、これまでに新人3人が立候補を届け出ました。
 これまでに立候補したのは届け出順に、無所属・新人で元衆議院議員公設秘書の伊藤守(いとうまもる)候補。
 
 諸派「金権政治をただす市民の会」の新人で、共産党が推薦する山根岩男(やまねいわお)候補。
 自民党の新人で公明党が推薦する元山口県和木(わき)町議、灰岡香奈(はいおかかな)候補の3人です。
 補欠選挙は、知事選挙と合わせて14日に投開票されます。
2021.11.4 18:19
 新型コロナの感染が広島県内でも落ち着きをみせる中、旅行業界盛り立ての動きです。新しい体験型の観光企画を作り出そうと、プレゼン大会が開かれました。
 「ひろしまの宝物グランプリ」は、新型コロナ感染拡大の影響を受けた旅行業界を盛り立てようというもので、初めて開催されました。瀬戸内の新しい魅力などを紹介する体験型の企画9件がエントリー、主催者が取り組みをアピールしました。
 こちらは、改修した宮島の禅寺で着物や茶道、お守り作りなどの体験を通じて、日本の魅力を再発見してもらおうという取り組みです。
 「瀬戸内には、まだまだ知られざる宝の原石が眠っている。」(企画のプレゼンテーション)
 こちらは、立って乗るボード「SUP」で真鯛やアオリイカなど旬な魚釣りを体験する企画。
 日本で唯一、公道での走行が可能となった16人乗り自転車「サイクルカフェ」でエクササイズしながら尾道を観光するツアーです。
 観光連盟では、こうした企画で広島を何度も訪れたいというリピーターの発掘を目指しています。
 「広島の良質な観光プロダクツ、コンテンツをたくさん作りたい。特に体験型のコンテンツは求められている。そして世の中にアピールしたい。」(広島県観光連盟 山辺昌太郎チーフプロデューサー)
 ツアー・体験部門のグランプリは、瀬戸内隠れ家リゾートの企画「SUPフィッシング」で、上位入賞の2社が、来年2月に東京で行われる全国大会に出場します。
2021.11.4 18:18
 広島県内の被爆者などが、愛媛県にある四国電力・伊方原発3号機の運転差し止めを求めた仮処分で、広島地裁は、申し立てを却下しました。
 広島県内の被爆者や愛媛県の住民など7人は、「伊方原発3号機の設計には最新の地震学の情報が取り入れられておらず、耐震安全性が低い」などと、運転差し止めの仮処分を求めていました。
 これに対し、四国電力側は、「固い岩盤に立地する伊方原発の地盤条件を全く考慮していない」などと主張してきました。
 4日の決定で、広島地裁の吉岡茂之裁判長は、「具体的危険性があるとは言えない」などと指摘し、申し立てには「理由がない」として却下しました。
 住民側は、広島高裁に「即時抗告する」としています。
 「広島高裁でこの不当な決定を覆したいと思います。わたしたちの戦いは道理のある戦いなんです。」(住民側弁護団長 河合弘之弁護士)
 「これまで裁判所に伊方発電所の安全性について説明してまいりましたが、ご理解をいただけて、妥当な決定をいただけたのではないかと考えている。」(四国電力 原子力部 池尻久夫副部長)
 四国電力によりますと、3号機はテロ対策施設の完成を受けて、先月12日に再稼働をする予定でしたが、宿直勤務の社員が無断で外出する保安規定違反が判明したため、再稼働は延期になっていて、運転再開のめどは立っていないということです。
2021.11.4 18:18
 広島・三次市甲奴町の特産「カーターピーナッツ」です。農家の高齢化などで存続のピンチに立つ中、この春、三次の喫茶店経営者が栽培を始めました。あれから半年、収穫の日を迎えました。
 三次市郊外の住宅団地です。在安正行さん(68)が向かったのは、自宅前の畑です。友人たちも手伝って、ことし、初めて植えたピーナツの収穫です。
 「初収穫のピーナツ、感激です。」(在安正行さん)
 小ぶりで丸いピーナツ…。これが、三次市甲奴町の特産「カーターピーナッツ」です。
 かつて、アメリカのカーター元大統領が、甲奴町を訪れた縁で、カーター氏が町にプレゼントしたアメリカのピーナツです。
 「食べたんですよ。ゆで立てを。すごくおいしくって、これは作るしかない。これを、うちの店のメニューとか、お菓子に使えば。」(在安正行さん)
 在安さんは、三次市内で「珈琲屋スプレモ」という喫茶店を経営しています。その在安さんの挑戦に熱い視線を送っていたのが、本家本元・甲奴町のピーナツ生産者のグループです。
 「すごい。いいの、ついてますね。初めての畑ですよね。これだけできれば、上出来です。」
 ― 合格ですか?
