ホワイトガソリンの魅力や注意点、保管、処分方法まで一気に紹介!
ノウハウ
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バーナーやランタンなどの火器類で使われる燃料は、「ホワイトガソリン」、「OD缶(アウトドア缶)」、「CB缶(カセットボンベ缶)」の3種類が主流です。ホワイトガソリンはOD缶やCB缶とは違い、不純物を取り除いた燃料です。バーナーやランタンのジェネレーターが詰まりづらくなる特徴があります。このガソリンを使うバーナーやランタンはどのような魅力があるのか、今回は他の燃料との違いを詳しく紹介します。また、取り扱う際の注意点や保管、処分方法を理解し、安全にキャンプを楽しみましょう。
目 次
ホワイトガソリンとは

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ホワイトガソリンは、石油製品のひとつです。ガソリンと同じ原油から精製されていますが、レギュラーガソリンとは全く違います。基本的にガソリンは無色透明なので、間違えずに種類を区別するため名前に色が付加されています。ホワイトガソリンは何も色素をいれていないまっさらな状態なので、「ホワイトガソリン」と呼ばれるようになりました。日本では通称「白ガス」とも呼ばれています。
ホワイトガソリンの魅力
ホワイトガソリンは、OD缶やCB缶とは違う魅力がたくさんあります。どのようなところが他の燃料と違うのか3つ紹介します。
引火点が低いため使いやすい

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ホワイトガソリンは灯油に比べて、引火点が100度近く低いです。引火点が低いとその分、点火する時間が早くなります。例えば、灯油ランタンが5分とすると、ホワイトガソリンのランタンは3分で燃料を入れてから点火します。少ししか差は変わりませんが、使う火器数が多い場合はホワイトガソリンの方が楽です。
引火点が低いから安全ということではないため、注意してください。どんな燃料も使い方や保管方法など知識を身につけて、正しく使うことが大切です。
引火点が低いから安全ということではないため、注意してください。どんな燃料も使い方や保管方法など知識を身につけて、正しく使うことが大切です。
メンテナンスが簡単
灯油は煤が発生しやすいです。煤が原因で部品を詰まらせてしまうため、メンテナンスが欠かせません。比べてホワイトガソリンは、部品が溜まることはありますがかなり使い込んだ場合に発生するものなので、頻繁なメンテナンスは必要ありません。メンテナンスの回数が少なく、部品代が抑えられることを考えるとホワイトガソリンの方が経済的です。
冷暗所に保管すれば長持ちする
ホワイトガソリンは不純物を取り除いた燃料です。冷暗所に保管すれば成分は変化しないため、長持ちします。気をつけなければいけないのは、ホワイトガソリンを入れている容器です。一度栓を開けたものは当然空気が入ります。 空気には水分が含まれているので、夏から冬にかけての気温差で容器内が結露し、さびてガソリンが漏れてしまう可能性があります。 冷暗所に保管するガソリンは、未開栓のものがおすすめです。
ホワイトガソリンの注意点
ホワイトガソリンの注意点を把握して、安全にキャンプを楽しみましょう。これから気をつけるべき4つを紹介します。
車内温度が低いと自然発火する

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ホワイトガソリンは、発火点が300度です。車内温度が高温でも自然発火することはありませんが、引火点は-40度と非常に低くため極寒の場所だと簡単に自然発火してしまいます。真冬にキャンプをした際、ホワイトガソリンを片付け忘れて車内に放置したことで火事が起こる危険性があります。燃料は一番優先して片付けましょう。
商品にあったホワイトガソリンを使う
ホワイトガソリンは扱うメーカーによって純度が違います。メーカーごとに原油精製工程の違いが出てくるので、純度がランクで表されるのです。ホワイトガソリン専用の火器を使用する際は、そのメーカーにあったホワイトガソリンを使いましょう。商品に合わないガソリンを入れると、故障の原因になります。
燃料を入れすぎると不完全燃焼の原因になる

