岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」を巡る投資詐欺事件で、花本将光容疑者（３２）ら４人が、出資者を勧誘した「紹介料」などとして計１億５千万円以上の報酬を受け取っていたとみられることが２１日、関係者への取材で分かった。愛知県警は出資金の流れを調べている。

　同社は高額な果物などを海外に転売する事業に出資すれば、配当を上乗せして返金するとうたい、３１都道府県の計９３０人から計約１３３億円を集めた疑いがある。

　関係者によると、４人は社内で「営業代行」と呼ばれる勧誘者の中心人物。４人は、１人当たり計２３００万～５６００万円程度を受領したという。