 「すごくいいと思います。」(ピーナツ生産者 茨木栄治さん)
 「合格。みなさん、合格、ありがとうございます。」(在安正行さん)
 甲奴町でカーターピーナッツの栽培が始まって20年。農家の高齢化や鳥獣害によって農家の数も生産量もピーク時の4分の1に落ち込んでいます。
 そんな中、現れたのが在安さんでした。甲奴町でもらった種から苗を育て、畑に植えました。わからないことがあったときは、すぐに甲奴町の農家に電話して、アドバイスをもらったそうです。
 「自分たちの町で生産していくことに限界を感じている中で、非常に希望になるんだと思うので、在安さんの楽しくやられている姿が浸透して、興味を持ってもらって、ますます生産者が広がっていけばいいなと思っています。」(茨木栄治さん)
 在安さんの奥さんが、ピーナツを使った手作りの焼き菓子を出しました。店で提供するための試作品です。
 「めちゃめちゃおいしい。」(茨木栄治さん)
 ― 希望の星ですから。
 「がんばって、がんばりましょう。」(在安正行さん)
 在安さん夫婦の取り組みは、ピーナツ存続の岐路に立つ甲奴町の人たちにとって希望となったようです。この菓子は、今月下旬、甲奴町で開かれる「カーターピーナッツ収穫祭」で披露される予定です。
2021.11.4 17:15
 悲惨な交通事故を「0」へ…。高齢ドライバーの運転をサポートするために自動車メーカーがしのぎを削る運転支援技術…。
 マツダは、高齢ドライバーの事故防止などを目的にした次世代の技術を発表しました。次世代安全技術「マツダ コ・パイロット コンセプト」は、近年、大きな社会問題となっている高齢者ドライバーの疾患・体調急変をはじめ、居眠り運転などによる交通事故を減らそうと開発されました。
 「コ・パイロット」とは、「飛行機の副操縦士」を意味しています。カメラやセンサーなどが、ドライバーを見守ることで眠気や体調急変を察知してアラームで知らせるほか、ドライバーが運転できないと判断された場合には安全な場所まで移動。その間、ハザードやブレーキランプ、ホーンなどで異常を周囲に知らせ、避難場所に近づくと徐々に減速し、安全に停車するというものです。
 マツダは、今回の運転支援技術について、社会的な周知を図っていきたいとしています。
 「停車しました。」
 「(安全技術を装備した)車がこれから存在することを、それが社会で万が一のときにドライバーと周囲の方を助けられるので、ぜひ協力を、とお願いしたい。」(マツダ 栃岡孝宏開発主査)
 次世代安全技術「マツダ コ・パイロット コンセプト1.0」を来年に発売が予定されているラージ商品群から導入予定で、2025年には、体調不良など、さまざまな状態の予兆を事前に検知する技術などを備えた『2.0』へのアップデートも予定しています。
2021.11.4 17:15
 ガソリンの高騰が止まりません。今週、広島県内のレギュラーガソリンの小売価格は、リッター168円を超えました。
 資源エネルギー庁が発表した広島のレギュラーガソリン店頭小売価格は、1リットルあたり168円20銭で、前の週より70銭高くなりました。全国平均では168円70銭で、前の週より1円40銭高くなりました。
 9週連続の値上がりとなり、7年3か月ぶりの高水準になっています。
 広島では、▽軽油が、前の週から50銭値上がりし、149円70銭。▽灯油は、18リットルあたり、前の週から12円の値上がりで1955円に。
 全国では、▽軽油が、前の週から1円40銭値上がりし、148円50銭に。▽灯油は、18リットルあたり、前の週から29円値上がりし、1939円となりました。いずれも9週連続の値上がりです。
 アメリカの原油在庫が、市場の予想よりも多かったため、来週のガソリン価格は小幅な値下がりを予想しています。
2021.11.4 17:14
 広島市の松井市長は、来年1月に開かれるNPT(核拡散防止条約)の再検討会議に、「参加が可能になれば出席したい」と話しました。
 NPTの再検討会議は、核兵器の保有国も参加して核軍縮について話し合うもので、5年に1度、ニューヨークの国連本部で開かれます。新型コロナの影響で去年の会議は延期されていました。
 広島市の松井市長は、来年1月に開催が決まったことについて「心から歓迎する」と話し、新型コロナの感染状況など条件が整って、市民団体の現地での参加が可能になれば、現地へ行って発言したいという意向を示しました。
 「被爆地の市長、平和首長会議の会長として核兵器のない平和な世界の実現を願うひろしまの心を発信できる場を確保できるようにしたい。」(広島市 松井一実市長)
 また、「各国が核軍縮の交渉義務をあらためて認識して、実質的な進展に向けた議論をしていくことを期待する」と話しました。
2021.11.4 17:14
 広島県内の新型コロナウイルス感染確認の発表です。4日は、福山市で3人の感染確認が発表されています。患者は、10歳未満、20代、70代がそれぞれ1人です。
 そのほかの市や町では、新たな感染確認の発表はありません。県全体での発表は、5日連続で10人を下回っています。
 また、呉市は、市内で療養している人も「0」になったと発表しました。呉市で、療養中の患者も「0」となるのは3月21日以降、227日ぶりだということです。
2021.11.4 17:13
 14日に投開票される広島県知事選挙のPRのため、広島市西区の期日前投票所に、陸上選手の山縣亮太さんの直筆のサイン入りポスターが掲示されました。
 今回の県知事選挙で、PR役に起用されている陸上選手・山縣亮太さんは、広島市西区出身です。
 前回の投票率は31.09%と過去3番目に低く、西区役所が少しでも投票率の向上につなげようと山縣さんに直筆サインを依頼したところ、快諾してもらったということです。山縣さんのメッセージも寄せられています。
 「西区役所では、期日前投票所でこの直筆のポスター掲示しております。少しでも多くの人に投票所に足を運んでいただきたいと思います。」(広島市西区 地域おこし推進課 石井琢也さん)
 サイン入りポスターは、11日から13日まで広島駅南口地下広場に設置される期日前投票所でも掲示されるということです。
 県知事選挙には、届け出順にご覧の3人が立候補しています。投票日は14日で、即日開票されます。
2021.11.4 17:13
 警察が、岡山県にある指定暴力団浅野組の本部事務所を家宅捜索です。
 「午後2時前です。捜査員およそ30人が暴力団の組事務所に次々と入っていきます。」(記者)
 4日午後、警察は、岡山県笠岡市にある指定暴力団浅野組の本部を家宅捜索しました。
 2日、逮捕された浅野組の幹部・大塚由貴治容疑者(49)は、福山市でゲーム店を経営していた男(75・常習賭博罪で起訴)から、その店でバカラ賭博で得た収益の一部と知りながら、みかじめ料名目で20万円を受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。
 大塚容疑者は、「おこづかいとしてもらったもので、みかじめ料などではありません」と容疑を否認しています。
 警察、は組織的な犯行の可能性があるとみて捜査を進めています。
2021.11.4 17:12
 季節の映像が届いています。冬の味覚ユズの収穫が、広島・安芸高田市高宮町で始まり、初しぼりが行われました。
 高宮町川根地区では、40年前からユズの栽培が始まり、今では55戸の農家が3500本を育てています。収穫作業は今月1日から始まり、4日もまだ青味の残る実を手早く摘み取っていきました。
 ことしは8月の豪雨や10月の日照りなどで天候が厳しかったため、収量はおよそ33トンと去年より7トン少ない見込みですが、その分、実が大きく、質の良いユズ玉が収穫できるということです。
 加工センターでは、旬の始まりに収穫したユズを搾汁機にかける初しぼりが始まり、作業場にはさわやかな香りが広がっています。
 「ことしは、青味のかかったユズで、去年より10日色づきが遅い。『初搾り柚子ぽん酢しょうゆ』にふさわしい、フレッシュで若い香りの良いユズが取れた。」(川根柚子協同組合 熊高順八企画営業部長)
 4日、しぼったジュースで果汁50%の『初搾り柚子ぽん酢しょうゆ』2000本を限定販売するほか、皮の苦味が少ない川根柚子の特徴を活かした『柚子ヴぁたーケーキ』など20種類の商品を作ります。
 収穫と搾汁の作業は、12月中旬まで続くということです。
2021.11.4 17:12
 持続可能な開発目標の1つが、14番「海の豊かさを守ろう」です。広島・江田島市で3日、海の生き物の調査が行われました。
 広島県が、県内の生態系の変化を実際に観察してもらうために毎年、行っている「ひろしま県民いきもの調査」です。
 ― 何が捕れた?
 「魚。」「カニ。」(参加した子どもたち)
 「これ、コメツキガニですね。コメをつくようなダンスをする生き物なんですけど。」
 
 「オヨギイソギンチャクが泳いでいます。この時期たくさん出ているようです。」(さとうみ科学館 西原直久館長)
 「すごい。(オヨギイソギンチャクが)泳ぎだしました。写真を撮りたい。」(参加した大学生)
 スマートフォンで生き物を撮影することも今回の調査の目的の1つです。環境省のホームページにある「いきものログ」。ここに撮影した場所と写真、情報をどんどん登録していくと、どこにどんな生き物が分布しているかを利用者で共有できるようになります。
 「みんなで登録することで、専門家が集める情報以上にこんなところにこんな生き物がいたんだなあということを広く集めることができます。」(広島県環境保健協会 和田秀次さん)
 「知らない生き物を知ることができたりとか、それを登録することによってレッドデータブックにつながることができるので、とてもいいものだと感じています。」(参加した大学生)
 ここでは砂浜・干潟・藻場・岩場、4種類の環境に生息する生き物を一度に観察できます。
 「頭のほうに2本、角が出ているウミウシの仲間よね。ウミウシを食べるウミウシです。」(西原直久館長)
 海の中の岩の下には、バフンウニがいました。ムラサキウニもいます。
 「ものすごく、いっぱい生き物がいるので、みんな、すごく楽しいと言っています。」(参加者)
 講師を務めたさとうみ科学館の西原直久館長が、最後に話したのは、生き物を学ぶことの大切さです。
 「生物多様性は、つながりと個性なんです。きょうの生き物たち、さまざまな個性を持っています。その生き物たちはそれぞれのフィールドで環境に合わせてつながって生きている。それを知って、わたしたちはどのようにして生きていこうか、自然とどう暮らしていこうかなというのがSDGSと思ってもられば。」(さとうみ科学館 西原直久館長)
 さまざまな生き物とともに生きる=共生する社会…。「生き物たちを知ること」が、その実現の第1歩だというわけです。
2021.11.4 17:11
 「身の中央あたり、完全に中身がなくなっています。」(記者)
 網にかかった魚を外側から食い散らかしたり、養殖しているアサリを根こそぎ食い荒らすために「海のやっかい者」と呼ばれ、駆除対象となることもあるというエイ…。
 「特に今、『害魚』ということで、アサリであるとか小魚の天敵であることから、漁業者も困っていたので(取り組むことに)。」(広島魚市場 佐々木猛社長)
 とはいえ、魚のプロに聞いてみると…?
 ― 味はどうなんですか?
 「おいしいと思いますよ。白身系のくせのない味ですね。」(広島魚市場 右近浩二次長)
 なんと、この「害魚」、おいしいらしいんです。
 さらに、サイズが小さすぎたり、大きすぎたりしたせいで市場に出回ることがなかった魚をおいしく加工しようという取り組みが今、広がっています。
 TBS系SDGsウィークの「イマシリ!」、きょうのテーマは、『駆除する魚も捨てずにおいしく食卓に!』。
  ◇  ◇  ◇
 ゲストをご紹介します。広島市南区のすし店「あじろや」料理長の黒郷修さんです。その前にあるのが、一部地域では「害魚」として、たいへん問題になっているアカエイ。駆除される対象の魚なんですが、ある特定の部位が、非常においしいんです。
 ということで、このアカエイが料理長の腕でどれくらいおいしく変身するか。実演していただきながら、このエイのように「流通しない魚」をおいしく加工する取り組みについてご説明させていただきます。
 まず、水揚げされる魚の中には、網にかかったのに流通しない魚というのが一定程度、あります。なぜ流通しないのかと言いますと、サイズが不ぞろいであったり、漁獲量が少なく、ロットがまとまらないなどの理由から非食用に回されたり、低い価格でしか評価されないということです。
 もったいないということで、取り組みが進んでいます。SDGSの17の目標のうち、9番「産業と技術革新の基盤を作ろう」、14番「海の豊かさを守ろう」に該当します。それでは引き続き、さばいていただいる間に「おいしい取り組み」をご紹介します。
  ◇  ◇  ◇
 「午前4時過ぎです。セリが終わったばかりの魚か、次々と運び出されていきます。」(小林康秀キャスター)
 広島市中央卸売市場の朝。市場に集まったその日の魚が次々とセリにかけられ、威勢のいいかけ声が響きます。
 「これは、大きいですね、いろんな大きさの鯛が並んでいますね。しっかりと絞められて、活きのいい鯛が並べられています。」(小林康秀キャスター)
 しかし、市場に持ち込まれる魚の中には、取り引きの対象とはならないものも含まれています。例えば、今や、「害魚」として一部地域では駆除対象になるほどの「アカエイ」です。
 「これは、きょう、舞浜で揚がったアカエイ。」
 ― おお。こういう感じ、泳いでいるとき…
 「今、こういった魚は、けっこう敬遠されることが多いので。流通させようと思ったら、ちょっと困るかもしれないです。」(広島魚市場 鮮魚部 右近浩二次長)
 アカエイは、両サイドのひれの部分が赤いのでアカエイと呼ばれています。昔は家庭で煮つけなどで親しまれていましたが、家庭でさばくのも難しく、少しずつ敬遠されていったといいます。
 「料理して、食べられる方自体が少なくなりました。(20年ほど)昔は今の単価の5倍くらいの値段でしたが、今はそこまで単価が出ていないですね。」(右近浩二次長)
 敬遠される理由の1つが、そもそもの身の部分の小ささです。
 「頭の部分とあばらの部分を切り落として、使える部分というのが、ここの部分ですね。全体からすると、そんなに量が多くないですね。」(右近浩二次長)
 こうなると、漁業者にとってもかさばる割りにもうけは少ない、扱いに困る存在です。とはいえ…。
 ― 味はどう?
 「おいしいと思いますよ。白身系のくせのない味ですね。」(右近浩二次長)
 今、広島魚市場では、岩国市漁協や試験機器メーカーの東洋高圧などとともに、身の部分だけでなく、ヒレや肝のおいしい食べ方を研究していて、商品化に向けた模索を続けています。
 「まず素材として、食べて決してまずいものではない。おいしいです。肝がおいしいものですから、何か活用できないかということで、みなさんにがんばっていただいている。」(広島魚市場 佐々木猛社長)
 ほかにもこれまで流通しなかった魚の利用は広がりを見せています。まずは大きすぎても、小さすぎても流通しなかった「いりこ」にも着目。不ぞろいだったいりこを混ぜた「イカ天」や豊富なカルシウムをうたったスナック「コイカル」を開発しました。
 続いて「ハモ」。頭や骨など35%の部位が捨てられていましたが…。ここからだしをとり、しょうゆベースで味付けした「はも鍋だし」が製品化。地元企業に製造委託して、今月から広島駅などで販売されています。
 「スーパーさんがお使いになるときは大量のハモがいる。そうすると大量のアラ(使わない部分)が出るので、どうにか活用したいな。」(佐々木猛社長)
 さらに今、鯛の中骨を活用したスープを開発中。貴重な海洋資源を守るとともに、漁師の新たな収入源にもつながると期待がかかります。
 「鯛にしてもハモにしてもいい味が出るんですよ。魚は、おいしいものであるということをみなさんが知っていただけるような機会をたくさん増やしたい。それによって瀬戸内海の漁業が継続できるサステナブルになるような取り組みを続けていきたい。」(広島魚市場 佐々木猛社長)
  ◇  ◇  ◇
 黒郷修料理長にアカエイをきれいにさばいていただきました。ヒレの部分は刺身で、肝の部分はごま油でどうぞ。現在、広島魚市場などが、どうすれば流通するか研究中で、あじろやさんがそのお手伝いをされています。例えば、ヒレの部分はフカヒレみたいに食べられないかなど…。
2021.11.4 17:05
 広島県内、4日の新型コロナウイルス感染確認の発表です。福山市で3人の感染確認が発表されています。患者は、10歳未満、20代、70代がそれぞれ1人です。
 そのほかの市や町では新たな感染確認の発表はありません。
2021.11.4 17:01
 広島
 ▽ レギュラーガソリン価格(11月1日時点)
 1リットルあたり168.2円(前週比+0.7円)
 9週連続の値上げで7年3か月ぶりの高水準
 
 ▽ 軽油価格(11月1日時点)
 
 1リットルあたり149.7円(前週比+0.5円)
 ▽ 灯油価格(11月1日時点)
 
 18リットルあたり1955円(前週比+12円)
2021.11.4 15:25
 マツダは、高齢ドライバーの事故防止などを目的にした次世代の安全技術を発表しました。
 マツダの次世代安全技術「マツダ コ・パイロット コンセプト」は、近年、大きな社会問題となっている高齢者ドライバーの疾患・体調急変をはじめ、居眠り運転などによる交通事故を減らそうと開発されました。
 「コ・パイロット」とは、「飛行機の副操縦士」を意味しています。カメラやセンサーなどが、ドライバーを見守ることで眠気や体調急変を察知してアラームで知らせるほか、ドライバーが運転できないと判断された場合には安全な場所まで移動。その間、ハザードやブレーキランプ、ホーンなどで異常を周囲に知らせ、避難場所に近づくと徐々に減速し、安全に停車するというものです。
 マツダは、今回の運転支援技術について、社会的な周知を図っていきたいとしています。
 「(安全技術を装備した)車がこれから存在することを、それが社会で万が一のときにドライバーと周囲の方を助けられるので、ぜひ協力を、とお願いしたい。」(マツダ 栃岡孝宏開発主査)
 次世代安全技術「マツダ コ・パイロット コンセプト1.0」を、来年に発売が予定されているラージ商品群から導入予定で、2025年には体調不良など、さまざまな状態の予兆を事前に検知する技術などを備えた「2.0」へのアップデートも予定しています。
2021.11.4 15:25
 インドを題材に描き続けている広島市出身の洋画家・高山博子さんの新作を集めた作品展が開かれています。
 高山さんは、23歳のとき、初めてインドを訪ねて以来、取材旅行を重ね、人や自然を描き続けています。命の尊さを表現した作品は、数々の賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
 会場には、女性の姿などを色彩豊かに描いたインドシリーズや、バラの花の油絵作品など、およそ50点を展示しています。
 こちらは、三日月をモチーフに取り入れた2つの作品「三日月に天女舞う」と「三日月に龍が舞う」です。作品には、金箔やプラチナ箔をあしらい、新型コロナの収束と輝く未来に祈りを込めたそうです。
 「三日月は、幸運に恵まれて災難や病気を治してくれて、みなさんに幸せをもたらすといういわれがあると知りまして、少しでも元気をもらっていただけたらうれしいなと思っています。」(洋画家 高山博子さん)
 作品展は、福屋八丁堀本店で10日まで開かれます。
2021.11.3 18:41
 元F1レーサー片山右京さんの自転車チームが10月、広島県東広島市で子どもたちを対象とした自転車教室を開きました。
 今年で10回目となるチャレンジスクールには小学生以下の子供たちおよそ20人が参加しました。このスクールは東広島にある片山右京さんの自転車チームの下部組織が毎年行っています。
 「頑張ることは恥ずかしくないとか、頑張って一生懸命やったらオリンピック選手とか、例えば色々みんななりたい職業になれるっていうのをちっさいころからそれを体の中に染み込ませて行くためにエンジョイしたいと思います」(片山右京さん)
 まずは、ヘルメットを着用した園児らが小さな自転車で直線コースでのレースに挑みました。
 続いて小学生は学年ごとに分かれ自転車とランのデュアスロンに挑みます。
 ヘルメットを着けるスピードも重要な要素です。2回挑戦してその合計タイムで競います。1回目の自転車でギアチェンジをせずに走ったうつみわかなちゃん、漕いでも漕いでも中々進みませんでした。
 「今、すごい足の回転は速かったけど、ギアがスピード出てなかったから、ランも早かったし男の子と変わらなかったからまだ全然いけるよ、頑張れよ。ちょっと息整えて、いけるいける」
 コース取りやギアチェンジなどを考えて1回目よりタイムを更新しようとチャレンジする気持ちが大事だといいます。
 「何より子供たちが頑張るので、こっちが元気もらいますね。楽しい」(片山右京さん)
 2回目に挑むうつみわかなちゃん。
 「頑張って一生懸命走って一秒でも前の自分よりも早くなるから。頑張って気合入れていこう」
 
 今度はギアもちゃんと切り替えられました。
 「ギアを1から6に変えられたのがすごい速くなったと思います」(うつみわかなちゃん)
 ただ1人3回目にチャレンジしたやまとくんも1回目を超えるタイムで全員が更新しました。
 「大変でした」(やまとくん)
 「これからいろんなことにもチャレンジしてもらいたいと思いますし、僕自身も頑張らんといけんかなと逆に力もらった気がします」(やまとくんの父)
 会場にはレーサーの星野さんが乗ったレーシングカーも展示されていました。
 優勝した男の子には片山さん運転の車に乗り、プロのドライビングを体験するプレゼントが贈られました。
2021.11.3 18:08
 3日の新型コロナ最新の感染確認の情報です。
 広島市と福山市で2人ずつなど、県内で合わせて6人の感染確認が発表されています。
 県内の患者数は、最も多かった8月末の段階では3000人を超えていましたが、2日時点では55人です。重症はなし、中等症は2人です。
 医療機関の確保病床、宿泊療養者用ホテルの部屋ともに、使用率は2.4%で、かなりの余裕がある状態です。
2021.11.3 17:47
 広島県府中市では、世相が反映されたかかしが集まった、「かかしまつり」が開かれています。
 府中市上下町では今年ニュースになった出来事などが反映されたかかし55作品が並ぶ「上下かかしまつり」が開かれています
 今年は何といってもオリンピック関連の作品が目立ちました。
 こちらは体操の橋本大輝選手が首に金メダルをかけている作品です。メダルやジャージなど細部までこだわって作られています。
 こちらは卓球混合ダブルスで金メダルを取った水谷・伊藤ペアの白熱した試合中の作品です。2人の特徴をとらえていて感動の瞬間が蘇ってきます。
 そしてやはり今年も新型コロナウイルスをテーマとしたものが多く見られました。こちらは遠山の金さんが片肌脱いでワクチン接種を受けているという絶妙な切り口の作品です。
 ある作品はユーモラスに…、またある作品は皮肉たっぷりに世相を切ってことし1年を振り返っています。
 「今年はコロナウイルスとか大変なことがあったけどオリンピックとか記憶に残ることがあったなぁと思いました。」(訪れた人)
 「作った人がね子どもさんから年配の方らしき(人まで)みんなで挑戦したところがいいねぇ年代も超えて」(訪れた人)
 上下かかしまつりは11月7日まで開かれます。まつりが終わった後も、かかしは今月下旬まで展示されるということです。
2021.11.3 17:43
 こちらは広島県大竹市での市民主催の文化祭です。子どもたちはコロナ禍で発表の場を奪われていましたが、3日、練習の成果を披露することができました。
 開催されたのは「おおたけスマイル文化祭」です。
 コロナ禍で文化祭などの中止が相次いだことから、大竹青年会議所が子どもたちに発表の機会を用意したいと企画。市内の中学、高校から吹奏楽部やダンス部などが参加し、練習の成果を披露しました。