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燃料を入れすぎると空気圧をかけるスペースがなくなるため、不完全燃焼の原因になります。目安はタンク8分目くらいです。燃料が燃料注入口からあふれない程度に入れてください。 ホワイトガソリン専用の火器は、8分目の状態が満タンと覚えておきましょう。
燃料を入れたらきちんと閉める
火器に燃料を入れたら、必ずふたをしっかり閉めましょう。火器を倒してしまった場合、燃料が漏れて火事の原因になります。移動する場合は、空気圧を抜き、燃料バルブとポンプノブ、燃料キャップがそれぞれ閉めてある状態であれば大丈夫です。
ホワイトガソリンの購入場所
ホワイトガソリンの購入方法は、3つあります。自分の使用用途にあった量を考えて、購入場所を決めましょう。
アウトドア用品店

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ホワイトガソリンは、アウトドア用品店に置かれていることが多いです。主に1Lと4Lの缶単位で販売しています。このガソリンは添加物を加えず純度が高い石油のため、1Lの値段がおよそ1,000円前後と非常に高いです。
ガソリンスタンド

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ガソリンスタンドでもホワイトガソリンを購入できます。電話で問い合わせると、取り寄せが可能です。取り扱っているのは18Lの一斗缶のみのため、燃料を多く消費する方におすすめです。
通販サイト
ホワイトガソリンはAmazonや楽天といった通販サイトでも気軽に購入できます。一気にいくつか購入される方や一斗缶を購入する方は店で購入すると持ち帰ることが大変だと思うので、通販がおすすめです。
ホワイトガソリンの保管方法
一般的にホワイトガソリンを正しい方法で保管すれば、2~3年ほどは保存できると言われています。これから紹介する4つの保管方法を守り、安全に保存しましょう。
空けたあとは使う分だけ容器に小分けする
缶を開けた後は使う分だけ容器に小分けし、満タン状態で保管してください。理由は、結露の発生を防ぐためです。容器に結露が発生すると、さびてしまいガソリンが漏れる可能性があります。
フィルターでろ過し、不純物をいれない
ホワイトガソリンに不純物が入ったまま火器を使用すると、故障や上手く着火しない原因になります。ガソリンを移す際は、異物混入を防ぐためフィルターでろ過して保管しましょう。
日が当たらない涼しい場所に置く

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ホワイトガソリンの保管場所は日が当たらない涼しい場所にしましょう。紫外線が当たる場所や高温状態になる場所に置くと、爆発の危険性があります。保管場所には注意して、取り扱いましょう。
地面に置かない
容器に入ったホワイトガソリンは、地面に直接置かないようにしましょう。地面に置いたままだと、容器が腐敗してホワイトガソリンが漏れる原因になります。
ホワイトガソリンの処分方法
使いきれずに余ってしまったガソリンや購入してから3年以上経過し質が劣化したガソリンは、必ず処分しましょう。処分方法を2つ紹介します。
常温で蒸発させる
ホワイトガソリンは常温で置いておくと、蒸発します。保管している容器のふたを開けておけば、自然と蒸発するので処分がとても楽です。この方法を使って処分する場合は、必ず周囲に物がなく、風通しの良い場所で行うようにしてください。
車検を扱うお店で引き取ってもらう
短時間で処分できるのが、車検を扱うお店で引き取ってもらう方法です。ホワイトガソリンはアウトドアで使用する以外に、車の部品洗浄用として使用する場合もあります。車検を扱うお店で処分をお願いすれば無料で引き取ってくれる場合があるので、帰り際に処分できるためとてもおすすめです。
ホワイトガソリンおすすめ3選
ホワイトガソリンを使ったランタン・バーナーおすすめ5選
ホワイトガソリンの知識を身につけて、安全にキャンプをしよう!
ホワイトガソリンをバーナーやランタンの燃料として使用することが多くなってきました。他の燃料とは違った魅力を生かしたバーナーやランタンを使い、キャンプの過ごしてみてはいかがでしょうか?ホワイトランタンを使用する際は、取り扱う際の注意点や保管、処分方法を理解し、安全にキャンプを楽しみましょう。
今回紹介したアイテム
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商品名 | コールマン ホワイトガソリン 1L | コールマン ホワイトランタン 4L | JXTGエネルギー ホワイトガソリン 18L | コールマン ツーバーナー | Coleman 光度調整機能付きランタン ハードケース付き | コールマン ワンマントルランタン | MSR シングルバーナー | OPTIMUS(オプティマス) ガソリンストーブ |
商品リンク |
最終更新日: