優しくも厳しい僕の母である。
母とは同じ大学の先輩・後輩の関係にもある。
(ちなみに僕は172cm、妹は161cmである)
とにかく しつけが厳しい印象が残っている。
「ご飯粒は残さずに食べなさい」
「返事は はい でしょ」
「あなた!うそついているでしょ」
といった言葉は何度聞いたか
特に うそをつくと厳しく叱られた。
妹はよくビンタされて泣いていたよ。
母は礼儀作法を心得ているので、接客や接待をまかせたら鉄板である。
一方で性に関して奔放であることが母のギャップだ。
父がいなくなってしばらくしたら、真っ赤な口紅をよく使うようになったし、
母の部屋のにおいが変わったし。
栗の花というか生イカというか……妙なにおいがするのだ。
漁師風の男性に抱かれているのを見たことも。
聞いた話によれば、漁師さんは何日も漁にでたりするので、女に飢えるものらしい。
漁から戻ってきたら、無我夢中で母を求めたのだろうか
そういえば、部屋だけでなく「母自身のにおいが変わったな~」と感じることもあった。
子どものころは「はて?」と思っていたけど、大人になった今ならば断言できる!
「間違いなく男を呼び、遊んでいたんだな~」と。
こちらに引っ越してからも、すぐに北海道出身の彼氏ができたもんね