 「私たちの思い出にも残るいい機会になりました」(中学生)
 「演奏を楽しむことはもちろん感謝も忘れずにやりました」(高校生)
2021.11.3 17:09
 2日夜、世羅町東神崎で打ち上げられた、花火。地元の有志3人が、「サプライズ花火」として企画しました。
 打ち上げ前、花火師と最終確認をしているのが、発起人の実川瀧雄さんです。世羅町では、夏の花火大会や祭りが2年連続で中止。コロナ禍を吹き飛ばして街に活気を取り戻そうと、秋祭りの時季に合わせて準備をしてきました。
 サプライズ花火は、100発ほど打ち上げられ、およそ10分間、居合わせた人たちを魅了し続けました。
 「最後はバチンバチン、おもしろかった。楽しかった」
 「キレイだったー。(しばらく)見てないから久しぶりだった」
 「花火を見てホッとして、またコロナが収束したらもっともっと大きな花火大会で見たいと思います」
 「爽快ですね。世の中が明るくなったような。やった甲斐があるなと思います。また賑わいが戻ってくれば良いなと思っています」(花火を企画した実川瀧雄さん)
 願いが込められた花火は、見ている人たちの笑顔を照らすかのように、秋の夜空で大輪の輝きを放ちました。
2021.11.3 17:09
 新型コロナの影響で去年は中止された大学祭…。
 ことしは、感染対策をとりながら、2年ぶりに開催されました。
 2年ぶりに大学祭を行ったのは広島修道大学です。
 今回の大学祭では新型コロナの感染拡大を防ぐため、入場は在学生と教職員だけに限定されました。参加者たちは入り口で学生証を提示してから会場に入ります。大学祭では定番の食べ物の模擬店は中止。代わりに射的や金魚すくいなどの屋台に変更されました。2年生にとっては初めての大学祭となります。
 「去年の分まで楽しもうと思います」
 「食べ物はないんですけど、いろんなものがあって楽しいな」
 「コロナが続いていたんでリフレッシュしたいなと思って来てみました」
 広島修道大学では、受講者が100人を超える講義については、今も原則リモートで行っています。
 学外活動についても、まだ一部に制限が残っています
 「去年できなかったぶん、今年できたことはすごくうれしい。授業とかもオンラインが多い中で、人と人とのつながり。目の前に人がいるってことを楽しんでいただけたらなと」(大石隆造実行委員長)
 「食べ歩き」をすることはできなかったものの、学生たちは大学祭を楽しんでいました。
2021.11.3 17:05
 文化の日の3日、広島市では、ことしが初めての開催となる「平和文化イベント」が行われました。この中で、佐伯区の園児たちが発表した音楽劇には、「コロナ禍でもできることを」と挑戦した幼稚園の思いが込められています。
 音楽劇を披露する佐伯区湯来町の杉並台幼稚園の子どもたちです。広島市はことしから11月を「平和文化月間」としていて、「平和」をテーマにしたステージ発表や展示などからなる「平和文化イベント」を初めて開きました。
 その中で杉並台幼稚園が発表したのは、音楽劇「ぞうれっしゃがやってきた」。実話を元にした絵本から生まれた音楽劇です。
 「ぼくたちの胸からあふれ出た熱い思いが一つに集まって走らせたぞうれっしゃ。」(劇より)
 ステージには、去年、幼稚園を卒園した5人の小学1年生も出演しています。そのうちの1人、北野敬大(けいた)くんが、杉並台幼稚園がこの音楽劇に取り組むきっかけとなりました。
 おととし、新型コロナの感染拡大が始まったころ、お父さんの仕事の都合で当時、住んでいた中国から広島にやってきた敬大くん。中国の幼稚園で歌っていた「ぞうれっしゃ」の歌を、幼稚園の友だちに紹介したのです。
 「先生、行ってきます。がんばってくるよ。」(北野敬大くん)
 敬大くんは、幼稚園の卒園と同時に東京に引っ越してしまいましたが、卒園したほかの1年生たちは、発表会に向けて練習に参加していました。
 物語は、ゾウがいるサーカスの様子から始まります。子どもたちは、得意なフラフープや側転で楽しそうな様子を表現します。これまで交流を続けていた地域のオカリナグループの力も借りて、ピアノやシンバルなど様々な楽器も取り入れました。
 「フラフープ、超練習した。」
 ― ぞうれっしゃの好きなところは?
 「側転。」
 「楽しいときもあれば、怖いうたもある。」(子どもたち)
 物語の中盤…、戦時中、人を襲うことを恐れられて動物が次々と殺されます。サーカスのゾウを失ってはならないと、名古屋の動物園がゾウを引き取り、守ります。
 「もし、ここに爆弾が落ちたらたいへんです。」
 「動物たちは逃げ出して、人間を襲うでしょう。そうなったらたいへんです。」
 「動物を殺せ。」(軍人役たち)
 「動物の命を守ることが、わたしの役目。動物の心と人間の命を守ることが、わたしの喜びなんです。」(動物園の園長役)
 「それも現実に起こった悲しい話じゃないですか。大人が子どもに対して嫌な思い…、戦争のあった、何もない時代だけども、みんな(動物や子ども)のことを考えてくれている人もいるんだよと。」(杉並台幼稚園 古本和園長)
 子どもたちには少し難しくても、時間をかけて、かみ砕いて伝えました。
 感染対策も欠かせませんでした。小学校の協力を得て、練習のために体育館を借りたり、地域の住民を集めて園庭で披露したり、地域ぐるみで音楽劇を作ってきました。
 園長の古本さんは、この音楽劇が、杉並台幼稚園や地域にとって特別な音楽劇だと感じています。
 「新型コロナがなかったら、この話もだし、1人の少年とも会うことができなくて。『何が嫌だ。これができない。あれができない』という世の中で何ができるかを伝えていきたいと思ったんです。」(古本和園長)
 「ぼくたちも1人ひとりの小さな力、優しい気持ち合わせ、平和を願い、すてきな未来に向かって、ぞうれっしゃは走り続けます。」(北野敬大くん 劇より)
 会場には、音楽劇の元となった絵本の作者・小出隆司さんも名古屋から駆けつけました。子どもたちが一生懸命、披露した劇をこう評価しました。
 「幸せな気持ちで涙がぽろぽろと、ちょっと困りました。こういう子どもたちが幸せで過ごせる日本・世界をつくっていかないといけないですね。」(「ぞうれっしゃがやってきた」作者 小出隆司さん)
 「敬大くんも来てくれたので、うれしかった。」
 「久しぶりに5人会えてよかったです。」(子どもたち)
 ― ぞうれっしゃ、覚えていましたか?
 「練習した。」(北野敬大くん)
 「戦争でたいへんなときだったのに、子どもたちの夢をかなえようと、ぞうれっしゃを走らせたこと。わたしたちも今できることを、たいへんなことがいっぱいあるけど、子どもたちの未来に向かって、一緒になにかできる大人でありたいなと。」(杉並台幼稚園 古本和園長)
2021.11.3 17:05
 11月3日は、「文化の日」。でも、こんな日でもあるんです。「レコードの日」なのです。「レコードは文化財」ということで、文化の日が記念日となっています。そのレコードの人気が上がっています。
 「再発見というふうに注目されている。」(タワーレコード広島店 田中達也店長)
 「日本人のみならず、海外からも需要があります。」(大潮レコード 白井良明店主)
 「SDGsウィーク」の「イマシリ!」のテーマは、『お宝廃棄はもったいない! 記念日に再発見!』。
  ◇  ◇  ◇
 日本レコード協会がまとめたアナログレコードの売り上げの推移です。最近は右肩上がりで、4年連続で発売枚数100万枚超え。生産金額は3年連続で20億円を超えています。アメリカでは、去年、アナログレコードの売り上げがCDを上回ったというニュースもありました。
 レコード人気の再燃は、SDGsの「8番・リユースによる小売業生産性向上」や「12番・環境負荷の軽減と音楽文化の保護」などにつながります。
  ◇  ◇  ◇
 「重りが効果がある。」(保原哲也さん)
 お気に入りのレコードを聴かせてくれるのは、広島市安佐北区の保原哲也さん(72)。
 「ある程度、ライブへ行ったときぐらいの音量で聴いた方が、スカッとするじゃないですか。」(保原哲也さん)
 自宅の特等席に座って大音量で音楽を聴くと、地域でのさまざまな活動によって、たまった疲れも吹っ飛ぶといいます。年金暮らしで昔のようにレコードは買えなくなったと言いながらも…。
 「酒も飲まんといけん。もう新しいのは、なかなか買えないです。月に平均すれば4枚から5枚ぐらい。」(保原哲也さん)
 スピーカーや真空管アンプは、手作りという自慢のオーディオセットで大好きなジャズや演歌を楽しむそうです。
 「ゆっくりしたいときには、ゆったりした曲を聴いて…。CDは、やっぱり何か疲れるような音かなと思うんですよ。」
 ― お酒も進みそう。
 「聴きながら飲むというのは、あまりしないんだけども、まあウイスキーかな。」(保原哲也さん)
 保原さんがレコードを買うのは、捨てられることなく、次の買い手を待つ中古レコード店です。
 店の壁に飾られたローリングストーンズやレッド・ツェッペリンなど、往年の名盤レコードの帯が、出迎えてくれます。
 こちらは、イギリスのハードロックバンド「ディープ・パープル」の日本公演を収録したライブアルバムです。どんなファンが持っていたのでしょうか? 今では3万8500円の値段がついていました。
 広島ゆかりのシンガーソングライター・村下孝蔵さんがメジャーデビューする前の1979年にリリースした自主制作盤です。捨てられなかったことを喜んでいるファンもいるのでは? ただ価格は15万円。すぐに手が出せる価格ではなさそうです。
 店内には、もちろん500円以下の掘り出し物もあって、幅広いジャンルの1万枚を超えるレコードが並んでいます。最近の客は、年配の人ばかりではないようです。
 「ずいぶん変わりましたね。若い方が増えましたね。」(大潮レコード 白井良明店主)
 レコード世代ではない人たちは、どんなレコードを求めているのでしょうか?
 「それはもう一択。シティポップですね。日本人のみならず、海外からもですね、需要がありますので。」(白井良明店主)
 『シティ・ポップ』とは、70年代半ばから80年代にはやった都会的で洗練された楽曲で、2~3年前から国内外でブームとなっています。音楽雑誌でもしばしば特集が組まれるようになりました。
 レコードの楽しさ・すばらしさを伝えようと、白井さんは月に一度、RCCラジオの番組に出演しています。先日の放送では、こんな「レコードあるある」が…。
 「回転が違うんじゃないのかという白井さんからのコメントがありまして。レコードを収録したんですが、もうちょっとゆっくりであると。45回転で収録してしまったみたいで…」(RCCラジオ 道盛浩さん)
 本当は33回転でかけるべきところをそれより早い45回転でかけてしまい、曲のテンポが全く変わってしまったというわけです。こういう失敗もレコードの楽しさです。
 「レコードのにおいだったりとか、海外製のものは全然、日本ではないようなにおいもしますし、肌触りだったりとか、紙質の違いとかもあるので、そういう部分も新たな発見があったりします。」(大潮レコード 白井良明店主)
 中古レコードの人気は、レコード文化そのものを残していこうという流れを生んでいます。
 「アナログレコードは年々、需要がちょっと高まっているなという印象は非常に持っています。」(タワーレコード広島店 田中達也店長)
 廃盤となっていた、かつての名盤が「復刻盤」という形で再びレコードになるケースが増えているということです。
 「今度のレコードの日でもメインで出される竹内まりやさんだったり、山下達郎さんとか…。」(田中達也店長)
 1985年にリリースされた竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」。人気を博した12インチシングルが36年ぶりに3日、復刻盤として店頭に並びました。この時代になって再評価されている音楽が、若い世代に購買層を広げていくことによって復刻盤のリリースはさらに増えていきそうです。
 「最近、90年代のアーティストが非常に注目されて。フィッシュマンズやオリジナル・ラブとか、あと先月、出たスピッツとか、90年代のアーティストのアナログレコードをご購入される方が多いですね。カウンターカルチャーというか。やはり、ひと手間、ふた手間かけないとアナログレコードは、なかなか聴けないんですけど、音に集中できる空間ができるところが、アナログレコードの魅力だと思います。」(田中達也店長)
 80年代以降、CDに押されっぱなしだったレコードは、持続可能な音楽文化として存在感を示しつつあります。
  ◇  ◇  ◇
 ジャケットは、インテリア性もあってすてき。所有する満足感もあるのでは。世の中はサブスクの時代。音楽も手軽に手に入ります。そんな時代に、聴くのにひと手間かかるレコードが復活するって、なにか不思議な感じがします。レコード文化の継続を願います。
2021.11.3 16:30
こちらも広島市の「平和文化イベント」です。被爆樹木で作ったパンフルートのコンサートが原爆ドーム対岸で開かれました。
 演奏したのは小中高生、16人による千田パンフルート合唱隊です。
 パンフルートは爆心地から1.7キロの千田小学校で被爆した樹木から作られました。
 平和文化月間のイベントの一つとして被爆ピアノの伴奏と共に平和の音色を奏でました。
 「音色がきれいで、すごく楽しかった。」(男子小学生)
 「(パンフルートは)ず〜と残って行くものだからずっと引き継いで行ってもらいたいと思います」(聞きに来た女性)
 千田パンフルート合唱隊は来年以降EUの音楽祭でヒロシマの心を伝える予定です。
2021.11.3 16:14
 新型コロナの影響で中止された広島県庄原市東城町・伝統の祭りを受け継ごうと、歴史を紹介する番組がWeb配信されました。
 400年以上の歴史があるとされる庄原市東城町の伝統行事「お通り」は、毎年11月初旬に行われています。大名や武者行列などが町を巡り、毎年、多くの人が訪れますが、ことしは新型コロナの影響で去年に続いて中止されました。
 動画は、中止になっても祭りの歴史や魅力を伝えようと制作されたもので、3日正午からYouTubeでの配信が始まりました。祭りの花形となった「母衣行列」にスポットを当てて、関ケ原の戦いの勝利を祝ったことが始まりとされる「お通り」の歴史を紐解いていく内容です。
 「お通り」保存振興会は、「東城のことをまだ知らないという人にも見てもらって、祭りを楽しんでほしい」としています。
2021.11.3 11:56
 2日夜、広島県世羅町でサプライズ花火が打ち上げられました。
 2日午後7時から、世羅町東神崎で打ち上げられた花火。
 コロナ禍を吹き飛ばそうと、秋祭りのシーズンに合わせて、地元の有志3人が、サプライズ花火として企画しました。
 世羅町では、夏の花火大会や祭が2年連続で中止に。
 突然の花火に、居合わせた人たちは魅了されていました。
 「凄かったですね。キレイでした。青春を感じます」
 「コロナが収束したらもっともっと大きな花火大会で見たいと思います」
 「世の中が明るくなったような。また賑わいが戻ってくれば良いなと思っています」(花火を企画実川瀧雄さん)
 花火はおよそ10分間100発ほど打ち上げられ、秋の夜空を彩りました。
2021.11.3 11:56
 広島県は、売り上げが落ち込んだ飲食業界を支援するためのキャンペーン=「GoToイート」プレミアム食事券の予約を再開しています。
 新型コロナの感染拡大で1年近く利用が停止していた「GoToイート」プレミアム食事券は、2日から予約が再開されました。
 食事券は県内の加盟登録店で県が定めている感染防止対策を行っている「積極ガード店」で利用できます。
 食事券の購入方法はインターネットの特設サイトから申し込み引き換えの番号を取得します。
 そして、コンビニの「ファミリーマート」で料金を支払った後、発券されるということです。
 1冊1万円の食事券が8000円で売り出され、30万セットが用意されてます。
 1人あたり2セットまで購入が可能で、販売期間は11月24日まで。
 12月15日まで利用できます。
 また、利用が停止される前に発券された食事券も利用することができるということです。
2021.11.3 11:56
 今年も残すところ2か月。
 広島市のデパートではきょうお歳暮ギフトセンターが開設されました。
 福屋八丁堀本店に3日開設されたお歳暮ギフトセンターでは、ビールやハムといった定番商品などおよそ2000点が並びます。
 コロナ禍でも親しい人に「広島の味を届けたい」という声に応え「ひろしまブランド」のオリジナルギフトは、16点が用意されました。
 「今年のお歳暮、おすすめは広島の味、牡蠣です」(家森亮記者)
 カキの入ったお好み焼きやグルメセットが人気で、家族で楽しめるアイスクリームやジュースカタログギフトも好評だということです。
 「娘に送ったりするのに飲み物や米や海苔など食べるものを」(客)
 「いつも同じものを贈っているので変わらずにこれからもお付き合いと」(客)
 「遠方の家族や友人に会えない帰ってこれないということで少しでも広島の味を届けたいという方が多い印象です」(福屋八丁堀本店営業部 中村真緒さん)
 お歳暮ギフトセンターは12月25日まで開設されます。
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